概要
CV:潘めぐみ
身長159cmと小柄、ぼっち系ゲーマー、音吹高校2年生。成績は中の中。ゲームが好きで学校や休日の家では常にゲームをしている。そのためか主要登場人物以外の友達がいないようである。
ゲームのジャンルは好みは特になく、面白そうだと思ったものを素直に買うタイプ。ただしキャラクターのグラフィックや「萌え」にはこだわりがあるようである。
人物像
基本的には人見知り且つコミュ障であり、話す時には自信がないようなおどおどしたしゃべり方だが、ゲームの話になると途端に目を輝かせて語り出す。また言い訳をするときは妙な敬語になりながらまくし立てたり、天道花憐などの憧れの人物や親しい人物がバカにされたときは我を忘れ怒鳴るなど、感情が高ぶると普通以上にしゃべることも多い。
自分を卑下するような発言が多く、自身のことを「ゲーム好きをこじらせたぼっちゲーマ」などと呼んでおり、そのせいか「ゲームのことだけは譲れない」という、ある意味信念のようなものを持っている。ただしそれが星ノ守千秋との会話においては変な意地の張り合いの原因になってしまっている。他人の良いところを認め、主要登場人物の中で一人(特に亜玖璃)が勘違いを始めたらそれをフォローしようとする他人思いで優しい性格だが、その一人を追いかけるための言い訳がさらに勘違いを加速させたり(僕これから彼女と用事があるのでこれで失礼します!など)、誤解を解こうとして更に誤解を招くなど、他の主要登場人物達と同様にこじらせゲーマーである。
ゲームのスタンスは「基本的に楽しくプレイすることが第一だが、勝ち負けがどうでもいいという訳ではなく、かといって極端に一つのゲームを極める訳でもなく、勝てば嬉しく負ければ悔しいと捉えながら、色々なゲームを自分のペースで楽しむ」もの。そのため本気度の高すぎるゲーム部の勧誘を断ってしまう。
しかし天道をはじめとする真剣に勝ち負けにこだわるゲーム部の人々のことは素直に尊敬している。
何事もゲームを基準に考える面があり、人間関係をギャルゲーの要領で捉えたり、天道との接し方をギャルゲーでシミュレーションしたりしてこじれの原因を作ったりしている。しかしこれにより図らずも天道に告白することになり、付き合うことになってからはさらにこじれと勘違いと空回りが加速していく。
ゲームに対する純粋且つ真摯な姿勢や、ふとした時にこぼすセリフは、本人に自覚はないが周囲に影響を与えている。
人間関係
自分をゲーム部に誘ってくれた、ゲームという一つのことに真剣に取り組む人として尊敬している。ただしゲーム部を断った負い目と前述の低すぎる自己評価により、天道は本気で雨野に惚れていることものの彼自身は気付いていない。ただしあることがきっかけで付き合うことになり、それからは相変わらずの自己評価ながらも、天道と釣り合う人間になりたいと考えている。天道は雨野大好きなのだが、星ノ守との関係がどうしても気になって空回りしてしまうこじらせゲーマー。
友達作りの手始めに声をかけた当初はゲームの話で盛り上がったものの、些細なゲームスタンスの違いからことあるごとに口喧嘩をするようになる。ただし雨野が人間関係のこじれに巻き込まれていると感じると、同じぼっちゲーマーとしての同族意識からか雨野をフォローすることもある(無論こじれる)。雨野の方もなんだかんだで星ノ守を気遣っていたりする。
実は雨野の好きなフリーゲーム制作者であり、よく協力するソシャゲのプレイヤーでもある。ただし気付いたのは星ノ守だけであり、更に彼女もそれがばれそうになると正体は妹ということにするなど、どんどんややこしい関係になってしまっている。言わずもがなこじらせゲーマー。
当初は中学の頃の地味な自分に似ているという理由で雨野に突っかかっていたが、天道やゲーム部をバカにされて本気で怒鳴る雨野と、それを見て雨野に惚れた天道を目の当たりにし、以降は雨野の友達になった。
雨野、天道、星ノ守のそれぞれの関係を主要登場人物の中で一番正確に把握しており、そのため彼らの勘違いを解決しようと奔走するが、毎回のように空回りし、更にそこに力を入れすぎて彼女である亜玖璃からの誤解を招くなど、やはり彼もこじらせゲーマーである。
上原の浮気を疑う彼女をフォローしようと雨野が声をかけたのが始まり。それ以来亜玖璃は上原のこと、雨野は天道のことをお互いに相談し合うようになる。しかしそのために密会を重ねることになるため、上原、天道からそれぞれ関係性を疑われてしまう。亜玖璃は雨野を弟のように思っている。
またゲームのことをほとんど知らず、何事もゲームを基準に考える雨野をたしなめるなど、こじらせてはいるがゲーマーではない。
あまり絡みがないが、ゲーム販売店にて天野のふとした発言により自身のコンプレックスがある程度救済されている。また星ノ守の妹であり、姉の雨野に対する姿勢や想いを後押ししたり、姉の発言に付き合い雨野がファンであるゲーム制作者とプレイヤーのふりをしたりと、間接的に関わって来ている。