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十干の編集履歴

2011-06-03 23:38:22 バージョン

十干

十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸。十二支と組み合わさって干支を成す。



概要

天干(てんかん)とも言う。読みは以下の通り。


十干
コウオツヘイテイコウシンジン
きのえきのとひのえひのとつちのえつちのとかのえかのとみずのえみずのと
訓の意木の兄木の弟火の兄火の弟土の兄土の弟金の兄金の弟水の兄水の弟

御馴染みの「コウ・オツ・ヘイ」という読み方だと、甲と庚、己と癸が被ってしまう。

英語ではCelestial StemsまたはHeavenly Stemsと言うらしい。これは「天干」という呼び方に基づいたものとなっており、中国でも天干の方がポピュラーな様子。


日常では、順位や種別や名称の代わりとしての使われ方が馴染み深い。

恵方はその年の十干によってのみ決まっている。


訓の「え(兄)」は陽、「と(弟)」は陰を意味するらしい(陰陽説)。古くは兄や弟は性別を問わないものだったそうで、この場合もその様子。「兄弟」でちょうど「えと」となり、干支の訓はここに由来するとの事。十干と十二支自体がまた陰陽・兄弟の関係と言う事で、干支が「えと」と呼ばれるようになった……のではないかと思う。

一方の木・火・土・金・水は五行説に基づくもので、ちょうど下表のように、陰陽×五行という形になる。



ただし、陰陽×五行という事で考え出されたわけではなく、元は陰陽五行とは別に存在していた様子。昔、十個の太陽が交代で巡るという宇宙観があって、そこから来たという説も。

陽の木や陰の火について、具体的にはだいたい以下のように解釈されている様子。


陽木大木
陰木草花
陽火太陽、燃え盛る炎
陰火焚き火、灯火
陽土乾いた土、硬い土、大きな山、岩
陰土湿った土、柔らかな土壌
陽金剛金、刃物
陰金貴金属、宝石
陽水海、大河、泉
陰水雨滴、露、池

参考:四柱五行推命術独学習講義教室本当の自分ウラ・オモテタオの風水学教室


「干」の字は幹・肝に関連すると言う(対する「支」は枝・肢)。

「甲」~「癸」の字は、(十二支の「子」~「亥」共々)一年を通した植物の状態等に関係してるという話も。


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