キャラクター
突如バロン王国に現れた謎の魔道士。
黒い甲冑に身を包み、恐ろしいほどの強さを誇る。
セシルに代わって赤い翼を率いる立場になり、更にセシルが離反した後のバロン全権を握ることに。以後は赤い翼を用い各国のクリスタルを集め始めた。
劇中ではゴルベーザ四天王などの部下を差し向けてセシルたちの行方を阻み、時には直接相見えた。
正体(ネタバレ)
プロフィール
名前:ゴルベーザ(Golbez)
本名:セオドール(Theodor)
職業:つきのたみ(月の民)
出身:不明
年齢:30歳(初登場時)
ききうで:ひだりて
声優(DS版FF4、DFF)は鹿賀丈史。
その他のプロフィール、TA時点でのプロフィールは不明。
その正体は月から魔導船で青き星へと降り立ったクルーヤと青き星の女性セシリアの長男であり、セシルの兄である。本名はセオドール。
幼くして両親を失い、失意に暮れていた感情につけ込まれ月の民ゼムスの思念により操られてしまう。その後、セシルをバロン近隣に捨てた後、ゴルベーザと名乗り人目を避けて生きてきた。
実力
幼少の頃はケアルも満足に使えなかったようだが、黒魔法の才能に長けていたようで、セシルたちの敵として立ちはだかるときには三属性のガ系魔法とバイオを使い、ゼムスと対峙する際にはメテオを使いこなしている。
戦闘では黒竜の召喚や「呪縛の冷気(敵全体を麻痺)」を使用。ストーリーでは洗脳などの特殊な術を用いたほか、手だけになって這い回りクリスタルを持ち去るという人間離れした技を見せた。DS版では腕が這う演出はなくなり、セシルたちが立ち去る際に「私は死なぬっ!」の一言で復活し、そのままクリスタルを持ち去るというシーンに変えられた。さすがに3Dでやるにはホラー過ぎたか。
生身の実力に関しても超人レベルとしか言いようがなく、テラのメテオで大ダメージを負った直後でもセシルを一撃で打ち倒す程の力量を持つ。地底で戦った際もセシルたちの攻撃を受けても笑い飛ばし、「これがお前たちの力か」と嘲りの言葉を手向けた。
弱点が炎・聖(オリジナル版)なあたり、よもやアンデッドモンスターなのでは……と思われたこともあるとか……。
ストーリーへの絡み
バロンを影から操り、召喚士一族の抹殺や各国への侵攻を行った。更にはカインの洗脳まで行い手足としていた。セシルたちの反撃により偽バロン王は倒され、洗脳していた兵士たちも正気に戻される。しかし、ファブール城の戦いで拉致したローザの身柄と引き換えにセシルたちに土のクリスタルを持ってくるように命じる。無論、素直にローザを返すはずがなく、空中要塞ゾットの塔に誘い込み数々の罠を仕掛けた。これらを乗り越えたセシルたちとついに直接対決となるが、テラとの一騎討ちでメテオを撃たれ重傷を負ってしまう。撤退しようとしたところをセシルに阻まれるも、これを軽く打ち倒すとそのままトドメを刺そうとする。しかし、おぼろげながらセシルの正体に気づいたのかトドメを刺すことができず、そのまま去って行った。この戦いでメテオの巻き添えとなったカインは正気に戻り、ゴルベーザから離反する。
地底のドワーフの城にて再登場。前回の敗退が相当な屈辱だったらしく、自らの目的を語った後、セシルたちを始末するべく戦いを挑んでくる。呪縛の冷気で身動きを封じ、黒竜の力で一行を追い詰めるが、リディアの参戦により戦局を覆され一度は倒される…………わけがなく、闇のクリスタルを奪うという目的は達し、撤退していった。
それからはしばらくの間、姿を見せなくなる。しかし、セシルたちが闇のクリスタルを手に入れたタイミングで再びカインを洗脳。実はカインの洗脳は解かれておらず、いつでも再洗脳できる状態だった。「正気に戻った」カインはセシルからクリスタルを奪い、再びゴルベーザの元へ。
終盤ではゴルベーザの手に全てのクリスタルが渡り、バブイルの巨人が起動。蒼き星を破壊し尽くそうとするが各国の連合軍に足止めされ、その間隙を突いたセシルたちによって巨人の動力を破壊されてしまった。ゴルベーザは怒り狂ってセシルたちの前に現れるが、伯父フースーヤの力で洗脳を解かれる。彼もまた真の黒幕の手によって洗脳を受けていたのだ。
正気に戻った彼は伯父から父親の名を問われ、これによりセシルの兄であると判明。弟たちを苦しめ、世に災いを齎したことへのせめてもの贖罪としてゼムスとの決着を誓い、フースーヤと共に次元エレベータに乗り込んで月へと向かった。
魔導船で後を追ったセシルたちが中心核へ到着すると、ゼムスと二人のイベントバトルが始まり、とどめにはふたりがけのWメテオを放つ。
「もうひといきじゃ パワーをメテオに」
「いいですとも!」
一連の戦いの後、青き星には戻らず、月で眠りにつくことを選んだが、FF4TAでは自らの月、そして青き星、弟セシルらの危機に再び青き星へと降り立つこととなり、集結編ではラストまで正体を明かさず「黒衣の男」としてリディアたちと共に行動する。
TA終盤ではストーリー分岐次第で死亡してしまう。
DFFでは遠近同時攻撃を得意とする「サイキックファイター」として戦う。
カオス側で唯一ブレイブ攻撃からHP攻撃への派生を持つ。
ビジュアル設定
FF4の時点では全身を黒い甲冑に身を包んでおり、素顔は見えない。
非常に巨大な体躯をしており、DFFでもかなりの高身長であることが見て取れる。
ひと目で分かる通りスターウォーズシリーズの名悪役ダース・ベイダーから強い影響を受けているデザインである。
FF4TAでは前作とは打って変わってほぼ全裸としかいいようがない風貌。
腰布を巻き、マントというには生地の少ない布を纏っている(曰く『申し訳程度の布』)。
髪の色は銀で、肌は黒みがかっている。
瞳はFF4のドットでは緑(甲冑から覗き見えるだけだが)。
ちなみにDS版(リメイク版)やDSからスマホの移植版の月で眠る際セシルに別れを告げられ振り向くシーンに演出としてセシルと生き別れた頃の姿をするシーンが見られる
外部作品への参戦
同社のアーケードカードゲームロードオブヴァーミリオンⅡにてVer2.0、ロードオブヴァーミリオンIIIのVer3.1Rでゲスト使い魔として参戦。
ロードオブヴァーミリオンⅡでは種属は不死、コストは最大である30という大型使い魔として参戦、特殊技は使用する度に威力が上昇して行く闇属性単体攻撃「Wメテオ」
ロードオブヴァーミリオンIIIでは種属は不死、ジョブはディフェンダー、タイプは「暗黒魔導」、コスト60、ATK100、DEF80という中型使い魔として扱われている
召喚時点から戦力として行動可能なステータスであり、超覚醒時のステータスはHP650、ATK200、DEF180となる
ATKが200止まりとはいえ覚醒時に攻撃した相手を毒状態にしてHPを一定時間ごとに減少させるアビリティ「ポイゾアタック」が発動する為、スロウアタックと併用すれば火力は十分補える
DEFも超覚醒時に自身がアルカナストーンを一定回数破壊する度にDEFが上昇していくアビリティ「ブレイクアップD」が発動する為、DEFも単独で300超えも十分視野に入る
更にアーツ[Wメテオ」を持ち発動に90マナ消費&1度使用したら死滅して再召喚されるまで使用不可という厳しい制約があるが効果は広範囲の敵全員にDEF無視の250ダメージを与えるというもの
250という数値はコスト10の使い魔も一撃で倒せない数値(コスト10の使い魔のHPは300)だが、DEF完全無視の固定ダメージという効果によってラーのようなDEF特化使い魔だろうが関係なく同じダメージを与える為、HPが250以下の使い魔は問答無用で死滅させられる
上記のように効果範囲も広い為、状況によってはアーツ1発で一瞬にして焼け野原と化すというとてつもない成果を叩きだすことも可能
高いステータス、優秀なアビリティ、一発逆転も狙えるアーツと多芸かつ完成度の高い使い魔であり主力として存分に活躍が期待できる
関連イラスト
FF4
FF4TA
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