ゲーム概要
機械式の不思議な乗り物「キャラバン」と、ある異変を巡る6つの種族の物語を描いたMMORPG。
2017年4月19日にWindows版も実装された。
ゲームシステム
「ヒューマン」「ドワーフ」「オーク」「エルフ」「ゲッシー」「リザードマン」の6つの種族に分かれ、世界に生じたある異変を起点にそれぞれの種族の視点から物語を進めていく。
メインストーリーの他にも、登場人物や一般市民から依頼される形式のサブクエストや、「ヒーロー」と呼ばれる味方のキャラクターが仲間になるまで、或いはなった後のエピソードを描くヒーロークエストが存在している。
戦闘は最大6人パーティのシンボルエンカウント方式。通常攻撃は自動で行うが、タッチとスワイプで行動を指定できる。条件を満たせば敵のモンスター(ビースト)を仲間にすることも可能。
戦闘にはキャラバンも参加し、後方から砲撃などで支援攻撃ができるが、こちらにも体力が設定されており、キャラバンが破壊されると敗北扱いになってしまう。
メインストーリーは種族を一つずつ選択し、メインストーリーがある一定の場所まで進行した時点で他の種族のストーリーに切り替える(転生する)ことができる。
「リザードマン」のストーリーは現時点では選択できず、「ゲッシー」のストーリーは他の種族のストーリーが完結して初めて選択することができる。
イベントやガチャでは「アニマ」と呼ばれる進化用のアイテムが手に入ることがあるが、これを一定数集めることで、仲間になっていないヒーローでも加入イベントをすっ飛ばしていきなり仲間にすることが出来たりもする。
ただし、普通に仲間にするよりもアニマを大量に使うので、仲間にしたは良いがさっぱり進化できないという事態も起こりうるが。
転生しても仲間になったヒーローやビーストは主人公も含めてそのままついてくるため、最終的には様々な種族が入り混じった大所帯となる。
おそらくそれぞれの物語が一段落した後に、他の種族のキャラバンにこっそり合流している設定なのだろう。
ストーリー
過去に神が関わった騒乱があったとされる「イアル」の世界。長い年月を経て騒乱の傷跡も癒え、後に繁栄したそれぞれの種族が独自の文明を築き、多少のビーストの脅威や種族間の闘争はあれど概ね平穏に暮らしていた。
そうして平穏な時間が過ぎていたイアルだったが、突如空に巨大な岩の塊「エニグマ」が出現し、そこから「魔獣」と呼ばれる奇怪な怪物が現れ始めたことで状況は一変する。
突如現れた強大な怪物に対抗すべく、各種族の主人公とその仲間たちは不思議な移動装置「キャラバン」に乗り込み、各々の目的のために旅立つのであった。
登場人物(種族)
ポルカ
今作の案内人を務める卵体型の小動物のような不思議な精霊。
執事のような出で立ちと立派な髭に違わず、執事のような丁寧な口調で話す。
本人曰く「特に得意なものはないが過去のおとぎ話には詳しい自負がある」とのこと。
ヒューマン
所謂普通の人間に相当する種族であり、人口は最も多い。
オークほど頑強な肉体を持つわけでも、エルフほど学術や魔法に長けているわけでもないが、
全種族でも頭一つ抜けた勤勉さや努力を以てそれをカバーしている。
主人公は戦士のアベル(男)/アデル(女)。
なお、主人公含め、味方の名前は変更可能。
ドワーフ
鉱石の知識や金属の加工技術に長けた職人気質の種族。
他の種族よりも頭身が低く、大人でも子供くらいの背丈しかない。
高い技術力で精巧な金属製品を作る反面、装飾には割と無頓着なので
彼らの作るものは素材感そのままの飾り気のないものが多い。
性格は豪快で堅物、酒が大好きで喧嘩っ早いというのが一般的であり、
キャナル曰く「好きなことをやり始めると止まらないが、興味のないことはさっぱり」とのこと。
無論、カールやパルヤンのようにそれに当てはまらない人物もいる。
主人公は狙撃手のルカ(男)/ルル(女)。
オーク
筋骨隆々の肉体と緑色や灰色の肌を持つ武闘派の種族。
女性であってもやはり他の種族よりも高い身体能力を持ち、
現にマジシャンのメラは鋼鉄製の巨大なメイスを軽々と振り回し、
吟遊詩人であるザラですら、鉱山での下働き時代には力加減を間違えたが故のドジを散々やらかしている。
「強くあることこそが名誉であり正義」という弱肉強食の価値観を持つ者が多く、非常に好戦的。
種族内での抗争が絶えず、領地内の治安もお世辞にも良いとは言えない。
また、物づくりが他の種族よりも苦手で、未だに丸太や骨製の簡素な建造物や棍棒を利用しており、
現在の王が即位するまで木こりの習慣もほとんど定着していなかった。
その血の気の多い気質や文明の遅れた現状から、外部には彼らを野蛮な種族として忌避する者も少なくない。
無論、オークでも穏やかな気質だったり、他の種族や文化に関心を向けたりする者もおり、
中にはオークの現状を嘆き、地位向上のために奮闘する人物もいる。
主人公は武闘家のガムル(男)/ガムラ(女)。
エルフ
細身の体に尖った耳、流したような独特の細目が特徴の種族。
イアルでも特に歴史の深い種族であり、魔法や精霊関係の知識に優れている。
美意識が強く、彼らの作る物は精霊や水晶のような意匠を多用した非常に洗練されたものである。
礼節を重んじ、自然と共存して物静かに暮らすことを好む人が多いとされるが、
身分志向が強く、他種族との交流を避ける者も多い。
また、黒い肌の「ダークエルフ」と呼ばれる種族も存在し、
普通のエルフよりも身体能力に優れる半面、魔法に関しては劣る事が多い。
主人公はマジシャンのセシリオ(男)/セシリア(女)。
風属性の攻撃魔法が得意。
ゲッシー
ネズミ族やリス族といった、小動物型の獣人族が集まって構成された種族。
陽気で社交的な気質の者が多く、五感が鋭いとされている。
主人公はマジシャンのタタリス(男)/タタリン(女)。
エルフの主人公と違い、こちらは状態異常を付与する魔法が得意。
リザードマン
カメやトカゲといった、爬虫類型の獣人族で構成される種族。
現在最も人数が少なく、ストーリーも選択不可。
関連タグ
ベイシスケイプ(本作楽曲担当者東原一輝とサウンドデザイン担当者渡邊里佳子の所属する会社)