ストーリー
孤児院で暮らす少女アイシャが自身の血を混ぜて描いた絵はそれを手にした人々に奇跡を起こした。しかし絵は人々の欲望にまみれて人を害し、「魔女の怪画」と呼ばれ忌み嫌われるようになる。
アイシャは自分で描いた友人のロキに絵を全て燃やしてほしい、と最初で最後の願いを託す。
主要人物
ロキ
本作の主人公。アイシャの落描きから生まれた少年。アイシャに血で髪を塗られたことによって初めて肉体を得る。無愛想で口が悪いが根は優しい。基本的に人嫌い。限界突破(オーバーワーク)により人に触れると血が飲みたくなってしまうため人に触らないようにしている。アイシャの願いを果たすため、「魔女の怪画」を燃やす旅をしている。
アイシャ
本作のヒロイン。作中では既に故人。
孤児院で暮らしていた病弱な少女。自身の血を混ぜて描いた絵が奇跡を起こすという不思議な力を持っていた。しかしその不思議な力に目をつけられてしまい貴族の養子となる。養子になってからは絵を描き続けた。これにより魔女の怪画集が生まれた。
亡くなる前に、不完全な落描きであったロキに血を使い、「絵を燃やしてほしい」と最初で最後の願いを託す。その後、願いが果たされぬまま病死してしまう。
リチェ
アイシャにそっくりな容姿をした謎の多い少女。絵画の力を止めることができる。
主な登場人物
ザクセン
ウィンクルム商会第4課の課長。
トウエン
ウィンクルム商会第4課に所属する少年。スリ歴10年で現在更生中。