概要
新章ロストラグナロク編で実装されたシステム。天使・悪魔・幻獣と三つの国家勢力に所属する斬ル姫がそれぞれ持つ新たな属性として三竦みの関係に設定されており、武器種・属性と合わて相性関係がより複雑になっている。
また、其々の斬ル姫の属性も変化しており、更にいずれも強力な専用スキルが付与されておりそれ以前の斬ル姫とは隔絶した性能を持っている。
新章の斬ル姫をどの程度所持し育てているかでゲーム難易度が段違いに変化するほどである。
詳細解説
天使・悪魔・幻獣とそれぞれ融合した勢力が捉えた斬ル姫にそれぞれの国家が持つ高位の存在の因子を埋め込み存在を改変された斬ル姫たち。
その為悪魔の武器由来の斬ル姫が天使の力を所持していたり、逆に聖遺物所縁の斬ル姫が悪魔の力を有していたりする。
総じて、記憶とキラーズを奪われており各勢力の融合人種に対し絶対服従、害することも出来ないようにされている。
意思と意志を奪われいいように扱われる奴隷とも表現されている。
Fateシリーズによる令呪による縛りを恒常的に受けていると考えれば分かりやすい。
各国ともその体制には各々致命的な矛盾や破綻を孕んでおり、形態の違うディストピアでしかない為、違和や翻意を持つ斬ル姫も多いが実行に移れないのが実情である。
中にはオートアバターと呼ばれる眷獣を持つ斬ル姫もおり、彼女らは通常の霊装支配された斬ル姫と比較してある程度ルールを無視することが出来るなど特異な例である。
天使
ハルモニア教皇国に所属する斬ル姫、何かしら天使の因子を聖鎖(ジェイル)されその天使の気質を強く受け、総じて善性を保っているように見えるが、歪んだ差別主義とそれに都合のいい戒律を順守した言うなればプログラム通り動くだけの裁断機でしかない。規則主義の極致ともいえる。
皇国の戒律に反した行動を取った斬ル姫は聖鎖により苦痛に苛まれる他、最終的には同じ斬ル姫からの粛清が待っている。
最初期の聖鎖された斬ル姫4体はセイントキラーズと呼ばれ別格の扱いをされている。
悪魔
ケイオスリオン帝国に所属する斬ル姫、何らかの悪魔ないし邪神の血を流し込まれた斬ル姫、D.plug(ドミネイト・プラグ)と呼ばれる。流し込まれた悪魔の気質を強く受け、暴走した欲望を持つ。
その為、陣営内は思想も望みもてんでバラバラでまったく統制が取れておらず唯一共通するのが弱肉強食の戦闘力による能力主義の極致である。
国内での貴族ごとに有している斬ル姫が異なり、それにより勢力図が決定している。
最初期のD.plugされた斬ル姫4体はカルマキラーズと呼ばれている。彼女らを有している存在が帝王である。
幻獣
トレイセーマ共和国に所属する斬ル姫、何かしらの幻獣を刻み込まれる獣刻(プラント)を施されている。幻獣の性質に応じて揺れ幅が大きく、明らかに人格が無いような幻獣もいるため元々の気質を維持したままの斬ル姫もいる。
ただし、他国と比較してより徹底的に単なる兵器、道具として扱われていたためそれにより性格が変調している斬ル姫もいる。
徹底的な思想・言論統制。場合には洗脳や記憶操作も平然と行う国柄であり斬ル姫もそれは例外ではなく、言うなれば全体主義の極致。ディストピアである。
解放
彼女らを解放する条件は二つ。
彼女ら自身のキラーズを取り戻す事、そしてマスターが居る事である。キラーズを奪われ、その力が弱まったところに因子を植え込み支配している為、言うなれば彼女らは鎧に操られた状態である。
彼女らがキラーズを取り戻し、自身の力を増しその力関係が逆転すれば逆に霊装を支配し返す事で自由意思を取り戻すことが可能。
そしてキラーズとマスターがバイブスによって繋がる事でかつての記憶も取り戻せるため、主人公(マスター)の目的はキラーズを入手し、斬ル姫たちを奪還する事である。
その時、彼女たちは人類の守り手へと真に回帰し、受けた隷属の屈辱の刻印は彼女ら自身を強化する正に霊なる装備として力になる。