ルファス・マファールが率いる覇道十二星天とは別の側近として抱えていた参謀。
異名力
特徴としては青い髪をしてセーラー服のような格好をしたハーフエルフの少女である。
ただし二百年前より以前からルファスに従ってきているのとハーフエルフという種族もあってか
見た目以上の年齢は重ねているので人間から見ればどちらかというと少女ではない。
ステータス
レベル:300
種族:ハーフエルフ
属性:水
クラスレベル
アコライトLv100
プリーストLv100
メイジ:Lv100
HP:11000
SP:9800
STR(攻撃力)650
DEX(器用度)1000
VIT(生命力)683
INT(知力)3850
AGI(素早さ)900
MND(精神力)2967
LUK(幸運)683
ステータスでみれば平凡的な後衛特化型だとわかる。
ただしレベルは主であるルファスや覇道十二星天と比べれば300と低く弱い。
だがあくまで化物と比較して弱いというだけでミズガルズでの平均レベルと比べれば当然ではあるが
かなり高く普通に強い。魔神族七曜と同格といえばわかるだろうか。
戦闘スタイルとしては水属性なので水魔法をメインに使用する。あとは転移魔法であるエクスゲートを用いた瞬間的な移動も可能とするので見た目以上に速い行動が可能である。
ただエクスゲートは便利な魔法に思えるが制約も多く無機物やゴーレムなど基本的に意思が無い物は
同随したり強制的に別の場所へ転移可能ではあるが、意思がある者。つまり動物や人間となると相手の同意がないと行えない。
相手に術者への疑惑や不信感を持っていると転移途中で次元の狭間へ飛ばされるというデメリットが
ある。ただし意識が失っているなどの状況では意思の確認を無視して強制的に転移は可能。
これらを利用して彼女は復活したルファスの私財やアイテムなどの転移運搬を行い助力している。
性格はおっとりした可愛らしい少女であり、やや繊細な所があるのかかつての仲間に『お前誰?』といわれる度に泣いて嘆いている。二百年前は常にルファスの陰の参謀としての立場をとっていたが
ため仲間...かつてルファスが使役していたゴーレムにすら判別できない程であり実質背景とかしていた。
なおその背景ぶりからかかなりの頻度でルファスや十二星天から弄られる。水属性はなぜか他の者と
あわせて弄られ特性でもあるのか不運のが目立つ。
以下はコミックス3巻、書籍は2巻まで読んでない人にはややネタばれとなります。
普段のディーナをみればどことなく怪しさ満点な振る舞いや仕草に気づいたと思われます。
はい、彼女は主であるルファスや十二星天を騙していた敵側のスパイでした。
魔神族七曜...金属性そして元のディーナの水属性も併せ持ったウェヌスが彼女の正体である。
そして彼女のステータスはスキル:隠蔽を用いたモノであり本来のステータスとは異なります。
以下本来のディーナ/ウェヌスのステータス
魔神族七曜:金を司るウェヌス
レベル:1000
種族:ハーフエルフ
属性:金と水(ハーフエルフ故の双属性と推測される。他に双属性は女神アロヴィナスが当たる)
クラスレベル
アコライトLv200
プリーストLV200
レンジャーLV100
ストライダーLV100
メイジLV200
ソーサラーLV200
HP:35000
SP:16000
STR(攻撃力)1750
DEX(器用度)3000
VIT(生命力)2050
INT(知力)11550(+2000)
AGI(素早さ)3700
MND(精神力)8902
LUK(幸運)1930
装備
頭――
右腕:賢者の腕輪(INT+1000)
左腕:隠者の腕輪(INT+1000)
体:旅人の服
足:旅人の靴
その他――
極めて超後衛特化型なステータスであるとわかる。ただしこれでも全盛期の同じ後衛特化なメグレズやメラクと比べると全体的に低く弱い。
彼女は魔神族七曜でありながら同時にエクスゲート・オンラインの運営側の人間である。
ただしルファスの中の青年と同じ『プレイヤー』ではなく『テストプレイヤー』という立場であるが
ため運営特有の環境把握や今後実装予定だったスキルなどを所持していたりとある意味ではルファス
以上のチートな存在である。
メラク王との謁見が終わり、その後の会話からディーナがミズガルズには写真という技術やスキルが
ないのに知っていたという事を指摘されその正体を現しルファスと敵対する。
つまり魔神族マルスやユピテルとはグルであり今まではルファスの行動を監視していた。
性格は掴み所がなく妖艶に振舞う。相手の言葉を巧みに交わし自身の目的通りに行わせる事を得意と
するが、これは彼女のスキルに『思考誘導』を持っていて相手と顔を合わせ目を見る事で発動を可能とする。これを用いて相手の思考を誘導し己の目的通りに動かすことができる。
王墓でジャン達に使ったのもこれでありアリエスやアイゴケロスや魔神族七曜等にも使用しており、
このスキルで陰からの暗躍を行っていた。
戦闘スタイルは金属性と水属性両方のスキルを使用を可能としエクスゲートを用いた移動と相手の魔法や投擲武器などを取り込み相手に返すなどという離れ業をこなす。
彼女の最大魔法の一つであり金属性最高位魔法である『明けの明星』――いわゆる他のRPGでいうなら
メテオと呼ばれる隕石落としが切り札。
しかし通常メテオなどの隕石落しは落ちてくるまでや発動そのものに時間がかかるというデメリットがある。明けの明星も漏れなく其れに準ずるが、ルファスの戦闘で追い詰められた彼女はあろう事か
エクスゲート言うスキルを用いて、そのデメリットを無視してミズガルズ上空に直接召還するという反則技を行う。
当然本来の落下速度や摩擦熱等の本来の強みがなくなるがそれでも隕石という大質量を落とすのだから相応の被害は出る。彼女はその明星をメラクが統治するギャラルホルン国上空に召還してルファス
共々ダメージを与えようとするがルファスの唯の殴るという(スキル使ってるけど)行為だけで召還
した隕石は粉々にされマナに還った。(魔法なので本当の隕石とは違う)
自身の切り札を破られ戦意喪失し彼女の目的をルファスが問い正すが、その内容を聞いたルファスは
己が腹に一物を抱えるのも一興とし彼女を再び己が部下として迎え入れる事となる。
彼女は今後、普段はルファスの部下として振る舞い、傍ら魔神族七曜としても活動するというWスパイ
活動をとることとなる。
以下は上記以上の最大のネタバレになるので閲覧は注意が必要です。
と上記でネタバレを記しましたがそれ以上のネタバレが彼女にはあります。
彼女の本当の正体は女神アロヴィナスのアバターであり女神の駒の一つで、更に彼女は十二星天ですら知らない覇道十三星天の一角であり13番目の星である蛇遣い座を冠する。
彼女はとあるエルフの集落で女神のアバターとして誕生しディーナという名は両親に名付けられ、一定の年齢に達した後は村から出て以降は女神の代行者として振舞っていた。
が、とある時代でルファス・マファールという危険因子が台頭しルファスを監視するために彼女の拠点に潜入し持前の思考誘導スキルを用いてルファス勢力内では参謀として活動していた。
しかし、その監視活動している際にとあるエルフの集落が危険に陥っているという報告が上がりディーナは動揺してしまい思考誘導が綻んでしまった。
その動揺による揺らぎから今まで隠し通していた自分をあろう事か監視対象であるルファスにバレてしまい自分の正体を追求されてしまう失態を犯してしまう。
その追求に自身は女神アロヴィナスのアバターであると告げその追及からエクスゲートを用いて逃れるが、その転移先はかつて自分が生を受け故郷であるエルフの集落であった。
思わぬ動揺とルファスからの指摘から無意識にかつての故郷に来てしまった彼女は今自分が抱いている感情が何なのか判らなく、しかし村に足を運んでしまう。
そして自分の故郷が疫病に侵されているという状況に加え自身の父親が病に伏せているという事実を目の当たりし遂に動揺が最高値に達してしまいルファスからの追求から逃れる際に渡されたエリクサーを強く握り締める。
ディーナが困惑している中、彼女に父親が病に伏せてるにも拘らず腕を伸ばし彼女を帰郷を喜んだ。女神の代行者として村を捨てたのに今更帰ってきた娘に変わらない愛情を持って迎えてくれるその
弱弱しい父親の姿にディーナは涙する。
今までも同じ様な光景は見てきたし、知っている。しかしそれはあくまで女神としての視点であり、
自分の視点でない。仮にこの父親が死んでも女神にとっては「アバターの父親のエルフが死んだ」という感想だけしか抱かないだろうという事実と今自分が抱いている感情が違うという事実が彼女を
苦しめる。
そこにバーサクエンペラースコーピオンという災厄が村に現れる。
村の疫病の正体はこの蠍の毒による物であり、村を完全に消す為に現れたという事をディーナは察したが、なぜこのタイミングなのだろう?と疑問を浮かべるもすぐに理解した。
女神の代行者が人から生まれたという事実が広まると代行者としての立場が危ぶまれる故、ならばその大元であり彼女の生まれ故郷を完全に消すという万全を女神は期したのだ。
ディーナは思考誘導で済むと思っていたが女神はそうではなかった。その女神と女神のアバターである自分の思惑と考えの違いという事実から彼女はもう自分は女神とは違うという結論に達し蠍からの
脅威から村を守るために行動するもスキルを用いて蠍の動きを止めるも蠍の吐き出そうとしている毒の撒布がどうにも止まらない。
彼女は心底焦った。女神のアバターであるから反則級のスキルは所持していてもこの毒の撒布を防ぐ術が彼女にはない。そして焦っている事もあってか簡単な解決策も見出せなくなっていた。
そんな彼女の横に一人の女帝が通りすぎる――ルファス・マファールであった。
ルファスは徐に拳を出して蠍を”殴り飛ばした”。そんな圧倒的なレベルと強さに呆然としてディーナは見る。
ルファスは女神に操られていた蠍を手加減込みで全力で倒してエルフの集落に訪れていた脅威を防ぎエリクサーを配り毒に侵されていた村は助かった。
ルファスによって救われた村と父親の姿を見てディーナは歓喜の涙を流し、この感情は女神のものではなく”自分”のモノだと気づき彼女は女神の代行者ではなく"ディーナ”という一人の少女として変わった瞬間であった。
以降彼女は持前の思考誘導のスキルを巧みに用い主であるルファスに忠誠を誓い、ルファスから新たに覇道十三星天:蛇遣い座のオフューカスという名を貰い受けルファスを陰から参謀として活動する。
後に七英雄たちの裏切りの際にもルファスと共にあり、女神に追い詰められたルファスとある計画を練り、その助力を惜しみなく行った。
主を欺き、仲間を欺き、敵を欺き、世界を欺き、女神すらも欺く。誰にも知られない13番目の蛇は
自分を救ってくれた主を今度は自分が救う為に仲間からは裏切りの汚名を被ろうとも嫌悪されようとも全てを見事に欺いて見せよう。
女神に教えてやる。これが私だと、ディーナという女だという事を....。
そして彼女は見事に欺きみせた。後は主と女神との決着を勝利で終わる事を信じて待つだけ。
まぁつまり散々にネタにされていた背景ネタは本当に背景していたという事実。
因みにオフューカスのステータスはLv1000のディーナと一緒であるので割愛します。
結果ディーナはルファスの参謀という顔と魔神族七曜の顔と覇道十三星天の顔と女神のアバターという顔という4つの側面を持っていた。なんとややこしい。