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冷蔵車の編集履歴2018/11/13 23:10:41 版
編集者:OKB-0
編集内容:めんどくせぇ追記

概要

 冷蔵車とは、断熱構造の荷室を持ち、鮮魚や精肉などの生鮮食品を低温に保ちながら輸送できる設備を持つ車両である。

広義には、鉄道車両のみならず、同様の設備を持つ貨物自動車なども冷蔵車と呼ばれるが、現在のところPixiv上には鉄道車両以外投稿されていないため、特記がない限り鉄道車両について解説する。

国鉄で運行されていた冷蔵車は、白色の塗色が基本で、フロンガス・コンプレッサー・エバポレーターなどを用いたいわゆる冷凍機械は用いられず、氷やドライアイスといった冷媒で貨物を低温に保つというものであった。

長らく国民の台所を支えた冷蔵車は、国鉄末期には運用効率が問題となったために、より柔軟に運用出来る冷蔵コンテナ(を載せたコンテナ車)に置き換えられて姿を消した。

冷凍機械を載せた冷蔵車

機械力でフロンガスを循環させて低音環境を得る「冷凍機械」を搭載し、いわば電気冷蔵庫クーラーと同様の仕組みで貨物を低温に保つ車両も少数ながら存在した。

何れも1960年代に在日アメリカ軍の要請に基づいて開発されたもので、当時アメリカ本土で一般化していた冷凍食品を補給物資として日本各地の基地に輸送するためのものである。

これは、車体が断熱構造の冷蔵車を改造し、車体に冷凍機械とそれを駆動させるディーゼルエンジン・燃料タンクを載せて、荷室内を長時間ごく低音に保つ事ができた。

最初に戦前に製造された木造の2軸車レ5000(レ5003)で試験が行われ、結果が良好であったためレ7000を改造した「レ9000」(9000~9006の計7両)、ボギー車のレキ1を改造した「レサ900」(900~903の計4両)が登場し、何れも横浜の東高島駅常備とされた。

後に横浜港駅へと常備駅が移ったものの、車両の老朽化などを理由に1974年にまでに全て廃止されている。

現在生鮮食品類の輸送に使われている冷凍コンテナも、コンテナそのものに冷凍機械やその動力源が内蔵されているため、この手の車両に似た手法である。

おもな日本の鉄道冷蔵車

 レ5000 / レ7000 / レム5000 / レキ1 / レサ10000 / レサ5000

関連項目

 貨車 鉄道

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