空調
冷房するための装置。冷却器。
主にエアコンのことを指す。 基本は冷房・除湿専用機を指す。
メイン画像のようなウインドクーラー(一体型)が米国では現在でも一般的である(古くからのビルが多く、パッケージエアコンの設置ができない、DIYによる設置が容易なことも。(日本で一般的なセパレート型は施工業者を家に呼ぶことを嫌う向きもあるため)。暖房はボイラーの温水をパネル、ラジエータに通す方式で、バルブの開閉で暖房を行う。(欧米では地域で温水供給が行われることが主流だが、日本では工場や複数ビルで行われるが、一般家庭には行われていない。)
日本でも1960年代の初期家庭用クーラーは一体型でしたが、専用に壁に穴をあけるか窓を殺して(日本に多い引き違い窓では開閉不可になる)取り付ける必要があり、まだ高価だったこともあり店舗や医院での採用が主だった。
冷蔵庫の応用品ということで、東芝、日立、三菱、NATIONAL、ゼネラル:現富士通ゼネラルなどのほか、過去日本ビクターも参入していた(三菱重工のOEMでダブルネーム表記)愛称はFamilyとし一般家庭に売り込み。
現行の一体型ウインドエアコンは扱いが少ないが、引き違い窓に対応し補助部品により鍵もかけられる。また除湿水を機器の冷却につかわれ階下への迷惑にならない工夫がされている。
スポットクーラー
工場や調理工程にはスポットクーラーというものが使われ冷風を作業者に当てることで業務改善を行うところもある。高校野球予選会でベンチに置かれ選手のクールダウンを図った県、球場もある。
カークーラー
車が一般的になってきた時代クーラー付きは高くオプションにもない場合が多かったがタクシーやハイヤーでは乗客の居心地改善のため後付けのカークーラー設置が行われていた。客は夏場
を目印にしていた。(電車のクーラーすらまだまだの時代)
鉄道の冷房車
今でこそ当たり前の冷房車だが、古の地下鉄は抵抗制御の排熱がトンネルにたまって地獄と化していたとか。
国内初の冷房電車は南海電鉄。
1990年代には各社とも冷房化率が100%近くなった(北海道除く)。
銚子電鉄では髪毛黒生(かみのけくろはえ)もとい笠上黒生駅でのA.C.6600V→D.C.600Vの変電所が2022年4月に更新されたが走行中は冷房をつけず銚子駅と戸川駅での待ち時間のみ冷房サービスを行うことで有名になっている。
冷水器
冷水は水道直結型のウォータークーラー(冷水器)が知られている。(排水も機器の中を通るので不衛生になりがち(排水ができるので最近は自動洗浄機能が付加されたものが多い))
ボトルを使い冷水や湯を提供するものはウォーターサーバー。近年自然災害で電源供給が遮断されることが多くなったがボトルの水が腐らないうちは停電でも常温であるが給水が可能である。初期の新幹線では封筒状の紙コップに冷水を入れて飲むのが乗車した子供の人気の的になった。
このほか、すっきりした清涼感を与える冷たい飲み物のこともクーラーと呼ぶ(特にカクテル)。