概要
「ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者」に登場。
オークランド研究所で開発された、強化人間用次世代機の為のテストベッド。型式番号RX-106E。
パイロットは同研究所の強化人間のロスヴァイセ。
感応波コントロールシステム「シャーマン・フレーム」を搭載し、機体の追随性が高められている他、全身に追加パーツを装備するなど機体のほぼ全体に手を加えられ、外観はほぼハイザックの原型をとどめておらず、一見してザク系の機体とは判別しがたい。
また、大掛かりな改造が施された結果、性能強化と引き換えにザク系の特徴と言える汎用性が犠牲になっている。
ベースとなっているのはハイザック試作型だが、ハイザックは86年当時の連邦軍における最新鋭の量産機であり、部品の供給が安定している為、機体の補修には量産型のパーツが充てがわれている。
ガンダムTR-1ヘイズルのバックパックを装備するなど、TRシリーズのデータがフィードバックされている。
バイアランなどの空中戦用モビルスーツのデータ収集機としての側面も持ち、試作型イカロスユニット(大型のフレキシブル・スラスターとプロペラントタンク)の装着により短時間ながら空中での移動及び滞空を可能としている。
また、試験機という性質上逐次アップデートが行われており、グリプス戦役時に運用された際には、ガンダリウム合金製の外装パーツ等も用意されていた。
ただし、本機はあくまで大気圏内用の機体である為、宇宙での運用は想定されていない。