概要
『ゼンブ・オブ・トーキョー』は、2024年10月25日公開の映画。
監督は映画『私の男』、『#マンホール』を手がけた熊切和嘉。脚本は映画『HIGH&LOW』シリーズを手がけた福田晶平と映画『おそ松さん』を手がけた土屋亮一。
企画段階から4期生メンバー全員へのインタビューを行い、学生時代の思い出や加入前のエピソード、東京への思い等をヒアリングした上で初出演のメンバーが演じやすいようにそれぞれキャラクターを作り上げて配役を行い、爽やかな青春映画へと仕上がっている。
主題歌はContonCandyの『急行券とリズム』。ボーカル兼ギターの柚衣が生粋の「おひさま」(日向坂46の大ファン)だった縁でタイアップすることになったという。
上映時間85分というコンパクトさに加え、メンバーそれぞれの個性を活かしたキャラクター及びストーリー展開が功を奏し、元々の上映館数・回数が他の邦画と比較すると少ない中、10月25日～28日のFilmarks初日満足度ランキングでは『リトル・ワンダーズ』に次ぐ第2位を記録した。
この大ヒットを受けて同年11月24日に全国の劇場を対象に応援上映が実施された。
あらすじ
※公式サイトから引用
「東京の全部を楽しむぞ！」
班長の池園は修学旅行で東京の名所を巡る完璧なスケジュールを立て、楽しみにしていた。
しかし、なぜか全員バラバラに！
「なぜ！？これはマルチバース？」と池園は混乱しつつも、東京観光に繰り出す。実は班員たちは、それぞれの思惑を秘めて東京に来ていたのだった！
全員が東京中に散らばるなか、班員の桐井は、ひとりある場所に向かっていた。
じつはアイドルになる夢を叶えるため、この“修学旅行”に運命をかけていたのだったが・・・
登場人物
- 池園優里香(演:正源司陽子)
とある学校の女子生徒。修学旅行で班長を務めることとなり、「東京の全部を満喫したい！」という強い想いからキッツキツのスケジュールを自ら作成。その予定通りに観光しようとしたが、そう上手くはいかず徐々に意気消沈。
更には、昼食を自由行動にさせた結果、班がバラバラになってしまう…。
- 桐井智紗(演:渡辺莉奈)
池園班の班員。アイドル・有川凛に憧れを抱いており、彼女からオーディションの応募を勧められたことで、彼女と同じアイドルグループに入るべく修学旅行中にオーディションを受ける決意を固め、単独行動をとる。
- 説田詩央里(演:石塚瑶季)
池園班の班員。推しキャラの限定Tシャツを手に入れるべく、茜、萌絵、若菜らとともに収集へ向かうために班を抜け出す。
- 羽川恵(演:藤嶌果歩)
池園班の班員。同級生の男子生徒・守谷の追っかけ。本人曰く「守谷くんとどうこうなろうという気は無い」らしいが、どう見ても好意と下心を隠しきれていない。
- 枡谷綾乃(演:小西夏菜実)
池園班の班員。クールキャラで髪に赤紫のメッシュがある。元々東京都出身で現在の高校には家庭の事情で入学している。そのため、修学旅行で行きたい場所は特にないらしい。
実はある隠し事をしているらしく…。
- 辻坂美緒(演:竹内希来里)
池園の同級生。女子バスケ部所属でちょいちょいドリブルを活かしたステップを披露している。彼女も恵と同じく守谷の追っかけ。こっちも「守谷くんとどうこうなろうという気は無い」と口では言っているが、どう見ても好意と下心を隠しきれていない。
- 花里深雪(演:平尾帆夏)
池園の同級生。綾乃に対して憧れを抱いており、修学旅行を機に親交を深めようと彼女が一人になった隙をうかがい話しかける。
- 満武夢華(演:平岡海月)
綾乃の東京在住時代の同級生。UFOキャッチャーが得意。綾乃の隠し事を知る人物。
- 梁取茜(演:宮地すみれ)
詩央里のヲタク友達で同級生。極度の方向音痴かつネガティブ思考。
- 門林萌絵(演:山下葉留花)
詩央里のヲタク友達で同級生。髪型は典型的なギャル風でカールを巻いている。
少々おっちょこちょい。
- 角村若菜(演:清水理央)
詩央里のヲタク友達で同級生。デコ出しでお団子の髪型が特徴的。
こっちも少々方向音痴。
- 有川凛(演:小坂菜緒)
智紗が憧れるアイドル。愛称は「ありりん」。サイン会に来た智紗に対して「こっち側に来るべき人」と励まし、オーディションへの応募を後押しした。
- 日沼健二(演:八嶋智人)
池園の担任。自由な行動ばかりする生徒たちに四苦八苦しながら指導を行う羽目になる。とにかく不憫。
- 五十嵐佳苗(演:真飛聖)
タクシー運転手。喫煙者で、会社から路上喫煙を注意されていたこともあり、写真に自分が喫煙する姿が映ることを極端に嫌がっている。とはいえ、それ以外は問題がない良い人。
