概要
ファナティオ・シンセシス・ツーとは、ライトノベル『ソードアート・オンライン』に登場するキャラクターである。
整合騎士副騎士長。鎧兜で顔を隠しているが実は妙齢の美女。
昔は顔を隠していなかったが、美しい女であるという理由だけで今まで戦ってきた男達が皆自分に対して手加減をしていることに強いコンプレックスを持っており、兜で顔を隠すようになった。
騎士長のベルクーリに百年以上も片思いしている。後輩でありながら自分よりも強い上、美しい素顔を堂々と晒しながら戦うアリスに嫉妬も抱いていた(アリスはアリスでファナティオの女らしさに勝てないというコンプレックスを持っていた)。
そのため2人は馬が合わず、一緒に揃うと場の空気が緊迫する。
一千枚の大鏡より生み出された神器「天穿剣」を持ち、武装完全支配術で光線を放つ。
配下に四旋剣という四人の整合騎士を従えている。彼らからは尊敬の念を抱かれており、そのうちの一人のダキラに密かに想いを寄せられている。
キリト、ユージオとの戦いに敗れて瀕死の重傷を負うが、彼女を死なせることを拒んだキリトによって呼び出されたカーディナルに治療された。その後は全快しており、自分が女であることを気にせず本気で剣を交わしたキリトに対し感謝の気持ちを抱くと共に、長年のコンプレックスを振り払って女性であることを隠さなくなった。同時にベルクーリと結ばれ彼の子を宿していたため、異界戦争時は後方の守備につき、十侯の一人であるシグロシグをその手で仕留めた。
ムーン・クレイドルでは息子のベルチェを育てながら亡きベルクーリの跡を継いで新たな整合騎士団団長を務めている。