概要
『1』リメイク版に登場。
物語の舞台となる洋館、アークレイ研究所の設計者であるジョージ・トレヴァーの一人娘。1953年生まれ。
洋館が完成した1967年、当時14歳だった彼女は家族で洋館の完成記念に招かれる。
しかし、そこで父は口封じのため幽閉され、彼女と母ジェシカはウィルス実験の被験者にされてしまう。
父は家族の安否を確かめるべく脱出を試みるが、果たせずに地下で衰弱死。
その一方で、母はウィルスに適応できなかったことから処分される。
リサただ一人が心身に異常をきたしながらも生き延び、長い監禁生活を送ることとなる。
しかし、やがて意味のある研究成果を得られなくなり、それ以後何度廃棄処分にしても死ななかったことから、研究員達からは「生き続けるだけの出来損ない」と侮蔑されていた。
彼女の存在は当時最高機密であり、アルバート・ウェスカーですら全く知らなかった。
しかしアンブレラクロニクルズで対面した際、まるで最初から知っていたかのような台詞を吐いていたため、よくわからない。
余談だがアルバート・ウェスカーは1960生まれなため、実はリサはアルバート・ウェスカーより7歳年上ということになる。
またクリス達の前に敵として現れた時の年は1998年、そのためこの時のリサの年齢は一応45歳ということになる。実は登場時点でおばさん。
しかし、生物兵器タイラントの研究が、適性のある被験者の不足から行き詰まっていた際に再び被験体に選ばれる。
この実験で彼女は、ヨーロッパの研究所より送られた寄生生物「NE-α型」、通称「ネメシス」のプロトタイプを投与される。
ところが、ネメシスに支配されるどころか逆に自身に吸収してしまった。その尋常ではない生命力が、後にT-ウィルスよりも恐ろしいG-ウィルスを見出すきっかけとなった。
/> この実験である程度の知性を取り戻すが、中途半端に取り戻した意識では全ての女性の顔が母に見えるらしく、「母の顔をつけた偽物から顔を取り返す」という目的の元、女性研究員の顔を引きはがすという奇行を繰り返すようになる。
/> <br /> そしてG-ウィルスに完全に研究対象が移ると、用済みとなった彼女は廃棄処分となる。
その生命力を考慮し、確実に処分するために三日かけたらしいが、結局は死んでおらず、洋館近くの森の中の小屋にひっそりと潜んでいた。
なお、洋館内のある場所に、彼女が人間であった頃と思われる肖像を描いたステンドグラスがある。
この肖像が彼女の容姿を忠実に再現したものであれば、かつてはかなりの美少女であった様子。
しかし、最終決戦の際に母の死体に気付いて家族の死を悟り、母を呼びながら高所から飛び降りて自殺。
が、なおも死にきれず、外伝『アンブレラ・クロニクルズ』で再登場。
洋館を脱出するウェスカーの前に立ちはだかるが、彼が撃ち落としたシャンデリアの下敷きになり、そのまま爆発に巻き込まれ、今度こそ死亡した。
クリーチャーとして
ゲーム内では洋館を徘徊しており、主人公達に襲いかかってくる。
その体は度重なる実験で生物兵器と化しており、かろうじて人型ではあるものの、ほとんど原型を留めていない。
また、自我や知性もほぼ失われ、定まらぬ意識の中でただひたすらに両親を捜すだけの存在と化している。
実験体だった頃の名残で、体には鎖がつながれ、恐らく剥ぎ取った顔で作ったであろう継ぎ接ぎのマスクを被っている。
しかし、前述の通りある程度の知性は残っており、日記のようなものを書く、僅かながら言葉を発する、といった行動を起こす。
敵としては、攻撃力が高い上にいかなる武器を使っても倒すことができない強力なものとなっており、大量の弾薬を消費してやっと失神状態にできるだけである。
後半ではマスクの隙間からネメシスの触手を出しながら襲いかかってくる。
彼女の恐ろしい外見も相まって、その哀れな境遇に同情するだけの余裕をプレイヤーに与えない。
関連タグ
バイオハザード B.O.W. アルバート・ウェスカー ウィリアム・バーキン
追跡者…シリーズ的に彼女の後輩。
ノスフェラトゥ…色々と共通点があるクリーチャー。
エヴリン…悲惨な境遇や行動理由など、こちらも色々と共通点がある。