庭師(IdentityV)
にわし
幼くして父をなくした、孤独単純な庭師。彼女がここに来たのは、おそらくゲームの賞金ではなく、ある願いを叶えるためだ。怪しいゲームに身を置いた、庭師の末路はどうなるのか?さらに考えるべきことは、すべてのゲーム参加者が、最終的にどこに消えてしまったかということだ。
概要
庭師とは IdentityVに登場するキャラクターで、サバイバーの一人。
本名(仮)はエマ・ウッズ。語尾に「~なの」とつけて話すのが特徴。(日本版公式Twitterにて)
容姿
麦わら帽子に軍手、白いシャツとジーンズにブーツ、濃い緑色のエプロンといった、庭師らしい格好をしている。髪型は茶髪のショートだったりお団子頭だったり一つ結びだったりと、描き手によって異なる。
レア衣装である「羅刹緋春」や「少女達の確執」ではスカートをはいている。かわいい。後述する工具箱もかわいくなる。
性能
外在特質
匠の技
工具箱を携帯し、フィールド内のロケットチェアを破壊できる。破壊できるロケットチェアの数が多い程破壊速度が速い。基礎修理技術により、工具箱使用時に消費しなくなる。
機械熟知
一定水準の修理技術を持ち、調整発生時の判定範囲が50%増大し、調整発生確率が50%低下する。見様見真似で、全員の調整発生時の判定範囲が5%増大し、調整発生確率が5%低下する。
安心感
ロケットチェアの構造に詳しいため恐怖心が薄い。ロケットチェアにおける耐久時間が10%増加する。
荘園旧友
ゲーム熟練者が参加する場合、初心者に比べ、攻撃を受けたあと鋭敏さが加わる。毎回攻撃を受けるたびに獲得する加速時間の伸びは2秒である。
主な立ち回り方
「機械熟知」により調整発生率を下げ、かつ判定範囲を広げてくれるので、安定して解読を進められる。解読特化といえる程の性能ではないが、デメリットを持たないので基本的には解読作業を中心に進めていこう。
「匠の技」でフィールド内の全てのロケットチェアを破壊できるが、前述の通り破壊できるロケットチェアの数が少なくなるにつれ、破壊までにかかる時間が長くなってしまうので、複数のロケットチェアを破壊寸前で留めておき、近くで仲間がダウンした時などの必要に応じて一気に破壊していく方が効率が良い。
ただ、ロケットチェアを破壊するとハンターに通知が行くため、間違っても解読中の仲間の傍のロケットチェアを破壊しないこと(だが、解読が完了した暗号機の傍のロケットチェアを破壊してハンターをおびき出すという手もある)。
しかし、補助特質「異常」でロケットチェアを修理されたり、結魂者のまゆ包みを受けると折角のチェア破壊が無意味になってしまうので、ハンターの補助特質が分からない内はしっかり解読を進める方が無難。
稀に異常が追いつかない程のスピードでロケットチェアを破壊して回る庭師もいるが、勢い余ってロケットチェアを破壊しすぎると地下吊りや失血死といった、普通に吊られるよりもキツい仕打ちを受けることになる。その反面、異常を持ってきていなかったりして色々と諦めたハンターがハッチや暗号機へと連れて行ってくれることもある。
うわさ
彼女の完璧な園芸技術は、ただ愛するカカシ様をお世話するためのものである。ほら、夢の中の恋人を着飾らせるのに、何の問題もないでしょう?ただ十分な金さえあればいい。
背景推理
この先ゲーム内における「背景推理」のネタバレを含みます。
- 1.幸せな生活
あなたがそばにいてくれるから、私には希望が満ち溢れている。
写真:黄色いオーバーオールを着た、短髪の中年男性が真ん中に立っている。左下には「お父さん」と書いてある。
- 2.新しい友達
ここで誰に出合うのだろうか?
女の子の日記1:お父さんの新しい友達は、スーツを着て髪の毛をピカピカに固めた若いおじさん。彼はとても親切で、いつもお花を持ってきてくれるの。
- 3.災難が降りかかる
あいつらを私に近づかせないで!
幸せは一瞬で去っていくものなんだ。たとえどんなに頑張って避けても、次に来る災難から逃れることはできない。
- 4.別れ
幸せを味わった後は、別れが待っているかもしれない。
女の子の日記3:お母さんが家出してしまった。あの夜は眠れなかった。お母さんが残した最後の言葉は「ごめんね」だった。
- 5.協力
他の人と協力する作業では、トラブルは避けられないものなのかもしれない。
女の子の日記2:お父さんとお母さんが喧嘩してた。お母さんはいつも、お父さんの服の汚れが取れないって言ってた。お父さんは何も言わなかった。
- 6.好奇心
あの中身が知りたい!
ガラクタばっかりだけど、まだ何回か使えそう。廃品を宝物に変えなくちゃ。
- 7.修理
この暗号機はまだ使えそうだよ。なんとかしてリセットできないかな。
あの扉の開け方が分かったかもしれない。
- 8.避難
災難がくる前に、あの人は私を逃した。でも今、私は独りぼっちだ。
写真:8歳前後の女の子が孤児院の前に立っている。右下には「親愛なるリサ」と書かれている。
- 9.破壊
過去から何かを学んだとすれば、それは事がひどくなる前に行動するということだ。
女の子の日記4:お父さんはお酒を飲みすぎた。家の物を勝手に売っちゃうし、時々知らない人が家に入ってきて物を持っていっちゃう。何があったのかは分からないけど、最悪だと思う。
- 10.救済
ずっと考えてた。あの時もし誰かが助けてくれたらよかったのにって。今の私は、誰かを助けることができるのかな?
写真:14歳の少女が椅子に固定されて電気療法を受けている。女性医師は何かの機械を操作している。
- 11.残像
こんな形であの人と再会するなんて、思っても見なかった。ううん、これはきっと現実なんかじゃない!
写真:建物が業火に包まれ、看板の文字が「軍需工場」だと辛うじて読める。
- 12.追跡と逃走
ハンターと獲物の身分交換はほんの一瞬で起こる。
リサ・ベイカーの招待状:特別なゲームへご招待いたします。庭園で懐かしい「旧知の人」と出会うことでしょう。手紙にはアザミが一本挟まれている。