概要
立憲主義(りっけんしゅぎ)とは、「憲法で国家権力の仕組みを定める事によって、権力の濫用を防ごう」という思想である。→(BUZZAP!2017年10月3日 「立憲主義」ってどんな意味?)
有権者の間で長年、常識となっている事を、憲法に記述することで、「国家権力を正常に機能させる」と考えている所が特徴的である。→( 落合仁司「保守主義の社会理論-ハイエク・ハート・オースティン」、勁草書房、1987年12月)
立憲主義は、憲法の条文そのものでは無く、運用のされ方に重点を置いている。この考え方は、古代ギリシアに始まり、近代国家において成立し、19世紀に確立された。→(樋口陽一「比較憲法 (現代法律学全集 36)」、青林書院、1992年2月)