バブさん
ばぶさん
CV.小西克幸
概要
シナリオイベント「『失楽園』どうして空は蒼いのかPart.II」から登場するNPC。ベリアルと行動を共にしている。
本名は不明であり、イベント内では「黒衣の男」と表記されているが、ベリアルはこう呼んでいる。しかし時たまに「おっさん」と呼ぶ場面もあり、信頼関係は皆無の模様。
ベリアル同様にルシファーを信奉している。
容姿は金と黒のローブを着た筋骨逞しい男。一人称は「余」。
目深に被ったフードからは三つ編みにした金髪がひと房とニヒルな笑みを浮かべた口元のみが見える。首周りには彼のような黒い角らしきものもある。
主人公を警戒しており、ベリアルに抹殺を命じるが、当の本人は命令に従わず、そのまま道を違えることとなった。
また、主人公に『光の試練』を与えたメタトロンは彼に対し「もはやヤツも「特異点」と呼べるのかもしれない」という意味ありげな発言をしている。
その正体は元ネタやベリアルが言うあだ名の命名法則から、かの「蝿の王」なのではないかという説が濃厚である。
ミルトンの失楽園によれば『蝿の王』は雄々しく立派な体格と王の威厳の持ち主として描かれている。
『失楽園』『000』の物語の黒幕なのだが、修飾や比喩だらけの婉曲な発言の多い登場人物が重苦しい物語を繰り広げる中、彼は計画の完遂を前にご満悦であり、その目的も「最強になって君臨する」とわかりやすく、苦悩しまくるサンダルフォンや四大天司、己の意思もなく同朋と戦い続ける元堕天使、決着に向けて悪の華を咲かせるベリアルに比べて非常に快活だった。
回想シーンではエルーンの女と「あの最中」のベリアルのもとにいきなり来訪する、世間の常識に縛られない自由さを見せる。
「地獄を重ねた」ひどい場所で2000年間戦いまくり、真の目的「世界が終末を迎える際にエテメンアンキでそれをやり過ごしその後の世界に君臨する」をベリアルに看破されても、ベリアルを追い詰めたところを覚醒したルシファーにワンパン撃破されても、ルシファーにより再度パンデモニウムの底に叩き落とされても心折れる事なく再起を伺い鍛え直そうと決意する強メンタルは感動すら呼んだ。
さらに「ルシファーが過剰に知を求めるようにバブさんは過剰に力を求めた」「(2000年前から)超戦いまくってたら武器がすごく強くなった」(意訳)という経歴が明かされて一部のきくうし様の共感を呼び、妙な人気が出てTwitterのサジェストでは『バブさん 元気』『バブさん かわいい』『バブさん メンタル』と並ぶ始末。
上記のように彼も特異点と呼びうる存在なので諦めずに再チャレンジし続けるのも、武器強化に血道を上げるのもプレイヤーのメタ的描写なのかも知れない。バブさん自身「修羅の道だった」と振り返っている。
そこまでして得た力は生半可なものではなく、ルシファーにより瀕死のダメージを食らった状態でハールート、マールート、ランスロット、ノイシュ、アルベール、シャルロッテ、イルザの面々を圧倒する。
ついでに名前がバブみを感じさせる上に、全身をローブで覆って素顔すら見せないくせになぜか胸だけはモロ出しの服装で、鍛えまくった大胸筋が乳房に見えたきくうしもいたらしく、あまつさえ彼の使役するエグリゴリが赤子に見えた事からオカン属性まで語られつつある。
またベリアルが計画に織り込んでいた不安要素を挙げる際に四大天司やサンダルフォンと並べて挙げたため四大天司の真ん中に味方っぽく映る事になってこれもまたネタにされた。
名前と素顔が隠され続けており、魔境『ぐらぶるっ!』では『黒衣の男バブさん』と表記されている彼だが、実は『失楽園』の『光の試練』の英語版テキストでサラッと名前が触れられている。
ぐらぶるっ!での動向
1258話では、ランスロット(with後ろの壁)が凌いでいる間にバブさんの不滅の攻撃に当たらないようにする方法を考えることに。
イルザが「可愛い者(シャルロッテ)に可愛い猫をもたせて攻撃させづらくしよう」という斜め上の発想をするも、何処からともなく現れた犬派代表ユーステスの「奴が犬派だと効果が薄いぞ」というこれまた斜め上の意見で却下となった。
そしてその後ろで当の本人はランスロットの後ろの壁で押し潰されて吐血したりと割と苦戦していた。
1259話では、攻撃で倒れたノイシュを「防御が自慢だったようだが脆すぎる」と罵るもその報いとしてスカーサハからノイシュが懐に持っていた、彼にしか無事に食べることができない「カタリナ特製致死性義理チョコ」を「ノイシュなら1日10個は食うぞ」次々と口に投げ込まれ「ゴロゴロボキッメキッ」と明らかに食べ物で出してはいけない音を立てながら悶絶。
その様子に怯えるカリオストロがうっかり発動させた結界で無事(?)封印されることとなった。