蔵原走

くらはらかける

小説『風が強く吹いている』の登場人物。

概要

CV：大塚剛央

寛政大学社会学部1年。新生活の費用を使い果たし住居もなく、食料を盗んで食い繋いでいた中で追いかけてきた清瀬灰二に竹青荘へと誘われる。

周囲の評は、純粋で意志の強そうな目をした、ストイックな陸上バカ。身長は原作がムサ・カマラと同じくらいで、アニメ版が城兄弟と同じ172センチ。

ランナーとして天賦の才に恵まれながらも、本人はひとえに日々のトレーニングの賜だと思っている。中学高校と陸上漬けの生活を送り、高2の時点でオリンピック選手に育ち得る記録を残していた。

だがそれ以外の経験に乏しく、自分の感情を伝えるどころか正しく把握することすら覚束ない。しかも成果のみを求める仙台城西高陸上部の空気に馴染めず、孤高のエースとして敬遠され、遂には暴力事件を起こして陸上界から去る。それでも毎日最低20キロは走り続け、箱根駅伝への挑戦も内心無謀だと呆れつつ参加し、やがて竹青荘の自由な気風に影響を受け始める。

自分たちを献身的にサポートしてくれる同学年の勝田葉菜子に半ば一目惚れしており、先輩たちにも筒抜けだが、翌年まで自覚せずに過ごす。

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風が強く吹いている　カケル