「うっま・・・」
概要
『月刊コミックゼノン』にて2016年1月25日から連載しているグルメ漫画。元はあみだが2015年11月15日のコミティアで発売したオリジナルの同人作品だったが、紆余曲折を経てコミックゼノンにおいて商業連載となった。
冴えないサラリーマン「飯沼」が食事をするというシンプルな内容で、飯沼の食事描写が本作のキモとなっている。
登場人物
- 飯沼
CV:羽多野渉(アニメBeans)、花江夏樹(声優GITARI)
本作の主人公。眼鏡をかけた短身痩躯の若年サラリーマン。苗字は「いいぬま」と読むが、あだ名感覚で「めしぬま」とも呼ばれる。
仕事が全くできず(というかやる気がない)、上司に仕事のことで叱られても一切反省しない典型的なダメリーマン。性格も根暗そのものであるため、周囲からの評判も悪く女性社員からも全く相手にされていない。無能な上に性格も最悪なので、社内ではうだつが上がらない。
実は見た目からは想像がつかない大食漢で、穴場の名店をこまめに押さえているグルメ通。その情熱を少しは仕事に傾けようとは思わないのか…。
常に恍惚の表情を浮かべながら食事をするのが特徴で、その濃すぎる描写は極端に好みが分かれるもの。ただ、作品内ではなぜか男女問わず絶賛されている。
評価
元々同人作品として世に出たこともあり、非常にコアな層向けの作品となっている。もっとも、同人というジャンル自体が一部読者向けのニッチな分野であり、一般層から幅広く支持を得ようとする商業作品とは性質が大分異なる。本作もその例に漏れなかったが、同人作品から商業作品へ転換した結果、本来のターゲット層以外の読者にも注目されることとなる。
しかし、本作のマニアック過ぎる描写は一般読者からの受けが悪く、Amazonのレビューなどで酷評が相次いだ。そもそも、一部層向けの同人作品を商業作品として展開させること自体無理もあったはずだが、なぜ商業連載を持ちかけたのだろうか?