概要
オウルの女性冥闘士で「星の守人」の1人にして第7の魔宮・天王星の守り人。
パンドラすらその存在を知らなかった謎の冥闘士で、本来冥闘士にも聖闘士にもオウルの戦士は存在しないはずだった。
テンマの実母で、かつてパンドラの生家で使用人として働き同僚であった杳馬との間にテンマを設けた。
この頃はパンドラと仲が良く彼女から唯一の友と慕われていた。しかし、パンドラの母が身ごもっていたハーデスの魂が何者かに持ち去られるという事件が起こったと同時に生まれたばかりのテンマと共に城からいなくなったために、パンドラからハーデスの魂を持ち去った犯人と誤解され刺客を向けられることになる。その後しばらくはテンマと放浪生活を送っていたが刺客の冥闘士に見つかりテンマを守って殺害された。享年22歳。
後に冥闘士として蘇り、テンマやパンドラと再会をするも、杳馬から真実を聞かされてショック状態のパンドラを優しい言葉で油断させて容赦なく報復した挙句に、実息子のテンマに勝負を挑み、動揺する彼に「テンマを産んだのも守ったのも、オリンポスの神々への革命を起こして夫婦で新しい神話の創世主となるために神殺しの天馬星座の魂が必要だったから」と言い放ち、テンマの魂を得るべく攻撃するなど、冷酷に振舞ったが、真意は神聖衣を目覚めさせてテンマに使わせることだった。
彼女の真の正体は天界の住人で神話の時代から戦女神アテナに仕えていた存在。人間の可能性を信じて聖戦を阻止すべく人間として転生しようとする先代アテナに心打たれ,アテナと共に転生する彼女の大切な戦士であった天馬星座の魂を守って育てるべく自身も人間に転生する決意をし、その魂を自身の子として産んだのだった。
そしてテンマとの戦いの後、息子への愛と彼との幸せをくれたアテナへの感謝を伝えて消滅したが、杳馬が封印された際は僅かに姿を見せ、自身と息子を利用し憎んでもおかしくないはずの彼を愛おしげに抱き寄せて、テンマに微笑を向けていた。
その後、魂は天界に帰った模様。しかしエピローグでは彼女本人かどうかは不明だが、旅立つパンドラを見守るように一匹のオウルが佇んでいた。
備考
上記のように本来オウルは聖闘士にも冥闘士にも存在しないという設定だった……しかし…
現実にフクロウの星座は存在していた。
それがふくろう座である。この星座は現在の88星座には含まれておらず、除外されている。
海蛇座の尾のあたりに存在していた星座である。
この事実から考えて、パンドラが知らないだけでふくろうをモチーフにした聖闘士がいる可能性がある。
なお、実際に梟はミネルヴァ(アテナ)の遣いであると伝承されている。
それ故、梟は知恵の象徴とされている。
冥闘士
関連タグ
聖闘少女:女神アテナの侍女と戦士を兼業する存在