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KATANA_ZEROの編集履歴

2019-05-06 14:39:16 バージョン

KATANA_ZERO

かたなぜろ

「KATANA ZERO」は、カタナを武器に己の謎に迫るスタイリッシュな2Dアクションゲームだ。

カタナで斬り裂くのは己の過去

時間を操作するスタイリッシュ斬撃アクション


ゲーム概要

askiisoft製作、Devolver Digital販売のインディーズソフト。

2019年4月18日よりニンテンドースイッチおよびPC用に配信されている。


HotlineMiami」の影響を強く受けた2D横スクロールアクションゲームであり、記憶喪失の暗殺者「ドラゴン」を操って、荒廃した近未来世界でカタナを武器に駆け抜けていく。


ディフォルメされた可愛らしくも繊細で美しいドット絵と、それにも関わらず容赦ないバイオレンス描写、そして「予知」という形で繰り返される主人公の死と巻き戻しによるリスタートシステムと、それに密接に関わったミステリアスなストーリー、何よりも繰り返しに伴うプレイヤーの上達がもたらすスタイリッシュなアクションが魅力的。


いわゆる「死に覚えゲー」なのだが、その絶妙な難易度と格好良さから、配信直後より人気を博している。


ゲームシステム

「ドラゴン」として依頼された場所へ赴き、障害を尽く斬り捨てて皆殺しにすることで次のエリアへ向かう、いわゆる面クリア型の構成となっている。

ボスを除けば主人公も敵も全員一撃で死ぬため、いかに相手の攻撃を掻い潜って一方的に斬殺するかが攻略のポイントとなる。


基本的には横スクロールアクションらしく「ジャンプ」「攻撃」「ダッシュ(回避)」「アイテム」の四つが基本動作となる。

そしてこれに加えてコンバットドラッグ「クロノス」の効果が、本作システム最大の特徴であり、またストーリーにも大きく関わっていく。


他、ステージによってはステルスアクションを要求されたり、バイクによるカーチェイス、トロッコアクションなども待ち受けている。


また本作はマルチルートを採用しており、ゲーム中の細かな選択肢による分岐が数多く存在する。

敵が立ち話をしている事も多々あるため、余裕があるなら立ち止まって耳を傾けてみるのも良いかもしれない。


攻撃

カタナによる攻撃はある程度の間合いがあり、また十字キー入力と組み合わせる事によって斬撃方向を変化させる事ができるため、床下から床ごと上に立つ敵を斬り捨ててエントリー、機動隊を飛び越えて頭上から斬り伏せるなど、スタイリッシュなアクションを披露できる。

また銃撃にタイミングよく攻撃を重ねると、文字通り打ち返す事ができ、狙撃へのカウンター、機関銃の連射を全て反射しながら突撃して斬り伏せるなど、上手く決まると痛快である。


ダッシュ

ダッシュには無敵時間があり、銃弾や敵、レーザートラップなどをすり抜ける事ができる攻略の要である。ガードを固めた敵をダッシュですり抜けて背後から斬りつけるなど、攻撃にも転用できるため使いこなせるようにしていきたい。


アイテム

ステージ中に落ちているアイテムを拾うことで、これを投擲武器として用いる事ができる。

ドラゴンは銃弾を打ち返す以外に遠距離攻撃を持たないため、この投擲武器をどう使っていくかが攻略の重要なポイントの一つでもある。

瓶などは命中すると音を立てて近くの敵の注意を引くため、これを駆使して敵を一箇所に集め、その隙に床下を突っ切って背後から登場、全員を一瞬で切り捨てるなどといったアクションが可能。

ナイフや包丁の他、火炎瓶や有線リモコン爆弾、時には拳銃も登場する。無論、ドラゴンにかかれば拳銃も必殺武器である。


クロノス

本作における最大の特徴は「クロノス」の効果だろう。

これはドラゴンに投与されているコンバットドラッグであり、「加速」と「予知」の2つの力をもたらしてくれる。


「加速」については、いわゆるスローモーションであり、発動中はゲージが継続する限り全ての動作が遅くなるというもの。

あくまで体感時間の加速であるため、もちろんドラゴンの動作も遅くなるのだが、銃弾の打ち返しや攻撃回避、難所を突破するタイミングを図るためには重宝する。

使用は必須ではなく、慣れてくれば銃弾の一発二発くらいならクロノスを用いずとも打ち返せるようになってくるだろう。


また「予知」は、そのものずばりコンティニューの事である。

オートセーブ式の本作では、ステージ攻略中に死亡するとそのエリアの最初まで、文字通り巻き戻されて再スタートとなる。

これは全てドラゴンが自らの死を予知したためで、プレイヤーはひたすら死の未来を繰り返し予知し、巻き戻し、攻略できるルートを構築していく、文字通りの「死に覚え」ゲーになる。

このコンティニューがとてもテンポよく行われ、またこまめにオートセーブされるため長いステージを頭からやり直す必要もなく、死に覚えに伴うストレスは極めて少ない。

そしてこのクロノスによる予知能力は、本作のストーリーにも密接に関わってくる。


ストーリー

終戦から数年を経た、近未来都市ニューメッカ

地区ごとに住人の社会的地位が異なるこの荒廃した格差社会の影を、一人の殺し屋が駆け抜けていた。

黒い浴衣にカタナを携えた彼の名はドラゴン

鍛え抜いた武術に加え、クロノスというドラッグの力で予知能力を得たドラゴンは、依頼に従って行く手を阻む者を次々に斬り殺していく。

しかしやがて彼はクロノスと、それに纏わる自分の失われた記憶へと立ち向かわざるを得なくなっていく……。


登場キャラクター

ドラゴン

本作の主人公。記憶喪失の殺し屋で、凄腕の武術の達人。

手にしたカタナと、クロノスの力で敵を皆殺しにする事から、いつしか「ドラゴン」と呼ばれるようになった。

淡々と仕事をこなしていたはずが、悪夢と幻覚に悩まされ、やがてクロノスと自分の過去の謎に迫る陰謀へ巻き込まれていく事になる。

作中では選択肢を決定する時以外にセリフを喋る事はないが、その内容を見る限りなかなか荒っぽい性格のようだ。

会話の経過時間によって選択肢が変化するため、あんまりボタンを連打しすぎると、人の話を聞かず「いいから早くクスリをくれ!」と連呼する危ない奴になってしまう。

先の戦争に従軍したと言い、記念メダルを大事に持ち歩いているが、帰還兵にしては異様に若いとも言われている。


少女

本作のヒロイン。ドラゴンの隣家に住んでいるという幼い少女。

ある日、仕事帰りのドラゴンとたまたま出会ったことをきっかけに、どういうわけか彼に懐いてつきまといだす。

ついには親友だというぬいぐるみ「ベヒモス」の友達、「リヴァイアサン」の友達がドラゴンの家にあると主張して、家に押しかけてくるようになる。

荒廃した地区に住んでいることもあって家庭環境は悲惨なようだが、明るく元気で、茶目っ気のある純粋な性格をしている。


セラピスト

ドラゴンのカウンセリングを担当し、治療と称してドラッグの投与と、暗殺依頼の斡旋を行う男。

眼鏡をかけた神経質そうな風貌で、その治療室の内装を見るにニューメッカでも上層部に属している事が伺える。

ドラゴンの悪夢や幻覚について親身に話を聞いてくれるが、意に沿わない行動を取られると途端に激高して取り乱し、余裕をなくしていくなど、やはり見た目通りの性格なようだ。

デスクには家族の写真を置いていて、いつかドラゴンと会う事もあるだろうと言うが……。


V

ドラゴンの「ファン」を名乗る巨漢の男。

青く染めたアフロヘアをしており、少女いわく「ダサい髪型のおじさん」。

スナッフ・フィルムの撮影が趣味で、人を無残に殺して楽しんでいる危険人物。

クロノスを求めてドラゴンにも接近してくるが、対立し、殺し合うことになる。

彼もまた「死を先読みする」かの如き能力を発動させるが……。


Mrキスフェイス

Vの部下で、紫色のマスクに白スーツを纏った伊達男。

長柄の両手斧を武器にしており、これを自在に操ってドラゴンと対峙する。


ユキ

Snow

Vの傍に現れる謎の美女。

白い着物にカタナを携え、花吹雪と共に瞬間的に転移することができる。

Vの背後にいる何者かに仕えているようだが……。


レオン

クロノスの開発者とされる謎の科学者。

強力な警備を配置した施設に隠れ潜んでいると言われ、潜入したドラゴンにモニターを通してメッセージを送るが……。


15

ドラゴンの前に現れる、もう一人のドラゴン。

金髪を三つ編みにして黒いスーツを纏った男で、カタナを武器にしている点以外はドラゴンと大きく異なる。

しかし彼もまたドラゴン同様、クロノスによると思われる「予知」と「加速」能力を有している。

政府に対して敵愾心を抱いており、そのために行動しているようだが、目的は不明。

ドラゴンに対して「自分が何者か思い出せ」と謎めいた言葉を残す。


ヘッドハンター

金髪のドラゴンの仲間と思われる、謎の人物。

軍装に身を包み、ベレー帽を被ってガスマスクを装着しており、素顔が明らかになるのはわずか1シーンのみ。

レーザーガンを武器に用いており、やはりクロノスによる「予知」と「加速」によってドラゴンを追い詰めていく。


仮面の男たち

ドラゴンの前に幾度となく現れる、金と銀の仮面をつけた白衣の男たち。

ただの幻覚なのかと思いきや、ドラゴン以外の人間や現実にも影響を及ぼしている謎の存在。

近い将来、ドラゴンは「死」と「生」の究極の選択を迫られる事になるというが……。


受付嬢

本作のヒロイン?

幸か不幸かドラゴンと度々遭遇してしまう受付の女性。

なかなか良い性格をしており、どうやらオタクでカードゲーム好きらしい。

会話選択肢によってはドラゴンと意気投合することもある。


ストロングテリー

ドラゴンとストロングテリーが戦ったらどっちが勝つ?


表記揺れ

「Katana ZERO」「カタナゼロ」などが存在する。

本項目についてはゲームタイトル画面の「KATANA ZERO」を採用した。


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