磁雷神
じらいしん
「世界忍者戦ジライヤ」に登場するロボット
概要
約20mの巨大な武神像。
かつてパコを守護する目的で、聖徳太子の手により建造された。
胸部に磁雷矢が融合することで初めて駆動する。
金剛磁雷剣や風車槍などの武器を振るい、秘宝パコの守護神として巨悪に立ち向かう。
…訳ではなく、登場からしばらくは本当にただの守護神像として置物扱いであり、それどころか登場しない回の方が多く、戦闘をしたのはたったの3回、しかもそのうちの1回は等身大の相手との戦いである。
ただし、活躍する回では死者を別世界に転生させるなど守護神の名に相応しいチートっぷりを見せる。
ちなみに、本編ではこのような扱いの磁雷神だが玩具の方もギミックがほとんど無いシンプルな物になっている。
しかし、それが却って原作再現度を高めたのか、前作から続く玩具の売上不振を解消したと言われている。
ネタバレ注意
実は磁雷神はパコの守護神などではなくパコそのものである。
そもそもパコの正体は故郷の星に帰れなくなったエネルギー生命体であり、正体を偽装しつつ故郷の星に帰れる技術が完成するまで地球で休眠できるようにと、パコの地球での友人だった聖徳太子が作ったのが磁雷神である。
磁雷神とはロボットはロボットでも箱ガンダムだったのだ。
最終的に磁雷神は磁光真空剣と暗黒剣、そしてパコを乗せて彼の故郷の星へと旅立つ。
聖徳太子が作ったというロボットという設定からか、空想科学読本シリーズで取り上げられるなど、世界忍者戦ジライヤを知らない人にも有名な磁雷神だが、
ロボットではあるがメカではなく全高20mの埴輪で、さらに言うと中身は体長20mの宇宙怪獣だという事はあまり知られていない。