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天誅参の編集履歴

2019-05-19 11:03:22 バージョン

天誅参

てんちゅうさん

天誅参とはステルスアクションゲーム『天誅』シリーズの第三作目。

概要

『天誅壱』の続編にあたる作品で、同作の一年後を舞台としている。

ハードがPSからPS2に移り、高性能なハードとなったことでシステムが大幅に改善され、追加要素もかなり増えた。後に不完全な箇所の修正や更なる追加要素を加えたXbox版とPSP版も発売された。ただしゲームの関係上残酷描写も見られる。

主人公として力丸彩女の二人に加え、始末屋藤岡鉄舟が登場。それぞれの視点から物語が進められる。

『天誅弐』以前の作品はPS版のみで移植も無いため、現行の天誅シリーズのイメージの多くはこの参をベースにしている。

ストーリー

時代は戦国。

郷田家に仕える忍び力丸と彩女は、現世に進出せんとした冥界の魔王・冥王とその部下鬼陰の襲撃を退け、郷田の国を救った。しかし冥王を倒した後に力丸は巨大な岩石に飲まれて行方不明となってしまう。

それから一年。束の間の平和を享受していた郷田の国に、再び暗雲が立ちこめていた。

妖術師『天来』とその部下『天来六人衆』が郷田の国やその周辺諸国で暗躍し始めたのだ。

彩女はこの危機に立ち向かい、消息不明だった力丸も無事帰還。二人は再び戦いに身を投じる。

その一方、郷田領内に住む始末屋藤岡鉄舟は、自身の元締めを暗殺されてしまう。そしてその犯人が天来と繋がっていたことから、彼も二人とは違った形でこの陰謀に関わることとなる。

登場人物

力丸

前作から姿を消していたが、越後屋を潰しつつ無事郷田へ帰還。

その後、七支刀の調査に向かうも、封印場所で鬼陰に殺害されてしまう。

しかしそれは力丸が予め放っていた影の一人に過ぎず、本物は冥府に身を潜めていた。

そのため七支刀の封印が解かれると同時に現世への復帰を果たす。

今作ではド派手な即死技「紫電」や、隠し忍具の剛刀「富嶽」の存在など華やかな要素が多い。

富嶽には欠点もあり、移動速度とジャンプ力が低下し、攻撃パターンが激減する。しかしリーチの増加にくわえ、基本の三段目に崩し効果が付与されていたり、ステップ切りが吹き飛ばし効果のある袈裟斬りになるなど、制約も多いが使いこなせると面白い武器である。

同じく隠し忍具の「忍び鎧」というダメージ軽減装備もあり、見た目も無骨な黒い武者鎧に変わる。


彩女

郷田で頻発していた人攫い事件を調査していく中で宝玉の存在を知り、回収を試みる。

今作では自分の3倍の背丈はあろう巨大怨霊や、全身が緑になって床を這いずるラスボス等、妙にイロモノとのバトルが多い。力丸と比べてリーチは短いが素早く手数も多い。ただし打点の都合上、野犬の相手は少々苦手。

彩女も即死技の「裏疾風」を持ち、こちらは一瞬で演出が終わるため実用性としてはより優れている。「朧」という真っ赤な刀身の隠し武器を入手できる。これは毒効果を持ち、定期的に怯みとダメージを与えるチート性能。装備時に自分も毒を食らうが、ただちに毒命丹を服用すれば良いので実質デメリット無し。忍び鎧は赤いセクシーなデザインで人気がある。


藤岡鉄舟

郷田で活動している『生駒屋』に属する始末屋で、表向きは町医者。

越後屋を始末する仕事を力丸に出し抜かれてしまい、報復に向かうが、いざ交戦すると途中で満足し、奇妙な縁ができる。

脳を針で突き刺す、心臓を握り潰す、背骨を叩き折るなど、刃物主体の忍び達とはひと味違った忍殺技を持つ。即死技はないが、真似笛や自身の攻撃力と移動速度を上昇させる技がデメリット無しで使い放題など、強力な特性を持つ。忍者じゃないのに天井張り付きも出来る。

ただし素の移動速度は遅く、彩女と同様に野犬の相手は苦手なので注意。素手なのでリーチも短い。

シリーズおなじみの忍具に「痺れ団子」があるが、その鉄舟版として「春画」が使える。

最終決戦で町の爆発の中に消えるが、その後、越後屋のお返しとばかりに力丸を出し抜くシーンが映されるため、おそらく生存している。

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