概要
『天誅紅』以外の全シリーズに登場している主人公。
郷田家に仕える東忍流の頭目。主君郷田松之信の影となって忠実に任務を全うする忍。その卓越した技術のみならず、主君に全幅の信頼を置く心のありようも高く評価されている。
白髪で右目に傷があるのが特徴。常に口元に覆面をつけており、素顔をさらすシーンは少ない。
普段は冷静沈着だが、その内には強い激情を秘めている。思いやりや優しさも持ち合わせており、己の倫理観に反するものを許すことができない性格。このゲームが『天誅』というタイトルで成立しているのは、彼と彼に命令を下す郷田松之信が基本的に善人だからである。
四歳年下で一応の部下である彩女とは、割とフランクな関係を築いている。
鬼陰とは最初の戦い以来不倶戴天の敵であり、何度も戦っているが最終的な決着はついていない。
兄弟子でありまさしく兄のように慕っていた龍丸から、東忍に代々伝わる名刀『十六夜』を受け継ぎ、18歳で頭目となる。その後冥王と鬼陰の襲撃を退けて、彩女と捕われていた松之信の娘菊姫を逃がすが、その際巨石に飲まれて行方不明になってしまう。
しかし、天来の襲撃に際して無事帰還に成功。以後は再び彩女と共に郷田を支える影となる。
番外編にあたる『天誅千乱』では、東忍の頭領として主人公に任務を与える役になっている。
また、行方不明になっている間は時空をさまよっており、その時一度だけ現代に来たことがある。
余談
彼の忍殺技のひとつ「死人担」(読み:しびとかつぎ)で敵を仕留める際、その動きや音があたかも敵に整体(柔道整復術)を行っているように見えるため、プレー動画やTAS動画などでは「整体師」や「殺人整体師」、「出張整体師」といったあだ名がつけられている。