概要
『天誅参』の一年後が舞台。
開発元が『天誅弐』までを担当していたアクワイアに戻り、キャラクターデザイン・担当声優などが一新された。今まで漢数字だったタイトルも英数字になっている。また、ハードが今までのプレイステーションシリーズからwiiに移った。ただし後にPSP版も発売されている。
特にシステム面での変更が非常に多く、自由自在に飛び回るようなアクションよりも、地を這うように忍ぶアクションに重点が置かれている。
戦闘面も大幅に変更され、敵に見つかると一人称のチャンバラ戦闘に移行するようになっており、雑魚敵相手でも即ゲームオーバーに繋がりかねないほどシビアなものになっている。
従来の箱庭形式が廃止されて自由度という点では下がり、要所要所で必要な忍具を使うといったアクションパズルに近いものになっている。
前述の通りシステムは前作までと別のゲームと言えるほど変更されているため、プレイヤーの間では賛否両論となっている。
忍者としてはよりリアルになっており、従来の忍殺エフェクトも増加し、グラフィック全体の評価も高いため、新規のプレイヤーや変化として割り切るプレイヤーからは比較的良好な評価をされている。その反面、箱庭形式廃止に伴う自由度の低下や、チャンバラ戦闘のシビアさ、wiiリモコンによる操作への不慣れなどから、過去作品と同様のものを期待していたプレイヤーからは不満の声が多い。
ストーリー
時は戦国。
天来の襲撃から一年経った郷田領内では、一時の平和が過ぎて再び不穏な空気が流れ始める。
悪行を働くもの、平穏を乱すもの、果ては戦に加担するものまで現れ始めていた。
しかし、領主郷田松之信はその正体を掴めず、配下の力丸に調査を命じる。
そんな折、家老関谷の提案で城下で評判の易者を招いて占わせることになる。
しかし、あろう事か易者は松之信の娘菊姫をさらって逃亡してしまう。
すぐさま救出に向かう彩女、引き続き不穏な動きの調査を命ぜられる力丸。
郷田の国に再び戦乱の火が上がろうとしていた‥‥。