概略
平和は無い。休息も無い。慰めすら無い。
赦しなど、ある筈も無い。
暗黒の遠未来に唯一残ったもの。それは──戦争。
ウォーハンマー40,000
41千年紀の銀河戦争を扱うシリーズで、40k(フォーティーケー)等とも呼ばれる。
現在のルールは第5版。
こちらもまたダークな狂気や悲壮さが強調されており、皮肉めいた描写も相変わらず。
皇帝への狂信的な信仰や、巨大兵器など、ファンタジーとはまた違った魅力を持つ。
以前の世界設定では、ファンタジーバトルと共通していたこともあり、
オールドワールド世界の宇宙で行われている戦争という設定であったり、その四万年後という設定であったりした。
しかし現在では両者の繋がりは曖昧にされ、プレイヤーが推測を楽しむ程度に収まっている。
異種族や混沌勢力なども、オールドワールドと共通しているものがあり、
そういった部分でニヤリとさせられるものも多い。
【Warhammer 40,000】ルール遍歴
Rogue Trader(初版)
ウォーハンマー40K:ローグトレーダーは1987年に発売された。
ファンタジーバトルのデザイナーと同じく、ブライアン・アンセルとリチャード・ハリウェル、リック・プリーストリーの3名により作成された。
初の小規模バトルゲームの為にルールが混乱した状態で、ダイスの数で圧倒するゲームとなってしまう。
GWの雑誌「ホワイトドワーフ」で追加アーミーが次々に発表され、ルールを修正、サポートしていった。
第2版
1993年に発売された。
このエディションからはアンディチェンバース(作家、ゲームデザイナー)の元に開発が進められた。
大規模戦闘を可能にするルールやミサイルやスペースマリーン及びオルクの兵器を追加した。
アートワークや背景史などの資料がBoxセットに含まれた。
第3版
1998年に発売された。
第2版で拡大した戦場の規模を合理化して大規模戦闘をスムーズにする為のルール改正がなされ、
ディーモンハンター、タウ・エンパイア、ディーモンの3種のアーミーが追加、
それぞれのアーミー資料、新アーミーのアートワーク、アーミーリストがBoxセットに含まれた。
タウ・エンパイアの反響は良く、ウォーハンマー40,000の人気が上がった。
第4版
2004年に発売された。Boxセットにはスペースマリーンとティラニッドが戦うシナリオ、【Macragge(日本語名:マクラーグの攻防)】が附属。
追加し続け機能しなくなった第3版のルールを見直し、円滑にゲームが出来るよう改良した。
改めて銀河史やアーミーの背景などを整理した形となり、新しいアートワークをふんだんに盛り込んだBoxセットとなった。
更に、オールドワールドの40,000年後と言う設定が改められ、別世界(パラレルワールド)と位置付けがされた。
第5版
2008年7月12日に発売された。Boxセットにはスペースマリーンとオルクが激突する【Assault On Black Reach(日本語名:ブラックリーチ強襲)】 が附属。
現在、各アーミーコデックスを5版用に開発中。
アーミー概略
スペースマリーン
遺伝子改造を施された超人兵士達。帝国の組織であるが独立した命令系統を持ち、チャプターと呼ばれる千人単位の集団によって活動を行っている。パワーアーマーと呼ばれる装備に身を固め、人類の敵にボルトガンの嵐を食らわせる。40,000を代表する勢力でもあり、人気も高い。
ゲームでも高性能、少数精鋭を誇る。高い防御力、優秀な火器、最後の一兵まで戦うルールなどまさに帝国最強の存在である。だが、その高いコスト故40,000には多く存在する防御力を無視できる兵器には弱く、一気に戦力を減らされてしまう。
ダークエンジェル
スペースマリーンには有名なチャプターも多く、それらの持つ特徴を再現する為に個別のチャプターを扱ったコデックスも存在する。現在5版ではダークエンジェルが独立したコデックスを持っている。
インペリアルガード
インペリアルガードは広大な帝国の各惑星から輩出された志願兵である。スペースマリーンは帝国最強の兵士であるが、その数はあまりに少なく帝国全てをカバーすることは出来ない。対してインペリアルガードは只の人間であり、装備も量産性を重視したものだが、その数は多く帝国全土に防衛線を構築している。多種多様な惑星がある為、そこから構成される連隊も特徴的なのが揃っている。
ゲームではとにかく数を多く入れられるルールが存在し、総兵力で敵を圧倒できる。また、戦車や自走砲なども揃っており、人で壁を構成して強力な火砲で敵を吹き飛ばす戦い方が基本になる。宇宙においては只の人間が一番弱い存在である。
ディーモンハンター
帝国の秩序を守る異端審問庁。その中でもケイオスのディーモンを狩る事に特化した組織が彼らである。グレイナイトと呼ばれる対ディーモン専用のチャプターと協力し、また必要とあらばインペリアルガードを徴収するだけでなくスペースマリーンにも協力を依頼してディーモンを滅ぼす為戦う。
現時点では日本語に翻訳されていない。ゲームでの性能は概ねよりコストの高いスペースマリーンといったところ。インペリアルガードやスペースマリーンと協力するためのルールが存在する。
ウィッチハンター
皇帝陛下を崇拝し、その教えを広める聖教会。その武装組織がバトルシスターである。彼女らは異端審問庁の中の人類の異端者狩りの部門と協力関係にあり、共に皇帝陛下に逆らう反逆者を皆殺しにする使命を持つ。
現時点では日本語に翻訳されていない。スペースマリーンと同じく防御力に優れたパワーアーマーを装備しているが、中身は人間である為能力が低い。廉価版マリーンとも言える性能を持つ。
ティラニッド
外宇宙からやってきた謎の生命体。ハイヴマインドと呼ばれる共有意識を持つエイリアンであり、捕食した遺伝子を取り込む能力を持つ。ひとたび惑星に侵攻すれば、ありとあらゆる有機体を喰らいつくしてしまう。獰猛な上に本能のみで行動している為説得や懐柔は不可能、徹底的に滅ぼすより他に助かる術はない。
ゲームでの性能は接近戦よりで、足が速く数が多い。シナプスクリーチャーと呼ばれる指揮官のユニットの範囲外では本能に支配されてしまう。遺伝子を取り込む設定を再現した、能力をカスタマイズするオプションがある。ビークルも持たないので、各ユニットの役割分担が重要である。
ケイオスマリーン
かつて皇帝に反逆してケイオスに寝返り、帝国没落の引き金を引いた裏切り者達。その後もケイオスの魅力に取り付かれて転向するマリーンが後を絶たない。彼らはそれまでの厳格な規律や階級を捨て去り、力で力を支配する方法を取る。
ゲームでは裏切った事による技術の遅れを再現し、スペースマリーンよりも武器の性能が悪い代わりに混沌の神に祝福された新たなユニットが加わっている。高い能力はそのままにより接近戦向けのアーミーとなっている。
ケイオスディーモン
歪みの向こう側より飛来したケイオスのディーモン。ケイオスを更に拡大する為、破壊と戦争を繰り広げる。
ゲームではワープ空間から突如出現することを再現した特殊な初期配置をする。高コストだが強力な効果を持つものが多い。ミニチュアはファンタジーバトルと共用(ベースの形は異なる)で、キャラクターなども共通している。
エルダー
人間より遥かに進んだ文明を誇っていた滅び行く種族。スラーネッシュ神の誕生に関わっており、その際に故郷と多くの同胞を失って以来クラフトワールドと呼ばれる巨大宇宙船で生きている。
ゲームでは優れた技術力により機動力のある反重力ビークルを持つ。また鍛錬を積んだ優秀なスペシャリストが多く、編成次第で多様な戦術が取れる。
ダークエルダー
かつてエルダーの故郷が崩壊した際に、スラーネッシュに隷属した者達。宇宙海賊をしており各地で襲撃を繰り返しては資源を奪い奴隷狩りを行っている。
日本ではコデックスの翻訳がされておらず、代わりに簡易版であるベーシックアーミーリストが公開されている。それによるゲームでの性能は機動力と火力が高く、防御力が低い。
オルク
戦う為に生き、ヘンテコなスゲーメカを乗り回す菌類。徒党を組み、スクラップから作り出した兵器で武装して惑星を襲い、更に死んでも胞子が撒き散らされ再びオルクが生えてくる。帝国と同じぐらい皮肉と哲学が散りばめられている。
ゲームでの性能は接近戦重視であり、防御力は低い。だが、それを補って余りある数を入れることができる。下手な射撃も、得意な白兵もとにかく数で解決してしまうことができる。
ネクロン
もっとも古き存在と言われている。エルダーよりも古く銀河全体にその版図を持っていた存在。ク・タンに騙され彼らの手先となるように機械化され、個別の感情を持たない。
ゲームではガウスウェポンと呼ばれる武器を使用し、やられても再生する能力を有するなど射撃に向いた性能。代わりにスペースマリーン並みに高いコストと一定数が倒されると自動的に敗北するルールがネックとなる。
タウエンパイア
かなり最近に出来た国家だが、高度なテクノロジーを作り上げ急成長した。
『大善大同』の理想の下、あらゆる異民族をその勢力下に置き大帝国を築いている。
なんと人間よりも貧弱な種族だが、
強力な射撃武器とバトルスーツによる射撃力はどの勢力より優れており、徹底して射撃戦に持ち込むと強力。
また、同盟関係にある異種族のユニットで、弱点もある程度は補える。