演:水原詩生
解説
飾玉三郎の姪(母親が玉三郎の姉)で、女優を目指して上京してきた。年齢17歳。
京都府出身で関西弁で話す(演じる水原氏も京都府出身である)。第9話以降に登場。
芝居の勉強の傍らポレポレをアルバイトの形で手伝っている。ポレポレに到着した際、入口で出会った五代雄介に一目惚れし、以後「五代雄介ファンクラブ会員第1号」を自称する。菓子作りは得意らしく、雄介に渡すために作ったクッキーやドーナツは周囲に好評であった(ドーナツに関しては、玉三郎が「チョモランマ級にまずい」と嘘をついて独り占めしようとした)。
玉三郎のオヤジギャグに怪訝な顔をすることもあるが、「思春期の娘とその父親」の関係に近く、信頼はあり仲は良好。
当初は雄介と仲の良い桜子にかなり嫉妬していたようだが、第27話にて自分達が出掛けていた中、一人で店番をやりきり(元々は雄介と2人で店番をしていたのだが、ゴ・ベミウ・ギの出現で離れざるをえなくなった)、食器も洗っていた彼女を見たことで認識を改め、第35話で長野に学術調査に赴いた話を聞いたことで、努力家として尊敬するようになった。
ただ第31話では「五代雄介ファンクラブ会員No.2番ということで、よしなにお願いします」と念押ししており、若干ライバル視はしている模様。(当の桜子は話が掴めていなかったが)
第22話にて、慕っていた芝居の先生をメ・ガルメ・レに殺されてしまい、ポレポレで事を打ち明けた後店のカウンターで泣き崩れた。ショックで数日店を休んだりもしたが、気持ちを持ち直し復帰している。
本編終盤にオーディションを受験するも、最終課題が「好きな人を目の前で未確認生命体に殺された」という演技であり、先生のことを思い出し何もできないでいた中、同じく最終選考に残った少女に「先生が未確認に殺された経験が役に立ちそうだ」という旨の無神経な言葉をかけられ、それがショックとなりオーディションを棄権。
その少女に対して殺意まで覚えてしまい、引っ叩きに行ってもいいだろうと雄介に同意を求めたが、憤りには共感されつつも「でも、俺はこれ(拳)を使ってすごく嫌な気持ちになった。大事なのは『間違えてる』ってことを伝えることじゃないかな?」と助言される。
雄介がクウガであることを知らない(=彼が振るいたくもない暴力を振るっているという事情を知らない)がゆえ、雄介の言葉に「さっきから五代さんの言ってること、綺麗事ばっかりやんか!」と怒りを抑えきれずにいたが、「でも!だからこそ現実にしたいじゃない!本当は綺麗事が、いいんだもん!!これ(拳)でしかやり取りできないなんて、悲しすぎるから!」と返される。
その後自転車を走らせ、件の彼女と相対し拳を震わせる。顛末こそ描写されなかったが、帰宅した雄介に見せた笑顔とサムズアップから、暴力に身を任せなかったことは伺い知ることができるだろう。
最終回にて、劇中劇である『おにぎりの味』の続編『おにぎりの味2』のオーディションに合格した。
玉三郎同様、雄介がクウガであることを知ったのは物語終盤である。