シスカ(エレメンタルジェレイド)
えれめんたるじぇれいどのしすか
プロフィール
「"エディルレイドを守る翼" A・R・C AILEのシスカ!! いざ、尋常に勝負!!!!!」
「命が惜しかったら金出しな!!!!」
概要
国家公務機関であるエディルレイド完全保護協会「アークエイル」の保護協会員の少女で、後輩のローウェンと彼のエディルレイド・キーアの3人でチームを組み、そのリーダーを務める。
七煌宝樹であるレン保護任務を受け、封印状態だったレンを人形として所有していた富豪宅に引き渡しのため来訪するも、クーたち「紅山猫」がレンごとお宝を奪取した直後だったため、レンを回収すべく「紅山猫」の母艦へ突撃しレンの引き渡しを要求する。しかしお金で解決しようとしたことでクーを怒らせ取引は成立しなかったため、武力行使に出て紅山猫と戦闘になる。その後小型挺で外へ脱出したクーとレンを追いかけてシスカたちも自分達の飛行機に乗り込むが、クーの操縦が下手だったせいで威嚇射撃が当たってしまいクーたちは墜落、シスカたちもクーが投げたアンゲルがプロペラを破損させて墜落、そのまま飛行機と所持金が燃えて本部へ帰れなくなったため、やむをえずクーとレンの旅に同行することとなった。
人柄
性格は真面目で頭脳明晰。状況分析に長けており、戦闘中も戦いながら勝機を見出し、目的のためなら手段は問わない合理的な部分もある。
普段は丁寧な口調で話すが、お金がからむと180度変わって躊躇なく得物の銃を手に人を脅す過激な面を持っており、上記の国家公務員にあるまじき強盗のような台詞はその一面を見せたときのもの。
家庭環境ゆえにお金に強い執着心を持っており、アークエイルに就職したのも給料がいいためで、レンの保護も昇進と昇給がかかった重要任務だったことから引き受けたが、エディルレイドハンター・ヴォルクスとの戦いや、クーやレンと旅をするうちに心情に変化が訪れ、ラズフェ=アンクルで上司から呼び出された際には口先三寸で休暇をもぎ取り、レンと交わした「エディルガーデンまで自由にさせてほしい」という約束を優先し、引き続き旅路を同行する。
家族関係
母と「蒼」に登場するメルことメルフォンド=リブロディクと弟がゴロゴロいる貧乏大家族で育ち、加えて父親の顔を知らないうえ母からは「ロクデナシ」と聞かされていたため、バーグレットの冗談を真に受けていた。
「シスカ」はコードネームで「白鳥」からとられている。
メルのフルネームが明かされていることから名字は「リブロディク」と思われる。
戦闘スタイル
蹴り主体の格闘技とランチャー、ショットガン、マシンガンに切り替えられる特別製の大型銃を主軸に、ライフル、拳銃、ナイフ、制服の下に仕込んだ大量のミサイルや爆弾などを駆使するという、さながら歩く武器庫のようなスタイル。基本は目眩ましのために撃ちまくって相手を油断させ、格闘技で一撃を与えるという戦法をとる。
しかし物語後半でかつての上司バーグレットから「当たらなきゃ無駄撃ち」とコートの裾であっさり回避されてしまう。
あえてエディルレイドと組まないのは、サポート役に徹することで同契者とエディルレイドに勝利への布石を築くため、アニメでは保護協会員なのにエディルレイドと組むことに疑問を感じたためとされている。
なお、運動神経はいいが実はカナヅチ。
所持重火器
シスカスペシャル
登場は単行本6巻。豪華客船のグレイアーツ&ココウェット戦で使おうとしたミサイル攻撃。かけつけたラサティに諭されて冷静になり、放たれることはなかった。
シスカ超必殺 暗黒黙示録(オーバーワークエレジー)
登場は単行本10巻。トーロ=デイレのロンブル戦で怒りが頂点に達したシスカが放ったミサイル攻撃。
上記のシスカスペシャルとは異なる、約20発入りミサイル発射装置を7基すべて使って敵味方問わず攻撃し、辺り一面を廃墟にしてしまった。
ロンブルたちもこれには手も足も出ず「世界の終末」「恐怖の大王降臨」と叫んだほど。
そのほか
ミサイル
サブマシンガン総弾数64発
アサルトライフル総弾数20発
ロケット弾
ショットガン総弾数8発
マグナム弾総弾数6発
対戦車用無反動砲
SSミサイル
グレネードランチャー用手榴弾6発
15巻で以上の武器が登場しているが、他にもまだ所持している可能性がある。ちなみにこれらの購入・補充にかかるお金は全て必要経費として落としているようで、バーグレットに「無駄撃ち」と言われ、脳内の姉から各重火器の値段を列挙されて使用を躊躇っていたが「私のお金じゃないし」とあっさり吹っ切れた。
フロストラインで敵を足止めするべくクーとレンを先にいかせたあと、バーグレットの裏工作でエディルガーデンへ入国。そこで紅山猫と再会し、エディルガーデン内部にいるクーとレンに合流すべくエディルガーデンの中枢部へ突入する。
オルガナイトとの激しい死闘を繰り広げるならバーグレットが仕掛けた爆弾により第三天楼閣(サードインゼル)は崩壊、クーとレンは崩壊に巻き込まれ消息不明となってしまったためシスカたちは任務失敗、シスカは降格処分により配給部のしたっぱとなってしまった
しかしバーグレットから送られてきたムービーにヴォルシーネ大陸で風のエディルレイドが目撃されたことでクーとレンの生存を確信、二人に会うためにローウェンとキーアを伴ってヴォルシーネ大陸へ出発するという形で紅の物語は閉じられた。