プロフィール
概要
女性ながら「歓喜と惜嘆の賭闘場(ミリアルド=トレイ)」のランク3の座にいる賭闘士(ファイター)。「無敗の若虎」の異名を持ち、蹴り主体の格闘技で戦う。一人称は「ボク」。
賭闘場オーナーの屋敷でメイドをしているリィリアは義理の妹でエディルレイド。
幼い頃に両親が亡くなり、叔父によってリィリアとともにオーナーに売られてしまう。
リィリアを賭闘士の武器にさせないために自分が賭闘士になって金を稼ぐと申し出て、以来11年戦ってきた。
だがオーナーが二人を買った金額は現在のラサティへの挑戦金(5万ガネー。1ガネー=10円)以下だったことを告げられ金稼ぎのために利用されていたと知り、試合に乗じてオーナーから処分されそうになる。しかしクーとレンの助太刀と、シスカたちアークエイルによって賭闘場が検挙されたため難を逃れる。自身も利用されていたとはいえオーナーに荷担していたとアークエイルに自首しようとするも、シスカが支部長に「彼女らは今回の捕り物の協力者である」と進言、そして「保護規約に当てはまらなければ無理に保護はしない。二人はオーナーの被害者であるし、リィリアにはすでに守ってくれるラサティがいるから、アークエイルの出番はない」と告げられ、ようやく自由の身となった。
故郷のロンフィーへ帰るため途中までクーたちと同行し、バーリィ=トストの町で別れを告げた。
ちなみにランク4の賭闘士であるコフィ=メイカーという男性から思いを寄せられていたようだがラサティはそのことに気づいていなかった。彼とは姉妹で仲が良かったらしく、リィリアが賭闘場に来ていた際には彼女のボディガードも兼ねて一緒にラサティの試合を見物している。
原作に登場する前は単行本の限定版カードゲーム「エレメンタルフロント」に登場しているが、目のデザインが変わっている。
戦闘スタイル
蹴りを主体とした格闘技で戦い、闘気による攻撃や打撃も得意とする。
リィリアと同契したがラサティ自身が戦いなれているためか謳を使う攻撃は未登場。
使用技
嘴突(すいとつ)
連続の蹴り。
吼号穿・龍(こうごうせん・りゅう)
両手に闘気を集めて一気に相手へぶつける。その威力はレンの風の鎧もろともクーを吹き飛ばすほど。近・中距離で使用可能。
吼号穿・甲(こうごうせん・こう)
闘気を纏わせた拳による一撃。
吼号穿・麟(こうごうせん・りん)
闘気を纏わせたニーキック。