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HA36の編集履歴2019/07/17 20:36:28 版
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HA36

めがねあると

2014年からスズキが製造する軽自動車。スズキ・アルトの8代目である。

スズキアルトの8代目で、現行モデル。乗用グレードがHA36S型、バンがHA36V型。マツダへのOEM版はHB36S型キャロルである。

概要

スズキの新世代のプラットフォーム(後に「HEARTECT」の名がついた)の最初の車種として登場した。グレードはバンモデルの「VP」、そして乗用は「F」、「L」、「S」、「X」の各グレードとスポーティーモデルの「ターボRS」が用意され、1年後にアルトワークスが追加された。

2018年4月にバン「VP」にESPと4輪ABSが標準装備。2018年12月には、「ターボRS」が廃止され、乗用モデルの衝突被害軽減ブレーキがデュアルセンサーブレーキサポートにアップデートされた。

このモデルは2019年から660ccエンジンのままパキスタンで生産されており、海外生産される初の軽自動車になった(ただし、これまでも歴代のアルトをはじめ、多くの軽自動車ベースの車種がエンジンだけ拡大して海外生産されている)。

特徴

ヘッドランプを囲む通称「めがねガーニッシュ」、一部グレードでオプション設定された2トーンバックドア(マイナーチェンジで廃止)、軽自動車で初採用の可変ギアレシオステアリング、MTをベースにシフト操作を自動で行うAGSの設定(CVTモデルもあり)などなど、デザイン・メカニズムとも特色が多い。

全高は1475mm(2WD)とスポーツカーを除く軽乗用車では最低に抑えつつ、前席シートの着座位置が軽トールワゴン並みに高く、前方の見切りがとてもよい(しかし、後方視界はあまり良くない)。ホイールベースはスズキの軽最長の2.46mに対し、最小回転半径は国産乗用車最小の4.2mを誇り、直進性と旋回性ともに優秀。さらにわずか650kg(グレードにより異なる)の軽量ボディと低重心により走りはいたって軽快で、従来と同じくMTモデルも用意された。歴代のアルトと同様、本体の廉価さとアフターパーツの豊富さにより、カスタムベースとしても人気が高い。

軽自動車としては異例の大振りの前席シートを採用したため室内はタイトな印象を受け、スポーティーな雰囲気すらある。平均的な身長の男性は問題がないが、身長185cm以上の長身の人は頭がつかえる場合があるので注意。

バン「VP」の定価72万3600円(2018年4月までは69万6600円)は、日本で販売されている4人乗り自動車の定価として最安値であり(これより安い四輪車は軽トラしかない)、またCVT車は、軽自動車の燃費で4年連続でトップに立っている。

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