概要
かつて日本のゲームが輸出される場合、世界観や主人公が差し替えられることが往々にしてあったが、日本の有名ゲームメーカーの1つであるコナミが発売したSFアクションシューティングゲーム『魂斗羅』の場合、当時のヨーロッパの倫理規定ではテレビゲームでも暴力表現の問題として人間が人間を殺害する描写はNGとされていた。そこで人型のキャラクターは全てロボットに変更する事でローカライズ化に成功した。この変更措置は『魂斗羅ザ・ハードコア』まで続けられた(ちなみに、『ザ・ハードコア』のメインキャラクターの一人である小型戦闘用ロボ「ブラウニー」の正式名称である「CX-1-DA-300戦闘ロボ」の「CX-1」は、『ザ・ハードコア』のヨーロッパ版『PROBOTECTOR』ではレイ・パワードポジションのロボットキャラの名称となっている)。その名残からか『デュアルスピリッツ』や『ReBirth』等ではロボットキャラクターが隠しキャラクターとして使用できるシステムになっている。
ちなみに、『魂斗羅 アニバーサリーコレクション』では『スピリッツ』のヨーロッパ版『SUPER PROBOTECTOR ALIEN REBELS』と『ザ・ハードコア』のヨーロッパ版『PROBOTECTOR』が本邦初収録されて日本のゲーマー達もプレイ可能になった。