- 初登場
- 屑ポケモンの所業とその末路
- その後
初登場
事の発端は、リア氏の名物動画「ポケ鹿」。「一度ひんしとなったポケモンは死んだ存在とみなして使用が不可能になる」という縛りのもと進められるこのシリーズの第11話にて、主人公のチルノ、フランが一匹のポケモンをゲットしたことがきっかけである。
アーカラ島での試練をクリアし、3つ目の島であるポニ島へ降り立った一行。(この時の手持ちはセティ=ヤミカラス、マキ=サナギラス、リュウ=ギャラドス、フィン=ニンフィアの4体)
ライバル:ハウとのバトルをフィンの高い特防を活かして勝利した一同だったが、彼は以前に行った反魂の儀(一度死亡したポケモンを、身代わりとするポケモンを捧げることにより寿命=レベル半減で蘇生させるシステム)の影響により、体が確実に衰えていた。
彼に代わるフェアリータイプのポケモン、さらにチーム全体の「水ポケモンに弱い」という弱点を克服するため、モンメンのモーニャを仲間に加えた一行。
さらに彼女の得意な占いにより、もう一体仲間に加えてほしいポケモンが近くにいると判明した。
そこで叢から飛び出してきたのは・・・
「チラーミィはチラーミィだよ!そこの屑トレーナーはチラーミィを仲間にしてね!すぐでいいよ!」
一体のチラーミィ(メス、レベル28)であった。
フランはその尊大な態度を怪しんだが、チルノはこのチラーミィを6匹目の仲間に加えることを即決、モンスターボールでゲットするのだった。
(チルノはニックネームを付けようとしたが、「チラーミィはチラーミィだよ!」と言い張るのでそのまま「チラーミィ」で通されることになった。)
が、チラーミィはニンフィアのフィンを「なかなかの別嬪さんだね、奴隷にしてやるよ」と公言したり、「お腹が空いたからご飯を食べさせてね」と高級な寿司を要求したりとやりたい放題。
さらに「チラーミィが本気を出せばグラードンだって倒せちゃうんだよ!」と豪語したため、バトルで実力を試そうとしたが・・・
「これいたい!これいたいよ~! いいがらざっざとごうがんじろ~!勝てるわけないでしょ~!」
チラーミィのスピードスターは相手のオクタンに大したダメージを与えられず、相手のバブル光線で大ダメージを負ってしまう。
その後は草タイプのモーニャに交代し、何とかバトルに勝利した一行。
しかし、チラーミィは自分が負けそうになったことに対しては「相手が卑怯な手を使ったから」と言い訳をしながら、モーニャが弱点である氷技を食らい大ダメージを受けたことに対しては「あんな弱そうな相手に負けるなんてお前も大したことない」とあざ笑う。
自分に都合のいい事実のみを捻じ曲げて解釈する態度を訝しむ一同だったが、チラーミィはそんなことも気にせず「疲れたからポケセンで休憩させてね」「お腹が空いたよ、寿司でいいよ」とまたもわがままな要求。
フランはさすがに「いい加減にしろ、私たちには時間がないんだ」と怒りそうになるが、チラーミィは「トレーナーはポケモンを幸せにする権利があるんだよ、だからチラーミィは悪くないよ。」「もっとのんびりしようよ。」と自分の非を認めたがらない。
そこへ現れた極悪ナビゲーター:古明地こいし。
チラーミィの言葉を受け、今までの非道な行いに対する詫びとして、一向に休暇を取ることを提案するのだった。
「ポケモンと仲良くすること」「休暇中に限りフィンの老化をストップする」を条件にして・・・
屑ポケモンの所業とその末路
各自が思い思いの日々を過ごした休暇が終わり、再出発の日。
次の試練に向け、バッグの中を確認するフランだが・・・
「お金が・・・お金が41円しかない!?」
何と所持金がいつの間にか減らされており、その他の道具も技マシン、ロトポンを除いてほとんど無くなっていた。
すぐさまこいしを問いただそうとするが、彼女は「知らない」の一点張り。
そこへ一匹のポケモンが口を開いた・・・
「お金や道具がないのは当然のことなんだよ!説明しなきゃわからないなんて残念な脳みそしてるね!」
「チラーミィはお寿司さんが食べたかったよ!でもケチな店員さんはくれなかったから、すべての道具を売って、全部お寿司さんに使ったよ!おいしかったよ!」
「だってチラーミィは可愛いんだよ!トレーナーのポケモンなんだよ!当然だね!トレーナーのお金も道具もすべてチラーミィのものでしょ!どう使うおうが勝手なんだよ!!」
・・・この所業に、流石にフランは怒りを隠せなくなるが、
「ふざけないで!」
「このお金は、みんなのものなんだ!今まで仲間だったみんなで手に入れた・・・それなのに・・・!それなのに・・・!」
普段は温厚なフィンが、チラーミィを殴り飛ばしたのだ。
しかし、こいしはそれを見逃さなかった・・・
「休暇中は暴力沙汰厳禁」とのルールを持ち出し、ペナルティとしてフィンの寿命を5レベル削ったのだ。
たかが5レベルといえど、体が老いた今のフィンにとっては急に寿命を減らされることは大ダメージであり、立っていられなくなるほどの発作を起こして倒れてしまう。
自分を殴った相手が苦しむのを見て、今度はチラーミィが嬉々としてフィンを殴りまくるが、我慢の限界が来たリュウもそのチラーミィを吹っ飛ばし・・・
「暴力沙汰が新たに2つ発生しました。リュウとチラーミィにペナルティが発生します。」
一発殴ったリュウは5レベル、さらに20発以上殴ったチラーミィは一気に100レベルの寿命が削られることになる・・・
ご存知の通り、ポケモンのレベルは100が限界であるため・・・
「なんだか体が重いよ?それに眠くなってきたよ・・・?」
そのままチラーミィは寿命が尽き、「チラーミィは死にたくないから反魂しろ」との要求も当然聞き入れられずにその生涯を終えたのだった・・・
(その後の死亡画面でも、「どうしようもない屑」「どこで会ったか思い出したくもない」「個性?知らん」「チラーミィ界から同族と認められず名前不明」「チラーミィ好きの方ごめんなさい」と散々な評価で、死に際のコメントも「チラーミィは悪くないのにどうして・・・ だからきっとチラーミィは天国行きだよ! 天国でまた好きなことだけするよ!」と反省の色は皆無だった)
・・・休暇のつもりが、一匹の身勝手なポケモンのせいでアイテムをほとんど失い、さらにフィンは寿命で倒れる寸前という大ピンチに陥った一行。
こいしはチラーミィとの関与を否定し、「次の試練を犠牲なしでクリアすればフィンは助かるかも知れないが、アイテムもない今は見捨てるべきだ」とフランを煽る。
しかし、当のフランは・・・
「チルノ、みんな・・・私のわがまま、付き合ってくれる?フィンを、このまま見捨てたりはしない!」
フィンを助けるため、次なる試練に立ち向かう勇気を固める一行であったが・・・
(続く12話=マーマネの試練は、ポケ鹿でも指折りの名バトルが繰り広げられ、あのウルトラネクロズマ戦に匹敵する盛り上がりを見せる感動回である。)
しかしこの屑ーミィとチルノたちのポケモンを巻き込んだこいしの計画が、この時まさに進行していようとは、誰も知る由がなかった・・・
(詳しくはポケ鹿12~15話と35話を参照のこと)
その後
「途中で犠牲になったポケモンたちが次なるポケモン、あるいは人間に生まれ変わる」というラストで終わったポケ鹿。
その中でも屑ーミィは
「鮭に生まれ変わってイクラで食われる」
「ミジンコに生まれ変わって1秒で死ぬ」
とロクな目に逢っていない。(その後も「やいそこの屑トレーナーは早くチラーミィを仲間にしてねすぐでいいよ!」と視聴者を罵っている。おまけにセリフの最後の方はフェードアウトしており、まるで「誰もこの屑の言葉はもはや聞かない」という暗示のようだ)
彼が心から反省し、悔い改めるまで、本当に幸せになれる未来はやって来ないだろう・・・
その後は「ポケモン茶番」「ポケモン観察シリーズ」などでこの屑ーミィの生まれ変わりと思われる屑ポケモンたちが度々登場している。大抵自己中心的な悪だくみをし、周囲のポケモンや人間たちに多大な迷惑をかけるが、その因果が自分に返ってきて結局屑ポケモン自身が死ぬ・・・という結果に終わる。
口癖は決まって「〇〇(ポケモン名)は〇〇だよ!」「やいそこの屑は××してね!すぐでいいよ!」「どぼじでこうなるのぉ~!」「〇〇はさいっきょうのポケモンなんだよ!」「〇〇ってばかわいすぎて(強すぎて、頭良すぎて)ごめんねぇ~!」
・転生先と末路の例
- チラーミィに生まれ変わって皮を剥がれ、人形の材料にされる。
- イーブイに生まれ変わり、とある少年の手持ちのイーブイと入れ替わろうとするが失敗し、逆にその少年を妬ましく思うガキ大将のストレス発散の標的にされる。
- コイルに生まれ変わり、「浮いてるから地面技なんて効かないんだよ~!」と豪語していたがワルビアルの「穴を掘る」で瞬殺される。
- カイロスに生まれ変わり、トレーナーなしでメガシンカして畑を荒らしていたが、農夫が雇ったクサイハナの匂いで墜落する。
なお屑ーミィの名付け親はこの末路を逐一コメント欄に書き残しており、うぷ主や視聴者を感心させている。今後も増え続けると思われるがはてさて・・・?