概要
2012年3月、オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載を開始し、同年の7月に完結。作者は七沢またり。
後にエンターブレインから書籍化。上下2巻。
あらすじ
腐敗しきったユーズ王国とその支配を終わらせようとする解放軍。そして、その解放軍を利用しようとするキーランド帝国。様々な勢力の思惑が入り混じる内戦の最中、突如王国軍に現れた大きな鎌を携えた少女・シェラ。後に『死神』と解放軍に恐れられた少女の戦乱を描いた戦記物。
登場人物
シェラ・ザード
主人公。解放軍に滅ぼされた農村出身。三つの願いを叶えるためにユーズ王国の兵になり、凄腕の鎌使いであり、その姿から死神と恐れられる。最終階級は大佐。
カタリナ・ヌベス
シェラの副官。死霊術の使い手。
ヤルダー・ゲール
猪突猛進の気がある第三軍軍団長。シェラの後見人的立場。
シダモ・アート
第三軍軍団の筆頭参謀。シェラの自由奔放ぶりに振り回される苦労人。
世界観の共有
同作家が同じく小説家になろうに投稿している『勇者、或いは化物と呼ばれた少女(勇者)』、『火輪を抱いた少女(火輪)』、『極星から零れた少女(極星)』、『ロゼッタは引き籠りたい(ロゼッタ)』とは同じ世界の物語という設定であり、クロス要素がある。
時間軸としては勇者→(十年後)→死神→(十年後)→火輪&極星→(???)→ロゼッタとなる。