概要
神様はサウスポーとは1988年から90年まで週刊少年ジャンプに連載されていたスポーツ漫画である。嘗て世界一を争ったボクシング選手の遺児達が互いに果たせなかった世界一の夢を目指すものであり、ボクシング漫画でありかながら、試合前の人間ドラマがメインで、試合は結果にして添え物な構成の特徴がある。
更なる長期連載を目指そうとした時、連載終了が決まり、前作と同様、終盤の急展開が悔やまれてならない。
なお、2002年から1年間漫画ゴラクで続編の神様はサウスポーDIAMONDが連載された。
STORY
嘗て2人の男が世界一を争い、一方は試合後息を引き取り、もう一方はチャンピオンを育てる為に渡米した。
それから数年後、亡き父のジムを切り盛りしながら生活する井上旭、美鈴兄妹の所に1人の少年が居候に来る。彼こそが渡米したチャンピオンの息子・早坂弾であった。弾の話によると渡米後父は死去し、修道院で育てられたとの事で、やがて弾はボクサーに転向し、井上ジムでチャンピオンを目指す事となる。
対戦相手もまた、様々な悲喜こもごもの人間模様を抱えていた。
CHARACTER
早坂弾:主人公。修道院のクリスチャンで左利き
井上旭:亡き父の後を継いでボクシングジムを経営するが、自身にボクシングの才能が無い事を自覚しており、セコンドとして弾をフォローする
井上美鈴:旭の妹で登場時は高校生だった。弾のマネージャー的存在で、在学中に世界巡業に行った為、1人だけの卒業式が印象的で彼女自身もそれを受け入れていた。卒業後はボクシングジムのマネージャーに専念する。