概要
週刊少年ジャンプ(集英社)にて1988年22号から1990年31号にかけて連載された。作者は今泉伸二。
2021年7月の時点ではLINEマンガという電子コミックアプリにて掲載されている。
嘗て世界一を争ったボクシング選手の遺児達が互いに果たせなかった世界一の夢を目指すものであり、ボクシング漫画でありながら、試合前の人間ドラマがメインで、試合は結果にして添え物な構成の特徴がある。
なお、2002年から1年間漫画ゴラク(日本文芸社)で続編の「神様はサウスポーDIAMOND」が連載された。
あらすじ
嘗て2人の男が世界一を争い、一方は試合後息を引き取り、もう一方はチャンピオンを育てる為に渡米した。
それから数年後、亡き父のジムを切り盛りしながら生活する井上旭、美鈴兄妹の所に1人の少年が居候に来る。彼こそが渡米したチャンピオンの息子・早坂弾であった。弾の話によると渡米後父は死去し、修道院で育てられたとの事で、やがて弾はボクサーに転向し、井上ジムでチャンピオンを目指す事となる。
対戦相手もまた、様々な悲喜こもごもの人間模様を抱えていた。
登場人物
早坂弾
主人公。修道院のクリスチャンで左利き
井上旭
亡き父の後を継いでボクシングジムを経営するが、自身にボクシングの才能が無い事を自覚しており、セコンドとして弾をフォローする
井上美鈴
旭の妹で登場時は高校生だった。弾のマネージャー的存在で、在学中に世界巡業に行った為、1人だけの卒業式が印象的で彼女自身もそれを受け入れていた。卒業後はボクシングジムのマネージャーに専念する。