ゼノ・ジーヴァ
ぜのじーゔぁ
※この記事はゲーム終盤の重大なネタバレを含みます。ゲーム未プレイの方はご注意ください。
収束の地
概要
ゼノ・ジーヴァとは、モンスターハンター:ワールドのストーリーにおいて、主人公が最後に戦うことになる超大型の古龍種。つまりはシリーズ恒例のラスボスモンスターである。
橙に輝く瞳に、目のようにも見える六つの紋様を持つ特徴的な顔立ち。ただしこの文様、初見では目にしか見えない。
そして蒼炎に輝く、マガラ骨格の巨体が特徴。分かりにくいが皮膚は透明度が高く、内部の骨のようなものが薄っすら見えるほどである。
新大陸の古龍活動の活性化の元凶と思われたネルギガンテ討伐後も一向に古龍活動の活性化に解決の兆しが見えなかったことから大団長と竜人族のハンターが秘密裏に調査を進めた結果、地脈のエネルギーが異常に高まっていることが発覚。
ハンターと共にその地に現地調査に向かったところ、そこに存在した古龍の生体エネルギーの巨大結晶から突如として未知の古龍が孵化しハンター達に襲い掛かる。
上述の通り、新たに誕生した新種の古龍であるため達成目標にも「????の討伐」としか記載されず討伐後の素材も「???の(素材名)」と新種のモンスターであることが強調されている。
ゼノ・ジーヴァという名と冥灯龍という別名は討伐後のエンディングにおいて「ギルドから完全新種の古龍と認定され名付けられた」という流れで伝えられる。
ゼノ・ジーヴァは、なんと他者の生体エネルギーを利用して成長するという前代未聞の生態を持つ。親と呼べるような存在によって新大陸に産み付けられたのか、あるいは新大陸の特殊な環境によって突然“発生”したのかは定かではないが、少なくとも彼は孵化するために老齢の古龍を何らかの手段でおびき寄せていた。
余命幾ばくも無い彼が本来の死に場所から迷い出てしまった原因である命の光とは、すなわちゼノ・ジーヴァのことだったのだろう。
戦闘
かつてのゴグマジオスを思わせる、見た目に反した俊敏さを持つ。
そして、特筆すべきは全身に纏う謎のエネルギーを用いたレーザー攻撃である。ゼノ・ジーヴァはこのレーザーを得意技としているらしく、やたらとレーザーを撃ちまくる(誰が呼んだか「ゼノビーム」)。光球を連発するものと、少しのタメののち、直線状に太めのレーザーを照射するタイプとに分かれる。ちなみにこの太めのレーザー、多段ヒットらしい。
また各部位の光は時間経過で強くなりある程度まで強くなるとヒレの様なもの(恐らく素材として存在する冥灯龍の幽膜)が伸び、その部位が強化されモーションが追加される、前腕の叩きつけや尻尾薙ぎ払った後に地面からのエネルギー放出が発生したりするなど範囲が拡大する。強化状態の部位をひるませると解除されるので積極的に攻撃して解除したいところ。
ある程度戦闘が佳境に突入すると、身体に溜まった謎のエネルギーを放出し胴は赤熱したかのように光り、全部位が上記の強化状態となる。この状態になるとビームの薙ぎ払いやボディプレスからのエネルギー大放出などの大技を使ってくるため注意して立ち回りたい。
形態変化こそしないが、一定ダメージで上層に移動して戦う様になると滞空状態での攻撃が解放されるためある程度攻撃パターンが増える点には注意。
しかし、攻撃が総じて大ぶりな為、対処さえ誤らなければ比較的安定して立ち回りやすく『弱い』という感想を抱くプレイヤーも少なくはない。
ただし、体力と1撃の重さ自体はその巨体に見合ったものであるので油断は禁物。
自分の足元にレーザーを照射しまくった結果、地盤を陥没させてしまい、自ら沈む。その姿は、落とし穴にハマったかのようで、非常にマヌケである。その他、ひるませたり、ダウンをとるたびに、「アオーン!」「キャイーン‼」と、子犬の様な情けない悲鳴を上げるなど、歴代ラスボスの先輩の様に見た目とのギャップが半端じゃない。
また弱いと書いたが、このモンスターはまだ生まれたての幼体であるため、満足な力が出せていないことが武具の説明で分かっている。
ゆえに、あと少しでも主人公ハンターによる発見が遅れていたら、取り返しのつかないことになっていたかもしれないことには留意されたし。
2018年11月16日、歴戦王が実装された。(幼体であるのに歴戦王とはまたおかしな話であるが)
前述の通り人によっては弱いと思われがちなゼノであるが、歴戦王となると話は別。通常個体とは比較にならない強化を施されている。
ボディプレス後のエネルギー放出が衝撃波のように広がりダメージも強化、熱によるスリップダメージも強化される等とても幼体とは思えない強さを誇る。さらには最初から上層で戦うため落石も使えず、飛行中にスリンガー弾を撃ち込んでも墜落しにくくなっており、実質ハンターの担ぐ武器と培ってきたプレイヤースキルだけで戦うことになる、まさしく最終決戦と言えるだろう。