シャッガイからの昆虫怪物

しゃん

シャッガイからの昆虫怪物とは、クトゥルフ神話に登場する、高度な知性と残忍な嗜虐性質を持つクリーチャーである。

概要

　元々はシャッガイを母星にする知的生命体で、「シャン」と呼称される事もある。

　異常極まりない退廃的な嗜好（＝サディズム）を満たす事に終止し、様々な拷問機具を製造し、自分達以外の生物を虐げていた。

　暫くしてアザトース信仰に傾倒、過激なままに追求していった結果、故郷を滅ぼしてしまい（アザトースが顕現したらしい）、現在は宇宙を流浪する身になった。

　鳩程の大きさをし、半円の翅と5対の脚を持つ。

　頭部から３つの口があり、顔全体が巻き髭らしきものに覆われている。

　幼虫から成虫へ変態するのに、数世紀掛かる程の長寿。

　光合成により栄養摂取しており、エサを獲る為の手間がない為に、前述の嗜好を満たす事に時間を費やしている。

　脳は三層構造になっており、３つの思考を行え、前述の口で３つの発言が出来る（これにより最多で３つの魔法を、同時に発動する事も可能）。

　又、本当の意味で物質的な存在ではなく、人間等の生物を発見すると飛び掛かり、ターゲットの脳へ侵入し寄生する。

　肉体は物理的にとても脆弱である（クトゥルフTRPGでは「耐久力＝HP:2」「装甲＝防御力:なし」）。

　又、地球の大気とは相性が悪いらしく、翅があっても不格好にしか飛べない。

　「３つの口」を持つが、どのような形状で、どのように配置されているかが不明な為、関連書籍等でイラストにされると、イラストレーターの感性がかなり光る場合があり、何気に興味深い外見特徴を備える。