pixivファンタジアⅡ

pixivファンタジアⅡに関係するイラストに付けられるタグ。略称はPF2、ピクファンなど。

　pixivファンタジアⅡは、pixiv内でファンタジー物を盛り上げるpixivユーザー企画「pixiv ファンタジア」の第二弾。開催期間は2008年7月25日～同年8月31日。企画主はAroha J。

　テーマは「五つ国の共闘」と「冒険」。世界に破滅をもたらす「異界からの侵略者『カラミティ』」を退けるというストーリー。

「カラミティ」から世界を守るために戦う五つ国の「勇敢な戦士」、

各地に散らばる強大な力を持つアイテム「六つのキューブ」を探す「勇敢な冒険者」、

そして世界を彩る景色や街、人々、アイテム、モンスター等々…オリジナルのファンタジー世界を参加者で作り上げていく。

　カラミティとの対決。キューブの捜索。その果てにある五つ国の命運は…

参加方法

※注意：この企画は既に終了しているので、飽くまで参加方法を記しているだけである。

・異世界からやってきた「カラミティ」に与する者や、それと戦う戦士を描く

・キューブを捜索する冒険者を描く

・世界の設定などを描く

※"pixivファンタジアⅡ”タグをつける：必須

※キャラクターの所属国タグをつける：推奨

※参加イベントのタグをつける：任意

Ⅱでの発展した遊び方

　基本は「キャラクターイラストの投稿」→「公式イベントの参加」→「結果発表」という流れ。

しかし、キャラクター同士の自由な交流や、非公式イベント、仲間や施設などの集まる「ギルド」など、基本からさらに発展した楽しみ方ができる。

ギルド

　pixivファンタジアにも存在したが、性質が若干異なるので記す。また、Ⅲとも異なる。

Ⅱのギルドは、「施設タイプ」と「同盟タイプ」に分ける事ができる。全体的に繋がりはゆるく(イベントの性質上、同じギルド員が同一イベントに参加しないため)、端的にいえば「仲良しグループ～知り合い」程度のつながり。

　前者の施設タイプは、宿屋や酒屋など、決まった拠点が存在するもので、多くはその施設の利用者か所属者の登場作品で構成される。

　後者の同盟タイプは、料理人仲間や騎士団員など、拠点よりも人物同士の関係に注目したタイプ。

世界観

↑世界地図。なお、サイクロニア(西の国)とナガツ(東の国)はナガツ海を隔てて繋がっているとのこと。(コメント欄より)

闇と魔族の国　シュバルツヘイム

　大陸北にある常夜の国、首都はモントシャイン。人間とはかけ離れた姿を持つ「魔族」が多く住むが、平和を好む国である。古の時代に落ちた彗星の影響によって生まれた薄暗い闇に包まれている。

公式キャラ

・魔王ミザール：アルテミシアの父。七魔の一人、グレンディアに討たれる。

・女王アルテミシア：うら若きミザールの娘。混乱した祖国を支え、仇を討つ為に戦う。右腕のガントレットは王家に伝わるアイテムで、女性でも剛剣を扱えるほどの力を授けてくれる。

　熱狂的ファンからはアルたんと呼ばれることも。

・コーネリアス将軍：ヤギのような姿をした忠臣。若き女王を影から支え、見守る。

鉱石と歯車の国　サイクロニア

　大陸西方に位置する、技術の発展した国、首都はツァーラント。飛空戦艦やメタルゴーレムなど、様々な発明が日々飛び交う。技術者が多く住み、とりわけ「魔鉱石」という魔力を持つエネルギー体の研究が盛ん。これによって新たな魔法技術を生み出し、大発展を遂げた。

　魔法が使えないために迫害された民が築いた国であるため、隣国のフォーレスとは仲が良くない。

公式キャラ

・マグナス大統領：一機械工から大統領にまで上り詰めた天才。もとサイクロニア軍大佐。本人自身も発明家であり、古の技術を越えることを夢見ている。キューブでさえも、彼にとっては格好の研究対象である。ちなみに、マグナスの名が持つ意味を調べると、一つの謎が解けるかもしれない。

戦いと秘境の国　アーヴァン

　大陸南方の国で、首都はマリステラ。未だ支配の届かぬ、数多くの未開の地がある。砂漠やジャングルなど、過酷な環境がありながらも海に開けており、冒険家や考古学者が集まるロマンあふれる国である。しかし同時に、南方都市「ガダム・ダムドラ」を始めとする地域との戦いが未だにある、内戦の耐えない国でもある。しかし、この争いの元凶はカラミティによるものだという…

公式キャラ

・女王アンジェリカ：アーヴァン征南軍の女傑。大戦斧を自在に操る力強き女性。参加者からは豪胆な一面の他、女性らしい一面を描かれることも。

偉大なる魔法と大樹の国　フォーレス

　大陸中央の国で、首都はグランデルブル。巨大樹を中心とした街である。フォーレスは草原や森林に囲まれた緑豊かな国である。そのため、自然を利用した生活を多くの民が過ごしている。エルフ族や鳥人族とも共存しており、多くの民は魔法を利用して生活している。そのため、世界中から魔法の知識を求めて多くの魔法使いが集う。

　しかし、同時に魔法を使えないものや、争いを起こすものを軽蔑する傾向があり、アーヴァンやサイクロニアに対しては「劣等種」として見るものも多い。

公式キャラ

・国王エドワード：仮面を付けた男性で、その素顔は謎に包まれている。サイクロニアの大統領マグナスを特に嫌っているようで、二人のライバル関係を描いた作品も多い。反面、シュバルツヘイムの女王アルテミシアに対しては好意的に描かれることが多い。必殺技に「エドワードファイナル」などがある。口癖のように「下等種」と言うものの、実はツンデレという解釈も存在する。

武と僧の国　ナガツ

　大陸から少し離れた東の島国、首都はハクロウ。独自の文化を持っており、誇りを持っている。長い間鎖国をしてきたが、現国王イズミの試みによって、一部の地域に限り、開国を始めた。

　国内には己の強さを高める為、多くの剣豪や修験者が行き交っている。武芸、知識、精神を鍛えたものが評価される修羅の国でもある。

公式キャラ

・国王イズミ：ナガツの１７代国王。家臣のロクから、各国に先駆けて「キューブ」と「異界の侵略者」についての情報を受け取り、その重要さに気付き、情報を各国へと送る。義に篤い漢。

　印象が薄いといわれがちで、PF2における「空気王」は彼のことを指す。家臣のロクでさえ、たまに存在を確認できなくなる程度の存在感。しかし、ピクファンナイスミドルではある。

・ロク：イズミの家臣にして考古学者。企画開始前のストーリーではドワイトに同行して冒険する様子が描かれている。

混乱と破滅を齎す異界からの侵略者　カラミティ

　アグレッドから招魂された「直属の七魔」を始めとする、様々な世界の死者やこの世界で迫害されたもの、アグレッドを信奉するものなど、様々な出自の人々が集まった集団。

　ダークファンタジーの面を持ちながらも、所属キャラ同士の交流は思いの外ほのぼのしていることも。愛称は「辛味」。

公式キャラ

・侵略者　アグレッド：「死者の魂を使役する能力を持つ『白のキューブ』」を使い世界を侵略する。この世界の「キューブ」を手に入れ、全世界を掌握する為、異世界からやってきた。いわゆるラスボスにあたる存在だが、あるイベントで突如登場し、敵味方併せて参加者に衝撃を与えた。

・レイヴィー：非道の限りを尽くした魔女の魂から作られた魔人。醜い容姿だったため、美しいものをなにより嫌う。フォーレスの鏡の森を焼き払おうとした。

・ギリアム・ゲイル：傲慢な性格で身を滅ぼした戦士の魂から作られた魔人。七魔最強を謳うほどの自信家だが、実力は口先に限らない。強い相手と戦い、完膚無きまでに叩き潰すことを最上の喜びとしている。PF3にも「ギリアム」というキャラクターがいるが、関係性がどこまであるかは、彼に生前の記憶が無いため、解り得ないだろう。ミケルとは全く馬が合わない。

・ミケル：怠惰の限りを尽くし、国を滅ぼした王の魂から作られた魔人。「デジェネレイション」という、相手の戦意を奪う恐ろしい特殊能力を持つものの、基本的に関心の無いことには何もしたがらないため、ギリアムにさせられなければ何もしないだろう。メタルゴーレムなどには興味がある様子。その子供っぽく、無気力な様子からか「ニート」キャラとして一時期もてはやされた。めんどくさいので倒されずに捕まった。

・暴食の紳士グルマンド：貴族にして美食家、挙句の果てに多くの人間を食らった食人鬼の魂から作られた魔人。紳士的だが、同時に貪欲に食を求める。

・アンガード：愛するものを守れなかった悲しみから、怒りの権化となった狂戦士の魂から作られた魔人。七魔のリーダー的存在である。普段は知的で冷静だが、ひとたび怒り出せば止められるものはいない。

・エルザベート：その美貌で多くのものを魅了し、数多の国を支配した女王の魂から作られた魔人。南方都市の人々を洗脳し、アーヴァンとの不毛な争いを仕向けている。美しい女性の姿をしており、普段は隠しているがいくつもの不気味な腕を持つ。

・グレンディア：強大な力を求め、侵略を繰り返した魔王の魂から作られた魔人。キューブの影響を強く受けすぎた為、魂の記憶を全く封じられている。完全にアグレッドの傀儡となっており、ひたすら戦い続ける。アルテミシアの父、魔王ミザールを斃した張本人。PFのガルガンディアに容姿が似ているが、全く人格を見せないため、そのつながりは闇の中である。

アイテム

キューブ

白のキューブ…死者の魂を使役する能力を持つ。魔物として招魂された場合、魂の記憶はほとんど失い、執念のようなものだけが残る。

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