概要
キング・クリムゾンの額についたもう一つの顔。
「エピタフ」の予知能力では、本体の目の前に垂らした前髪の内側から十数秒先の未来に起こることを映像(アニメでは描写されて無いが原作では予知の中でも吹き出しとセリフが書かれているため音声も付いている)として見ることができる。
別種の能力のようにも思えるが時間を消し飛ばす範囲の未来を見るという「キング・クリムゾン」の前提を作るものであり、あくまで一人一つの能力からは逸脱していない。
作中では、ディアボロがドッピオに「能力の一部を与える」という形で「エピタフ」単体の能力を行使させている。「時間を消し飛ばす」プロセスの欠けたこの場合、予知に映るドッピオ自身が「予知を基に行動している自身の姿」なので、映像の中で攻撃を食らうという事は予知していながらも食らってしまう姿が映るということになる。
ディアボロがドッピオに語ったところによると、上記のように見えた出来事はどんなことでも絶対に起こるが、完全な「キング・クリムゾン」のみが未来に起こる出来事の時間を消し飛ばし回避できる。
この予知能力に関してはかなりの精度を誇っており、作中では『弾丸によって折られた鉄柱が別の弾丸を邪魔する軌道』や『弾丸の衝撃によって弾かれた物体がさらに他の物体を弾く軌道』などを予測することすら可能としている。また、時間が消し飛んだ世界でさらにエピタフを使って自分の能力を発動させた場合の未来を見ることもできる。
PS2ゲーム版の戦闘では、この能力は自分以外の動きをスローモーションにするものとして描写されている。このためプレイヤーの動きは非常にゆっくりになるが、ボスとG.E.レクイエムだけは普通に動くことができる。