「お前は圏外だ」
演:坪井智浩
概要
サイバー犯罪と闘うため、アンダーアンカーが最初に開発した携帯端末「フォンブレイバー」の1号機。
当初は間明蔵人を始めとしたハッカー達を唆してセブンの元バディだった滝本を含む犠牲者を出しながらサイバーテロを続けていた。
過去にアンダーアンカーに所属していたバディ(相棒)を三人も立て続けに死なせてしまった事から、自らはバディ殺しであるという呪いを背負いながら、自らの求める「解」を求めて組織を離反した経緯を持つ。
その為ハッカー達や他のフォンブレイバー達に対するバディへの執着が強く、自らが求める基準にあわなかった犯罪者達を「お前は圏外だ」と言って切り捨てたり、アンダーアンカー襲撃の際は兄弟機であるセカンドの解体前に彼女の求める物=「バディを守る事」を問いただしたりしていた。
その執心はセブンの新しいバディである網島ケイタにも向けられることとなり、幾度かの戦いの末、セブンを破壊すれば世界へのクラッキングが止まる状況の中でケイタが「世界なんかよりセブンだ」と言った事で負けを認め、以後ケイタの仲間として行動するようになる。(もっぱら単独行動で、網島家の窓から不法侵入して充電を盗んだりセブンを茶化すのが趣味になったが。)
よく「るるる〜♪」と唄を口ずさむ癖があり、ある回で盲目の少女と出会ってからは彼女が歌っていたアヴェ・マリアもお気に入り。
「つぶやきセブン」ではボケ担当。早口言葉でAIなのに舌を噛んだり頑なにサンタはいると信じている姿が見られる。かわいい。
以下、終盤の彼にやってくる未来が記されている。未視聴の際は注意されたし
「ここまでか....だが、満足だ、最後の最後でバディを守り切れた、求め続けた...最後の「解」.....。」
「俺は....バディ殺しなんかじゃ、ない...そうだろ、間明...?網島、ケイタ....」
「俺は、お前に会えて....よかっ、た」
ゼロワンの解
終盤、セブンが封印状態になった中、間明に嵌められたケイタを量産型フォンブレイバー「ジーン」の自爆攻撃から救うために全ブーストフォンとともに出撃。
激戦の末、辛勝するも最後に生き残ったジーンの自爆に巻き込まれて損傷、死期を悟りながらもケイタの所を離れ、バディを守り切ったことを誇りに思いながらも、自らもまたケイタに救われていたことに気付き感謝の言葉を告げて誰にも見守られることなく、機能を停止した。
彼の液晶は、バディの死により赤い涙を流して歪んだ画面から、初期のバディ達と共に行動していたに戻っていた。
「心」を得た彼のラムダチップを間明が回収した事で、物語は最終決戦へと進んでいくこととなる。