「お前は圏外だ」
CV:坪井智浩
プロフィール
- 略式番号:PB-X01
- 形式番号:PB-CMP-PROTO1
- サイズ:H108mm×W50mm×D33m(モバイルフォーム時)、H286mm(アクティブフォーム時)
- 本体重量:350g
- 握力:20kg
- 持てる物の限界重量:150g前後(片手で持ち上げる場合)、自重と同じ350gほど(両手で持ち上げる場合)、1000gほど(背負う場合)
- 移動速度:時速1km(歩行時)、時速4km(走行時)
- 外装:チタン合金+ガラス繊維強化塗膜+UV硬化コート
- バッテリー稼働時間:1200時間(通常の携帯電話の待ち受け状態:会話なし、変形なし)、600分(連続通話時間)、180分(ロボ状態の連続稼働時間)、10分(ロボ状態の緊急時の連続稼働時間)、30分(ブーストフォン着身時)、5分(ブーストフォン着身時で更に緊急時)
- 駆動方式:電磁式パルスモーター
- 充電器:PB用特殊充電器
- 使用CPUチップ:オクタコア・ツインラムダPBX01
- 搭載OS:次世代グリッドOS(データフロー製)
- 基本処理能力:1Tflops
- Webやハッキングのアクセス経路:すべてアンカー本部のメインサーバELIZAを通す
- バディ:滝本壮介(候補)、田中良夫(爆死)→佐藤孝(射殺)→鈴木武雄(自殺)→間明蔵人(23話まで・非正式四代目)→網島ケイタ(24話以降・正式四代目)、美作千草(臨時)、ジャージの健太(夢)、大江達郎(偶然)、麻野瞳子(緊急)、その他多数の犯罪者
- カラー:ディストーションブラック
- 変形コード:501
- AI性別:男
概要
サイバー犯罪と闘うため、アンダーアンカーが最初に開発した携帯端末「フォンブレイバー」の1号機。
当初は間明蔵人を始めとしたハッカー達を唆してセブンの元バディだった滝本を含む犠牲者を出しながらサイバーテロを続けていた。
過去にアンダーアンカーに所属していたバディ(相棒)を三人も立て続けに死なせてしまった事から、自らはバディ殺しであるという呪いを背負いながら、自らの求める「解」を求めて組織を離反した経緯を持つ。
その為ハッカー達や他のフォンブレイバー達に対するバディへの執着が強く、自らが求める基準にあわなかった犯罪者達を「お前は圏外だ」と言って切り捨てたり、アンダーアンカー襲撃の際は兄弟機であるセカンドの解体前に彼女の求める物=「バディを守る事」を問いただしたりしていた。
その執心はセブンの新しいバディである網島ケイタにも向けられることとなり、幾度かの戦いの末、セブンが破壊されれば世界へのクラッキングが達成される状況の中、ケイタが「世界なんかよりセブンだ」と言った事で負けを認め、以後ケイタの仲間として行動するようになる。(もっぱら単独行動で、網島家の窓から不法侵入して充電を盗んだりセブンを茶化すのが趣味になったが。)
よく「るるる〜♪」と唄を口ずさむ癖があり、ある回で盲目の少女と出会ってからは彼女が歌っていたアヴェ・マリアもお気に入り。
「つぶやきセブン」ではボケ担当。早口言葉でAIなのに舌を噛んだり頑なにサンタはいると信じている姿が見られる。かわいい。
フェイスパターンは、黒い三角形が中にある黄色い台形を円になるように並べて眼に見立て、その周りに赤い三角形で飾りがついたもの。
本来は上記イラスト左の睨みつけるような表情だったのだが、バディが立て続けに殉職していくのを見て涙を流した結果、血涙のように涙の跡が残り、上記イラスト右の現在のフェイスパターンとなった。
また、手を組んだ犯罪者を見限る時(「お前は圏外だ」の時)は、パソコンやケータイの液晶画面に、牙を剥き出しにしながら嘲笑うフェイスパターンを残す。
以下、終盤の彼にやってくる未来が記されている。未視聴の際は注意されたし
ゼロワンの解
「ケイタ、お前の心を受信した。今日は俺がお前のバディだ」
終盤、セブンが封印状態になった中、間明に嵌められたケイタを量産型フォンブレイバー「ジーン」の自爆攻撃から救うために全ブーストフォンとともに出撃。
激戦の末、辛勝するも最後に生き残ったジーンの自爆に巻き込まれて損傷、死期を悟りながらもケイタの所を離れ、バディを守り切ったことを誇りに思いながらも、自らもまたケイタに救われていたことに気付き感謝の言葉を告げて誰にも見守られることなく、機能を停止した。
「ここまでのよう、だな....だが、満足だ、最後の最後でバディを守り切れた、求め続けた...最後の「解」.....。」
「俺は....バディ殺しなんかじゃ、ない...そうだろ、間明...?網島、ケイタ....」
「俺は、お前に会えて....よかっ、た」
彼の液晶は、バディの死により赤い涙を流して歪んだ画面から、初期のバディ達と共に行動していた時の画面に戻っていた。
(余談だが、この回のみOPテーマが2番になっている。2番の歌詞は、ゼロワンのキャラクター性とマッチしたものである。)
「心」を得た彼のラムダチップを間明が回収した事で、物語は最終決戦へと進んでいくこととなる。