概要
フォンブレイバーの各種サポートを担う機能拡張モジュール専用マシン。携帯電話を模したモバイルフォームとロボット型のアクティブフォームを有する。
人工知能を搭載し、単独でも行動できるがその真価は着身(所謂合体)機能である。ブーストフォン自身がブレイバーの武器や補助パーツとなることで、その状況に特化した性能を付加することができる。しかし装着は手動で位置、角度などが正確でなければならない。
着身にはバディの許可が必要だが、制限回路がないゼロワンのみ自力で可能。
尚、かっこよく着身を決められるかはフォンブレイバーにとっては割と重要らしく、作中ではそのために他人をつき合わせたり、パーツが余ったりして着身プロセスがぐだぐだになったためにテンションが著しく下がったりするなどのシーンが見られた。
種類
シーカー
装着者:サード、セブン
ストレート型の携帯電話を模した潜入捜査用ブーストフォン。約200倍率のズームを備えたサーモカメラや赤外線カメラなどの多くの撮影機能を持っており、着身すれば映像解析も可能となる。機動性も高く、二脚歩行でジャンプしながら移動する。
スピーカー
装着者:サード
音を使った犯罪に対処するブーストフォン。各種独立スピーカーと高性能集音システムによって様々な音を出力でき、着身すれば音の解析や中和、超音波や大の大人すら吹き飛ばす「対人用ショックウェーブ」を放って攻撃することも可能。
デモリッション
装着者:ゼロワン
災害現場での活動を想定したブーストフォン。アクティブモードでは4足歩行によって複雑な場所でも作業ができる。着身時には右手のチェーンソーと左手の分解用アームでより複雑な分解ができるが、長時間の着信はフォンブレイバーに大きな負荷が掛かる。
ゼロワンがアンカーから脱走した際に持ち出したため、廃盤となった。
アナライザー
装着者:ゼロワン
ネットワーク機能の強化に特化したブーストフォン。無限軌道のベルトドライブに小型マニピュレーターを備え、配線や物理処理等を行う。着身時には有線接続及びVHS電波変換、アクセススピードや処理能力等ネットワーク関連の機能が大幅に強化され、劇中ではウィルス作成やアンカーへのサイバー攻撃等を行った。
デモリッションと同様にゼロワンが持ち出し、廃盤となった。
グラインダー
装着者:ゼロワン、セブン
網島ケイタが正式にエージェントとなって以降に開発された新型ブーストフォン。バイブレーション機能を拡大した局所的な超振動での物体破壊を可能とし、着身すれば対象物の分子構造を瞬時に分析、単体時の数十倍の威力を発揮する振動と、同時に発生するMRF波による流動分解ができる。劇中ではエレベーターのケーブルを切断した他、トラックの荷台を開ける際に金具に付着した氷のみを吹き飛ばした。
デモリッションと同様に高出力であるため、多大な負荷が掛かる。
動物を模したブーストフォンの中で唯一の人型で、胴体部は着信前の分解時にも自立可能。
メディック
装着者:サード、セブン
対コンピューターウィルス用に開発されたブーストフォン。ワクチン生成能力を有し、プラグなどから直接電子機器に送り込む。着身時には生成能力が強化されるだけではなく、ブレイバーのウィルス耐性を上げる。
ソリッドドライバー
装着者:ゼロワン、サード、セブン
通称・ソリッド。
厳密にはブーストフォンではないが、ブーストフォンとの併用を前提としたデバイスであるためここに記載。
装着することで、フォンブレイバーの演算能力を引き上げるノートパソコン型ユニット。
アクティブフォームは存在するが、自立稼働はできずリモコンで操作する。
アクティブフォームのソリッドにフォンブレイバーをセットすることで、2台のブーストフォンを同時に着身する「デュアルブースト」が可能になる。
ただし、デュアルブーストは高性能の代償としてパーツの多さゆえに装着に非常に手間がかかるという欠点がある。