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ミチル(蒼き雷霆ガンヴォルト)の編集履歴

2019-11-11 23:09:18 バージョン

ミチル(蒼き雷霆ガンヴォルト)

みちる

ミチル(蒼き雷霆ガンヴォルト)は蒼き雷霆ガンヴォルト爪の登場人物である。

CV:???


人物

本名・神園ミチル

アキュラの双子の妹である少女。

外観がアキュラより幼いが、これは発育が遅い体質で非常に身体が弱く個人療養所で生活を送っている。

過去に手術を受けた影響で言葉を発する事ができず、もっぱら会話はタブレットを介して行う。


アキュラにとっては唯一の血を分けた妹である為、シスコンと呼ばれかねないくらい愛情を注いでいる。


謎の集団「エデン」に執拗に狙われており、二度拐われている。


序章であるガンヴォルトのオープニングステージで彼は意識を失ったミチルと遭遇するのだが、生前の彼女の面影を感じている。



関連タグ

蒼き雷霆ガンヴォルト爪 双子


アキュラ(蒼き雷霆ガンヴォルト) : 双子の兄


シアン : 初めて遭遇した時に異変を感じていたが・・・?


ノワ(蒼き雷霆ガンヴォルト)





















ミチルの真実


ガンヴォルト爪の重要なネタバレがあります!





パンテーラを撃破後にベラデン最奥において倒れているミチル、既に彼女には息も脈もなかった。さらにガンヴォルト(GV)とアキュラが対峙し互いに銃を向け合うところで終わるのだが、スタッフロール後にベラデン3で再びパンテーラを撃破するとさらにそのシーンの続きが始まる。


妹を失い、やり場のない悲しみと怒りをGVに八つ当たりの形でぶつけるアキュラ、シアンを救えなかったトラウマがミチルを前に蘇るGV。互いに相反する二人は一方は殺る気満々、もう一方はやむを得ず戦うしかない状況で死闘が始まる。


藍の運命

どちらを主人公にしたかで真のラスボスが異なるのだがアキュラだとGV、GVだとアキュラになる。

1ラウンド目で相手を撃破すると、突如ミチルが復活。なんと「SONG OF DIVA」を発動するのである。

倒れた方を覚醒させるミチルであったが、アキュラだとGVに肩入れしている様なミチル、GVだとアキュラに肩入れしている様なシアンに見える異様な状況の中で「爪」の最終決戦が始まる。


わかりやすく言えば「SONG OF DIVA」の覚醒が敵にまわるという恐ろしい状況である。ちなみに片や一度は助けてくれた恩人、片や実の兄である為、両方のシナリオから統合するとこの状態のミチルは撃破されたGVの場合はシアンが、撃破されたアキュラの場合はミチルが守ろうとしたと推測される。


撃破した後にもさらにミチルは撃破された側を庇うように立ち塞がる。この時、既に記憶を失っており何故庇うのかが自分自身でも分かっていない上に自身の名前すら覚えていなかった。



そしてそのミチルが発した声は、GVがよく知る声、アキュラが初めて聞いた声であった・・・(CV:桜川めぐ)


GV側ではシアンがミチルと同化した事を察した上でシアンを救えなかった苦い過去が過ぎったのか、アキュラに早急に病院に運ぶ事を語気を荒らげてまで促す。



一方のアキュラ側ではどちらにせよミチルを無事に取り戻した・・・しかし、ミチルはこれまでの記憶を失ってしまったばかりかアキュラもまた苦いものが残る事となる。


それはアキュラでさえ知らなかった過去にあった。ミチルに施された手術というのは「ミチルの声帯に宿っていた第七波動因子の摘出手術」である。その能力は強すぎた為に幼いミチルの生命が危なかったのである。それが声を失っていた原因であった。

つまり、ミチルはアキュラが最も憎む能力者の内の一人だった。さらにいうと「SONG OF DIVA」のセブンスの本来の能力者はミチルだった。

摘出後に皇神によって極秘裏に移植されたのがあのシアンだったのである。つまりシアンは人工的に能力を宿した生きた宝剣だった事になる。

能力が戻った彼女はやがて発育の遅れと声も取り戻し身体は年相応にまで成長が追いついた。


記憶喪失の中に微かに残るのは自分を助けてくれた人の姿で何度も夢に出てきたが(※)、何者なのか思い出せず、ある日街でその人と同じ容姿の人物と出会うがその人物は何か思うところがある素振りを見せつつも「人違い」と述べそのまま去って行った。


ミチルは相見えぬ関係の二人の行動と信念とその戦いの果てにどこにでもいる一般的な少女という幸せを取り戻した事をその記憶からも消えた「誰か達」に宛てるかのように感謝を述べるのだった。


彼女には実は変化があり、かつてGVに救われ、命を落としても電子の謡精として共にいた生前の彼女の目の色や髪の特徴(髪の色が紫・特徴的な頭頂部のクセ毛・触覚のような髪の一部)がミチルに現れており同化を匂わしている。



一方、アキュラはミチルを置いて神園家を出て行ってしまった。「神園ミチルには兄はいない・自分は復讐者」として再び能力者達を根絶する果てしない戦いの場へと。しかしその決意の中にも大きな揺らぎが起きてしまった。自身の血の繋がった妹が憎むべき能力者(バケモノ)・・・それは信念により自ら葬り去る対象の一人となる事を意味してしまう。

彼はその決意とそれを揺るがす事実を胸に抱きながらもバトルポットに戻ったRoRoと共にどこかへと姿を消した。



ちなみに真エンドを迎えた後に出現する「スペシャルミッション」では説明では「SONG OE DIVA」がこのモードで発動しない事を彼女が説明するが、明らかに自身が能力者である事を自覚しているかのような説明であり、これは次回作への伏線となるのであろうか。




※……ガンヴォルト爪の物語中、ミチルは意識を失っていた為本来はGVと遭遇した記憶は無いはずである。これは前作のシアンの記憶の断片である可能性が高い。



余談

実はインティ・クリエイツが開発を担当したちょっと頭のおか…恥ずかしい内容のシューティングゲーム『ぎゃる☆がん』の続編である『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』にはメインヒロインとしてアキュラ・ミチルたち兄妹同様に「神園」の姓を持つ姉妹が登場している。

その内、姉である神園しのぶとミチルは身につけている髪飾りのデザインがほぼ同じであり(ちなみにしのぶの髪飾りには魔除けの鈴という名称がある)、長い後髪の左側をリボンで結うミチルの髪型も幼少期の頃の彼女の髪型とソックリだったりする。

その他、陽炎のメモリアでミチルたち兄妹の父親である神園から語られた神園家の詳細や妻の人物像もぎゃる☆がんでの神園家やしのぶを思わせるものとなっているのだが、思わせる程度の描写しかないため現状ではアキュラ・ミチルの神園兄妹とこちらの神園姉妹の関連は不明。


ちなみに、GVとアキュラのクエストを80%以上クリアした状態でオールクリアすると二人でさえ知らないある者達の意外な関係や隠された目的と謎が明らかとなるのだが、その内の一人である「傾国の誘惑者」が二つ名通りの人物であった場合、彼女は神園姉妹とも因縁を持っていることになるため、全くの無関係ではないと思われる。

ちなみにこの隠しエピローグで判明したある事実のひとつをアキュラがもし知らないままでいったとしたら、復讐者(セブンススレイヤー)としての信念のままだといずれは彼は本当に取り返しがつかなくなってしまう危険性も孕んでいる事になる。








































白き鋼鉄のXでの彼女


※ネタバレ注意












「ようやく見つけた。バタフライエフェクト・・・いや──」


「ミチル・・・オレの、たった1人の妹・・・」


『ぼくの擬似セプティマ機関も感じてる・・・

カラダが無くても、心が流してる・・・ミチルちゃんの涙・・・』


ミチルちゃんの脳を・・・生体パーツとして組み込んだ・・・悪魔のマシン・・・!』


『こんな姿にされて・・・スメラギめっ!絶対に許さないっ!!』


「いま、オレが楽にしてやる・・・」



アキュラクン、ワタシヲコワシテ








白き鋼鉄のXにおける彼女は数百年前にスメラギ(デマーゼル)によって能力者による世界の実現のために電子の妖精(サイヴァーディーヴァ)の力の利用のために拘束された後に脳だけが摘出されてバタフライエフェクトという生体パーツとして利用されていた。あの爪における可愛らしい姿は微塵もなかった。一部のゲームプレイヤーにとってはあまりにもショックを隠せない程に動揺した者も多くいたことだろう。

アキュラとRoRoは物語開始以前から既にその全貌を把握しており、もう助からないと理解していた上で、数百年の間に世界中のマイナーズを助けながら、彼女を探し求めていた。何故目を背けたくなる程の姿なのかは恐らくいつかの電子の妖精(シアン)のように「他者の介入で逃げられないようにする」「支配を更に盤石にするために必要な生体パーツだけを残した為」という2つの要因だと思われる。

本来、ミチルは父親の神園博士によってセプティマを除去していたのだが、デマーゼル=アシモフがガンヴォルトとシアンを殺した時に能力が彼女の下へと戻っていったと思われる。(彼女自身の体調や命自体はその際どんな影響を及ぼしたかは不明)このことからも、数多くの登場人物の運命と未来を大きく左右することへと繋がっている。


バタフライエフェクト戦のBGMを良く聞き取ると...?




ミチル…長い間…つらかっただろう…せめて兄の手で眠れ…安らかに。


アリガトウ


アキュラにとって妹がどんな姿になったとしてもたった一人の愛する妹であることに変わりはない。

長きにわたる呪縛から解放されることが出来た彼女は上記の最後の言葉を告げこの世を去った。

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