『お待たせしました。アキュラ様。』
CV:恒松あゆみ
概要
神園家に仕えるメイド。通常の家事全般は勿論、情報収集やナビゲートによる戦闘のサポート、アイテム開発といった、アキュラの戦いにおいて、ありとあらゆるアシストをこなすクールな女性。
バイクに乗ってハイウェイを爆走しながら、直接アキュラの戦闘のサポートを行う事もある。
アキュラの体術の師としての面も合わせ持ち、実は『無印』にてアキュラがアシモフに敗北して銃を奪われている際、危機に陥った彼を助けるべく、必殺「メイドキック」によってアシモフを撃退している。
冗談抜きで。
メイドでありながら莫大な個人資産を持っており、アキュラの研究援助をしている。悪く言ってしまえば、病弱なミチルはともかく、アキュラは彼女の「ヒモ」状態となっている事に…。
普段はアキュラに対し、ほとんど感情を表に出さない一歩下がった侍女として接しているが、時として厳しい態度に出る事も少なくない。
一方、おかしなネーミングセンスをしていたり、ジェットコースターに乗りたいと言ったミチルの為に、車椅子にブースターを取り付けようと考える等、やや天然とも言える面も持つ。
現在でこそ有能だが、以前はドジばかりを踏んでいたらしい。
アキュラのサポートやミチルの世話を甲斐甲斐しく行っている一方、神園兄妹の幸せを誰よりも願っており、時折見せる様子からも、本心ではアキュラが偏った復讐心から能力者を無差別に狩り続ける活動に対し賛同していない事がうかがわれる。
その結果、ノワはアキュラにも隠す形で、『爪』のストーリーの裏で独自の行動に…。
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以下、ネタバレ注意
傾国の誘惑者と魔法少女
実は彼女には「傾国の誘惑者」「魔女」と呼ばれていた過去がある。
その内の一つ、「傾国の誘惑者」とは『ぎゃる☆がんだぶるぴーす』に登場した見習い悪魔のくろなが将来的に呼ばれることとなる二つ名であり、ドラマCD「機械仕掛けの儚夢」では神園家の現当主(神園姉妹の妹)とマブダチの「魔法少女」としてくろなが登場。もう一人の「傾国の誘惑者」もガンヴォルトの世界に存在していることが明らかとなった。
「ミチルと同じ年齢の頃は落ちこぼれだった」「縁起物が苦手」「アホ天使直伝メイドキック」「特殊な能力を持つペンダントを作る事ができる(くろな曰く魔界の便利アイテム)」「前述のドラマCDでくろなからノワに入れ替わるシーンがある」など、二つ名以外にも二人の関係については思わせぶりな描写がある。
以下、『爪』に関わる重大なネタバレの為、注意
密かな裏取引
アキュラが『多国籍能力者連合エデン』やガンヴォルトと死闘を展開する中で、実はノワは「ある人物」と密かに連絡を取り合い続けていた。
その人物こそガンヴォルトの戦闘のサポートを行っていた少年・シャオであった。
彼がガンヴォルトに与えていたエデンに関する情報も、ノワからリークされたものであり、それを利用する形で、シャオはアキュラとガンヴォルト、エデンの三つ巴の戦いを誘導していたのである。
シャオがノワに協力させる形でこのような事を行っていた理由は、元々はミチルの第七波動であり、シアンに移植されていた「電子の謡精(サイヴァーディーヴァ)」の第七波動因子を自らの手で独占する事にあり、精神体となっていたシアンとミチルの二人を統合させる事で、ミチルの電子の謡精(サイヴァーディーヴァ)の力が本来の形で覚醒するに至った。
一方、電子の謡精で何かを起こそうとしているシャオウーと異なり、ノワがミチルを危険にさらしてしまう可能性も承知で協力していたのは、自分自身の第七波動によって人生をずっと振り回されてきたミチルの幸せを純粋に願ってであった。
かつて皇神グループの元で行われていたミチルの第七波動因子の摘出は不完全なものであり、それが原因でミチルは声を失った上に病弱な身体となってしまっていた。しかし、シャオとの連携によってシアンに移植された第七波動因子がミチルに戻された事で、ミチルの症状は回復する事になった。
エデンとの戦いの終わり、アキュラが神園家の元から去った後、ノワの能力によって完全な因子の摘出が行われ、ペンダント状の宝剣に封印。一抹の不安を抱きながらも、ノワは約束通りシャオにそれを引き渡す。
ミチルとシアンの統合の影響で、ミチルは「過去」の記憶こそ失ってしまったが、「未来」は残される事になり、ノワは健康体となり平穏な日々を送るミチルに、侍女として支え続ける事になった。
しかし…アキュラはこの事を全く知るよしもなく、ミチルの真実により自身の目的に揺らぎが起きたものの能力者抹殺だけは崩さない意思を持っている為、このままだと彼はとりかえしのつかない事になる可能性が残ってしまっている。
白き鋼鉄のXでは
無印(分岐したとはいえ)から数百年後の世界という設定上当然登場しておらず、(恐らく)数百年前にミチルを取り戻すためにアキュラやRoRoより先に奮闘したと思われるが、物語開始時点では既に故人(若しくは戦死)となっている。