世界観
多国籍能力者連合エデン
膨大な力を持つものの、
数では能力を持たない人々に劣る
第七波動能力者たちが、
国家の枠を超えて集結した多国籍能力者連合。
構成員の多くはかつて無能力者たちによって
虐げられてきた者たちである。
「能力者こそが新たな時代を築く新人類であり、
第七波動を持たない旧人類は滅ぶべき存在である。」
と標榜し、能力者だけの理想国家の設立を目指している。
※公式サイトより引用。
概要
『蒼き雷霆ガンヴォルト爪』にて、主人公ガンヴォルトともう一人の主人公アキュラが敵対する組織。
上記のとおり構成員は全て第七波動能力者であり、無能力者に迫害、差別を受けてきたらしく、それを理由に無能力者への憎悪と復讐を抱き、国という境界線を越えて集結し結成した組織こそが【エデン(楽園)】である。
「無能力者の完全抹殺、抹消」と「能力者だけの理想国家(楽園)の設立」を目標としており、前作の物語よりも前からすでに計画が実行されていたらしい。
前作の敵対組織であった皇神グループのデータや情報、兵器を集めたり奪ったりして利用している。
思想が思想だけに、構成員の殆どが無能力者を殺す事に躊躇いが無く、中には無能力者に非道な改造を行い、愉悦に浸っている危険な者すら存在する。また、トップやG7だけでなく、兵士達の平均年齢も10代~20代前半位と比較的若い様で、ゲーム中の声からもそれが推察出来る。
それ故に、無能力者全てを抹殺して能力者だけの世界を作るという極端な思想に染まってしまったと言え、全体的に見てもエデンのメンバーの活動や行動原理は、前作でガンヴォルトが敵対した紫電率いる皇神グループと比べても、非常に思慮の浅さが目立つ。
人物
前作の七宝剣が「七つの大罪」をモチーフにしていたのと同様、今作のエデンのキャラクター達は「童話」をモチーフにしている。
トップ
謎の少女
ガンヴォルトとアキュラの目の前に突如現れた幼い女の子。
だがその性格や話し言葉は少女のそれではなく、歳を感じさせない程整然としている。
少女でありながらエデンの長であり、エデンをまとめる重要人物。
第七波動を有しているらしいが、その真意は不明。
ウサ耳型のカチューシャ、トランプとあるとおり、彼女のモデルの童話は「不思議の国のアリス」である。
とあるキャラを彷彿とさせるデザインから、情報公開直後から「あれ、もしかしてアイツじゃね?」「謎の少女、いったい何テーラなんだ……」と話題になっていた。
そして発売後、ゲーム本編ではオープニングステージで自ら正体を明かす。
その能力の性質上、鏡の国のアリスもモチーフになっていると思われる。
グリモワルドセブン(G7)
エデンでも特に優れた7人の第七波動能力者たち。
エデンに明確な階級や上下関係は存在しないが、現場での指揮などは彼らに一任されることが多く、構成員からも慕われている。
エデンの巫女たる謎の少女を守護する存在とも言われる
7人それぞれが『宝書(フェアリーテイル)』を有し、前作の七宝剣同様、戦闘時にはそれを用いて変身(アームドフェノメノン)と能力の強化を行う。
オープニングステージでは、後述のテンジアンが模造品の宝剣(皇神のデータを元に作ったが不完全だった)を使って変身しており、能力の強化もそれ程ではなかったが、その後エデンが『電子の謡精』の力の断片、『ミラーピース』を入手。
未完成の宝剣にミラーピースの力を加え、宝剣どころかそれを超える新たな変身・強化アイテムとして、宝書を完成させた。
宝剣は皇神による能力者の制御・管理を目的に作られた物であり
宝剣なしでは能力が使えない上に、変身にも精神高揚や欲望の増幅・表面化などの副作用(本編やドラマCDの会話を参照)が見受けられたが
エデンのメンバーは能力因子の摘出などはされていない為、生身でも第七波動能力が使える。
よって宝書による変身は純粋に能力の強化が目的であり(後に他の目的があったことも明かされるが)、変身後のG7の力は七宝剣を上回る。
なお、宝剣には「実在する日本古来の名刀などを素材に皇神が加工して作ったもの(銘や、刀にまつわる逸話が七宝剣のキャラ性と関連付けされている)」という設定が存在したが
宝書に関しては今のところそうした設定は明かされていない。
上記の通り、一人一人が童話の登場人物をモチーフとして割り当てられている。
また、メンバーの名前の元ネタは前作が自動車だったのに対し、今作はミサイルの名前ではないかと考察されている。
「海を越えて国を脅かす侵略者」だからだろうか。
ここではメンバーそれぞれの通称、第七波動、モデルの童話をまとめる。
テンジアン
テセオ
ガウリ
ニケー
ニムロド
- 流麗なる人魚(グレイトフルマーマン)
- 第七波動:リキッド
- 童話:人魚姫
- 名前の由来になったミサイル:ニムロッド(イスラエル)
アスロック
- 糸紡ぐ操手(ピグマリオンファーネス)
- 第七波動:パペットワイヤー
- 童話:ヘンゼルとグレーテル
- 名前の由来になったミサイル:アスロック(アメリカ)
ジブリール
- 鉄血の核衣(フルメタルジャケット)
- 第七波動:メタリカ
- 童話:赤ずきん
- 名前の由来になったミサイル:ガブリエル(イスラエル)
戦闘に敗れると変身体は爆発四散。
肉体や魂ごと宝書に戻り、そのまま燃えてしまう。
宝書に組み込まれていた電子の謡精の力の断片(ミラーピース)が解放され、シアン(RoRo)に回収される。
関連タグ
黒い本棚、バッドエンド王国:いずれも彼らと同様に童話や昔話をモチーフとした敵組織。本を悪用して人々を苦しめるという共通点を持つ。