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アシモフ(蒼き雷霆ガンヴォルト)

あしもふ

アシモフ(蒼き雷霆ガンヴォルト)は、インティ・クリエイツのゲーム「蒼き雷霆ガンヴォルト」シリーズの登場人物である。

概要

CV:雪田将司

能力者の自由の確立の為に活動するレジスタンス組織「フェザー」の創始者の一人で、実働部隊「チームシープス」のリーダーも務める。年齢は24歳と軍事組織の指揮官としては若い。
作戦時のコードネームは、「シープスリーダー」。

長身で青白の長い銀髪が特徴で、常にサングラスを掛けており、これは防弾機能を持った軍用物でもある。やや優男風な外見だが、作戦指揮官としての能力は非常に高く、冷静沈着な判断力とガンヴォルトですら「フェザー最強」と言わしめる程の戦闘力の持ち主。
銃器類の扱いに長けており、普段は対戦車ライフルにも見えるスナイパーライフルを武器として利用し戦っている。
一方、日本人では無いにも拘らず英語交じりのおかしな口調で喋る等、漫画に出てくる怪しい外国人的な面も持ち合わせ、仲間達からも「英語の使い方を間違っている」と指摘されているとの事。
本当に外国育ちなのだろうか…?

かつて、皇神グループの元で実験台として囚われていたガンヴォルトを救出し、その後もガンヴォルトに戦闘訓練を始めとする様々な事を教えており、ガンヴォルトにとっては育ての親であり兄の様な存在で、絶対の信頼を得ている。
アシモフ自身も、ガンヴォルトの良き理解者であり、フェザーの戦力の中核であった彼が皇神グループの元でシアンを救出したのを機にフェザーから抜ける事を希望した際も、その後ちょくちょく依頼をしてはいるものの、脱退自体は認めている等、比較的に寛容な姿勢をとっている。

愛用するライフルの名称は『E.A.T.R.(イーター)』で、『Electromagnetic.Anti.Tank.Rifle.(超電磁対戦車ライフル)』の略称。ガンヴォルトに支給されているダートリーダーとは共通規格の兄弟銃である。ダートリーダーが拳銃型であるのに対し、E.A.T.R.はスナイパーライフルに近いレールガン型で、有効射程は5000m、秒速7kmという超高速で弾丸を撃ち出す。長距離狙撃戦においては使用者に高度の狙撃スキルが求められるので、これを使いこなすアシモフの高い戦闘力が伺われる。

アシモフの声を担当した雪田氏は、アシモフというキャラクターやガンヴォルトの作品に対して並々ならぬ愛情を持っているらしく、ガンヴォルト関連のイベントでは、アシモフが掛けていた物と同じ形のサングラスを掛けて登場し、アシモフ語録を披露している。


関連タグ

蒼き雷霆ガンヴォルト ガンヴォルト シアン モニカ ジーノ



















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その真意

迸れ、蒼き雷霆(アームドブルー)… 我が敵を貫き滅ぼせ…!!


「迸れ、蒼き雷霆(アームドブルー)… 我が敵を貫き滅ぼせ…!!」

実はアシモフは、ガンヴォルトと同じ「蒼き雷霆(アームドブルー)」の第七波動を持つ能力者で、『蒼き雷霆ガンヴォルト』のラスボスでもある。必殺技もガンヴォルトと同じ『ヴォルティックチェーン』。
電撃の破壊力はガンヴォルトをも凌駕するのだが、常に暴走状態となっていて長期戦に向かないという致命的な弱点も抱えており、普段掛けているサングラスは、自身の能力の暴走を抑える為の「制御装置」であるのと同時に、自らの心の奥底に眠っている本心を隠す為の「仮面」でもあった。

普段は能力者も無能力者も分け隔てなく接していたその本性は、目的の為には手段を選ばず、必要ならば味方も躊躇無く殺せる程の冷酷さと独善ぶりを兼ね揃えた危険人物。「無能力者を皆殺しにして能力者だけの世界を作る」という狂気に満ちた選民思想を抱いており、自身が創設に関わった組織であるフェザーも、最初から皇神グループを壊滅させた後に無能力者を撲滅する目的の為のものであった。
自らが第七波動の能力者であった事実は、組織の中でもほんの一部の人間(おそらくフェザーの真の設立目的に賛同していた能力者)しか知らなかったらしく、身近な存在であったガンヴォルトやジーノはおろか、モニカですらも知らなかった。

ガンヴォルトの公式ビジュアルブックである『オフィシャル・コンプリート・ワークス』によると、かつては日本国外で育った孤児であるのだが、何らかの理由で日本に密入国を行った際に皇神グループに囚われており、その時に蒼き雷霆(アームドブルー)の適性が認められた結果、プロジェクト・ガンヴォルトの実験体として利用される事になる。
実験台としての識別名は「タケフツ」で日本神話に登場する雷神タケミカヅチ」の異名「建布都神(たけふつのかみ)」に由来。
しかし、能力を開花させる事には成功したものの、制御する事までは出来なかった結果、『失敗作』の烙印を押されてしまい、モルモットとして様々な実験を受けさせられた結果、無能力者を中心とする世界への常軌を逸した憎悪と能力者を至上とする歪んだ選民思想を植えつけるに至った模様。
最も「不法入国」というれっきとした犯罪に手を染めなければ、このような事にならなかった事実を踏まえると、無能力者そのものへの憎悪は「完全な逆恨み」でしかないと取れなくも無いが…。

様々な人体実験の末、自らの能力を暴走させてしまうに至ったアシモフは、研究所を消失させてしまうほどの惨事を引き起こしてしまい、その混乱に紛れて脱走。どうにか国外への脱出に成功し、能力者の人権保護に理解を示す団体に潜り込み、その影響力を利用してフェザーを創設させるに至っている。

劇中では、ガンヴォルトを利用して皇神グループの主力を次々と潰させていき、決戦時に紛れて姿を消しているが、指導者であった紫電を抹殺する事に成功した後、ガンヴォルトとシアンの前に姿を現し、皇神グループ壊滅の混乱に乗じて、自らの真の目的である無能力者の撲滅を実行に移す事を宣言。皇神グループの衛星拠点やシアン、そしてガンヴォルトの力を利用すべく、彼等に自らの元へ戻り協力するよう誘うが、自らの考えが紫電やアキュラと同じだと拒絶された結果、掌を返したアシモフは、アキュラから奪い取っていた対能力者用の拳銃「ボーダー」を使ってガンヴォルトとシアンの二人を殺害する。この時、特定の条件を満たしていればシアンによってガンヴォルトは蘇生されるのだが、シアンが人間として死を迎えてしまう事実が変わる事はない。
その後、軌道エレベーターに乗って拠点から脱出しようとした所で、シアンの最後の力によって復活したガンヴォルトが追いつき、アシモフは自らの第七波動を解放。更にはアキュラの銃である「ボーダー」に装填されている対能力者用の銃弾で第七波動の能力を封じる「グリードスナッチャー」も行使する形で、軌道エレベーター内を舞台にガンヴォルトと最後の激突を繰り広げる。

シアンによって能力を極限にまで高めたガンヴォルトを見たアシモフは、シアンの事について謝罪する事も無く再度自らに協力を求めるも、身勝手過ぎる屁理屈でシアンを殺されたガンヴォルトが従うはずも無く、その感情を「ナンセンス」と切り捨てて今度こそ本気でガンヴォルトを殺そうとするも、最後は彼との蒼き雷霆(アームドブルー)同士による攻防に競り負ける形で敗北。最後の最後まで自らの歪んだ価値観と理想をガンヴォルトに押し付けたまま、息絶える事になった。
その後、軌道エレベーターが地上に降下した直後、アシモフの死体と共にいるガンヴォルトの姿がジーノとモニカの二人に発見され、ガンヴォルトは何も言わずに彼らの元を去った所で物語は終わる。
ガンヴォルトとしては、アシモフの事を信じ続けていた二人…特に個人的に想いを寄せていたモニカには、残酷な真実を告げる事がどうしても出来なかったのかもしれないが、この事が後に「大きな誤解」を招かない事を願いたいものである…。

なお、アシモフが自身を異性として意識していたモニカの想いに気づいていたのか、またどう想っていたのかについては全く明かされていないが、「自らの理想を拒絶した」という理由だけで、同じ能力者であるガンヴォルトやシアンを平然と殺害している点を見ても、いずれは「用済み」と見なして殺すつもりだった可能性が高い。

また、ネットラジオ内で判明した真実だが、アキュラの父親である神園博士は、皇神グループで第七波動の能力者を使った人体実験中に起きた暴走事故で死んでいるのだが、実はその時に力を暴走させて神園博士を含む研究員達を死に追いやった被験体こそ、当時皇神グループに捕縛されていたアシモフであった。
結局アキュラは、自らの父親の仇である能力者本人(『仇』と言うのも筋違いに等しい)が既に死んでしまったという真実を知る事の無いまま、その後も能力者狩りを続けていく事になってしまっている。

余談
『オフィシャル・コンプリート・ワークス』によると、アシモフのキャラクターのモチーフは『某アメコミのヒーローで、超能力者集団のリーダー』であること語られており、おそらくはマーベル・コミックX-MENの中心人物の一人であるサイクロップスがモチーフになったと思われる。
つまりアシモフは、最初から「無能力者」の撲滅を掲げる狂信的な指導者として設定されていた事になる。










ここから先は更なるネタバレの為、注意










ガンヴォルトシリーズの外伝作となるストーリー「白き鋼鉄のX」。
実はこの世界は、『無印』にてガンヴォルトとシアンの二人がアシモフに殺されたままで終わってしまった場合の未来(100年後)となっており、当然この世界のアシモフは、復活したガンヴォルトに倒される事は無く、生存している。

ガンヴォルトとシアンの二人を殺害して、邪魔者全てを排除したアシモフはその後、皇神グループを乗っ取り、表向きはあくまでも「能力者と無能力者の共存」を掲げていた組織の方針を、自らの狂信的な理想であった「能力者による無能力者達の撲滅」へと転進。
更には皇神グループが欲していた『電子の謡精(サイヴァー・ディーヴァ)』の第七波動の本来の能力者であるアキュラの双子の妹・神園ミチルを捕らえ、彼女の脳髄を摘出して機械に組み込んで全ての能力者達を操る為の装置「バタフライ・エフェクト」に改造してしまうという非道極まりない所業を行っている。

そして自らもまた、「能力者だけの世界を管理・支配する守護者」となるべく、『蒼き雷霆(アームド・ブルー)』の能力によって自らの身体そのものを電脳化。能力者以前に人間である事すら捨てたアシモフは、「人類進化推進機構スメラギ」と名を変えた皇神グループの管理を担うAI「デマーゼル」として、組織だけでなくバタフライ・エフェクトに改造されたミチルや「セプティマ・ホルダー」と呼ばれるようになった世界中の能力者達を自らの奴隷にする形で、「マイナーズ」と呼ばれる様になった無能力者達の虐殺を行っていたのである。
更に、シアンの代用品とも言える「バタフライ・エフェクト」に改造されたミチルに対し、自らの直轄の部下であるブレイドもまた、ガンヴォルトの代用品として人工的に『蒼き雷霆(アームド・ブルー)』の能力を植えつけた元・マイナーズの女性で、素体となったのはマイナーズの生き残りの少女・コハクの実の姉である。

とどのつまり、本作における世界が、セプティマ・ホルダー達によってマイナーズ達が虐殺される悪夢の様なディストピアとなってしまった諸悪の根源こそが、このアシモフだったのである。
この事からも、本編においてガンヴォルトが恩師であったアシモフを討った行いによって、数多くの無能力者や能力者の未来が守られていた事実が理解できる。
また、本作においても、サイボーグという形で100年以上も姿が変わる事無く生存していたアキュラの活躍によって、アシモフの歪んだ支配体制が徐々に狂いが生じていく事になっている。

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