REV-9
れぶないん
概要
演：ガブリエル・ルナ
吹き替え：小松史法
スカイネットが存在しない未来(2042年)に於いて、人類に反逆したAI「リージョン」が開発したターミネーター「REVシリーズ」の最新型。
ジョン・コナーに代わり人類抵抗軍の最高指導者となるダニエラ＝ラモス(ダニー)の存在を抹消するべく、審判の日以前の少女時代のダニーの元に送り込まれた。
機体構造
『2』のT-1000と同じ液体金属と、T-800のような金属骨格の両方を兼ね備えており、3に登場したT-Xに近い特徴を持つ。
開発の経緯が異なるためか金属骨格の形状がスカイネットのTシリーズとは異なっており、より人間の骨格に近くなっている。また液体金属も、Tシリーズとは対照的に黒くざらついた質感が特徴。
T-Xと異なり未来の超兵器は内蔵しておらず、腕を刃物や鈍器に変形させての格闘戦や、現地調達した銃器で戦闘を行う。
最大の特徴として、金属骨格の本体と、人間姿の液体金属の分身と二人に分かれて活動する機能を備えている。本体で自動車を運転しながら分身でターゲットに攻撃を加えるといった器用なことも可能。
耐久力の面でも歴代最強と思われ、対戦車ロケットの直撃や、液体金属部分の内部からグレネード弾で爆砕されるなど、旧型機が機能不全や致命傷を負っていた攻撃からも難なく復活している。
液体金属部分はT-1000に比べると容易く形状を崩される描写が多く、結合が緩いように見受けられるが、これは液体金属のみで活動する際に銃撃されても体勢を崩しにくいメリットになっている。爆発物で粉砕されても、バグを起こさず素早く復帰することが可能。
体重は歴代ターミネーターの中でも特に軽量で、金網に掴まった状態から大きく跳躍したり、水中から泳いで浮上することもできる。その反面、ロケットランチャーで大きく吹き飛ばされたり、T-800や強化人間との格闘戦で力負けする様子も見られる。
液体金属を介してコンピューターにアクセスする機能も持つ。すさまじい演算処理速度を誇り、アメリカ中の監視カメラやSNSを覗き見てターゲットの居場所を特定したり、ドローンを遠隔操作して攻撃を仕掛けることもできる。
人格ソフトウェアも非常に洗練され、ジョークを多用して容易に人間社会に潜入し、さらには潜入した組織集団をターゲット捕縛に活用することができる。
劇中では国境警備隊のオペレーターとして、既存の人物に変装せず、基本形態の顔のまま現場の警備隊員に指示を出し、ダニーたちを捕縛させた。
金属探知機に引っかかったときに「戦争の負傷で骨に金属を入れた」ととっさに誤魔化すなどの機転も効く。
未来世界の回想では、旧型モデルの「REV-7」が登場している。