日本ひきこもり協会(Nippon Hikikomori Kyokai、略称:NHK)の陰謀に気が付いた自宅警備員がひょんなことから謎のヤンデレ美少女に調教されることになった日々を描いた滝本竜彦作の小説である。
作品解説
作者の滝本竜彦もかつて引きこもりだった時期があり、それが元で大学を中退するなど、主人公の設定は作者自身をベースとしている。ほかにも、作中の多くのエピソードに作者の実体験が反映されている。
『月刊少年エース』2004年2月号から、大岩ケンヂによって漫画化された。読者アンケートでは常に上位をキープしていた。なお、連載開始当初は原作小説を丁寧に漫画化していたが、次第に原作とは全く異なるストーリーになってゆく。
2006年夏からアニメが放送された。タイトルは『N・H・Kにようこそ!』とアルファベット部分を中黒で区切って表記されている。理由はNHK(日本放送協会)への配慮であり、詳細は後述。前半は漫画版を、終盤は原作小説をベースにしている。
2006年12月15日にはそのNHKの番組『ビジネス未来人』にて本作品および作者が取り上げられた。また、2007年12月1日の『日めくりタイムトラベル』でも作者がスタジオ出演とリポートを担当し、「日本ひきこもり協会を略してNHK」と紹介された。
2006年9月15日より、コミュニティサイト「BEWE」にて、オフィシャルサポーターズクラブ「日本ひ○こ○り協会 BEWE支部」が開設された。
あらすじ
大学を中退して4年目の佐藤達広は、ひきこもりとなっていた。佐藤は、自分が大学を辞め、無職でひきこもりであることなど全てが、謎の巨大組織の陰謀であると妄想する。その組織の名はNHK(日本ひきこもり協会)。
そんな折、中原岬と名乗る謎の美少女が佐藤の前に現れる。佐藤をひきこもりから脱却させるべく、岬は「プロジェクト」の遂行を宣言。その「プロジェクト」の目的が不明のまま、岬による佐藤のカウンセングが始まる。
登場人物
主要人物
佐藤達広
『日本・ひきこもり・協会』
山崎薫
『日本・ヒステリック・協会』
中原岬
『日本・悲観・協会』
柏瞳
『日本・ひ弱・協会』
その他の登場人物(アニメ版・漫画版のみ登場)
緑川七菜子
山崎薫の彼女。声優を目指している。
城ヶ崎彰
柏瞳の夫。妻に不倫されそうになったりDVまがいの事されたりするかわいそうな人。
小林恵
佐藤達広の同級生でアムウェイの人。アムウェイが潰れた後、復学した。
小林友一(漫画版は小林四郎)
小林恵の兄でトロトロさんの真の姿。ひきこもり。
ひきこもり星人
漫画版・アニメ版のマスコットキャラ
魔法少女ぷるりん
アニメ版に登場するマスコットキャラっぽい存在。
関連イラスト
表記揺れ
佐藤君、このPixivには『N・H・K(日本・表記揺れ・協会)』の陰謀によって
様々な表記揺れタグが存在しているわ
そう、きっとこれは陰謀よ
NHKにようこそ NHKにようこそ! N・H・Kにようこそ N・H・Kにようこそ!