概要
シアナスとは、『イルーナ戦記』に登場する戦神オリティウスの神の子であり、スルビニア帝国を統べる女帝メザルーナ二世を補佐する軍師である。
以下にネタバレを含みます。閲覧は自己責任でお願いします。
正体
神の子や軍師は表向きで、実際はイルーナ12神がイルーナを作る際に正のエネルギーに反して生まれた負のエネルギーが神の子シアナスの身体を奪ったもの。闇の意思そのものであり、EP1の黒幕。
EP1での暗躍(一部)
・種神スピーシアに恋をする戦神オリティウスを唆し、同じくスピーシアに恋をしていた義の神と争わせ地上を荒廃させる。
・戦争に加わらず中立の立場から戦いを観察していたオリティウスの副神である勇の女神グリーシアを、存在に気付かれる前にオリティウスを唆して神の座から落とす。
・オリティウスが神の子を作る際に、子として産まれる筈だったシアナスの自我を奪い、自分のものとして実体を得る。
・オリティウスが正体に気付く前に神力炉に捕らえ、自身及びスルビニアのエネルギーとして利用する。
・スルビニアの発展をずっと見続ける事ができない事に悩むメザルーナを、新しい神に迎えると欺き軍師になる。
・表向きは軍師として振る舞いながら、無茶な政策や作戦を強いる。理不尽な圧政や増税に声を上げる人々は監獄送りにする。
・人々に封印されていた竜を解放して捕らえ、自然のテロもしくはエネルギーとして利用する。
・クレーターができる程の火力を持つ魔法兵器を開発させ、パルル共和国の国境であるマレル聖域の爆破を指示。その爆風により、近くにあったバイルーンの街が火の海に。
・自分の分身である闇の結晶を作りイルーナへと放ち、神の座を追われ自分を見失っていたグリーシアを堕天させる。
・堕天使グリーシアを通して闇神デュンケリスの配下ヴェーテンデスを堕落させ、闇の領域の主であるデュンケリスを闇の館に幽閉し、イルーナ侵攻を宣言させる。
・スルビニアからパルル共和国を経由してミスルナ連邦へと物資を輸送し、ガイスト村で魔法兵器を起爆。パルルとミスルナの関係を不信な状態にする。
・ミスルナと和平を結ぼうとするパルルの外交官を、ミスルナの主な民族であるディール族に変装したゴブリンを仕向け殺害し、パルルとミスルナの国交を一時断絶させる。パルルと同盟を結び、連合軍としてミスルナへの侵攻を指示。
・キュール族の集落であるキュリオルトを兵器で制圧し、エネルギー施設を作る為に解体を指示。
・人体変格の波動を放つことで他種族をヒューム族にする装置ヒューマナイザーの稼働に多くの女神の雫が必要なため、鉱床であるディーロルトの制圧を指示する。
・首都と工業都市レグスの間にあるエルフの街エリルダンをエルフを追い出す目的で魔法兵器を用いて爆破。エルフを追い出すことには成功するが、水分も蒸発し人の生きることかできない不毛な土地になる。
・メザルーナ二世に神の力の一部を与え、冒険者と戦わせる。冒険者に敗れ、より多くの力をシアナスに求めたメザルーナを殺害。
結末
冒険者に敗れ、まだ終わっていないと抵抗するが、神力炉から助け出されたオリティウスに動きを封じられる。その後、光が大きくなれば闇も大きくなると言い残し、天空神アルマスに封印された。
EP3のシアナス
EP1のシアナスとは別人。
イルーナ界(EP1とは別世界のイルーナ)では邪神ウーベルの侵攻を阻む竜の巫女メザルーナの家臣として猿人を率いていた。しかし、ウーベルに負けバラバラにされた神アルマスの欠片の1つを所持したことで力を手にいれ、イルーナ界を統べようと猿人の一部を操りメザルーナに反旗を翻す。
冒険者との戦闘後、シアナスの意思に反発し暴走した神の欠片を隠れていたゾルテに奪われる。力を失った事でEP1のカリスマも吹き飛ぶ小物ぶりを見せ、遅れてやって来た重装騎兵テルーに捕まり連行された。
ボーダーレイドのシアナス
イベントを除きラーアトンに次ぐ二番目のボーダーレイドボスとして実装された。
第一形態ではシアナスに固定ダメージを与える鏡を、シアナスの召喚する闇の眷属に破壊されないように防衛することになる。眷属には大したダメージを与えられないものの、HPが少ないので手数で攻撃し続け撃退する。
第二形態ではシアナスが鏡を破壊し、異形へと変化する。ワープを多用し、一定間隔で闇の帳を召喚してプレイヤーを分断する等、プレイヤーを妨害する要素が多くなる。闇の帳は時間内に破壊すればシアナスに大ダメージを与えるが、破壊できなければ消滅と共にフィールド全体に全体即死級攻撃を行う。プレイヤーの攻撃では破壊が困難な為、同時に召喚される闇の思念体を誘導し自爆を利用して帳にダメージを与えなければならない。
実装直後はギミックの複雑さから時間がかかりすぎて討伐できずに経験値を得られない事も多々あった。
現在ではウーベルにレイドの時間を譲り、ボーダーレイドの座を降りている。