あらすじ
両親とドラえもんに誕生日を祝ってもらうのび太。
その最中、のび太のお嫁さんについて、話題が出たことから、のび太は自分にお嫁さんが来てくれるか不安になったことから、ドラえもんと共に25年後の未来に向かう。
25年後の時代。野比家は取り壊され、跡地は、公衆トイレと化していた。
町は、すっかり変わっていた為、交番に赴く2人。交番にて、この時代ののび太は、今から10年前にマンションに引っ越したことを教えてもらい、2人は、そこに向かう。
12階の68号室。のび太は、とうしめがねを使って、部屋を覗くが、そこにいた女性は、怖い顔をした見知らぬ女性だった。
動揺するのび太は、別の女性に捕まってしまうが、その女性こそ、25年後のしずかであった。
しずかは、のび太が息子のノビスケだと勘違いしており、先程の怖い顔の女性の前に連れて行き、謝らせる。
怖い顔の女性の正体は、ノビスケの友達のスネ太郎の母親であり、スネ太郎が、わんぱくなノビスケに泣かされたことから、謝罪を要求してきたのだ。
スネ太郎の母親が帰った後、しずかに尻叩きをされるのび太だが、そこにノビスケが帰宅。のび太は、父親として、ノビスケに説教を始めるが、目の前にいるのび太が自分の父親の子供の頃であることを知る由もないノビスケは、のび太が自分に化けた宇宙人だと思い、襲いかかってきた。
ドラえもんとのび太は、急いでタイムマシンに乗り込もうとするが、タイムマシンを止めてある公衆トイレの個室は使用中だった為、2人ともノビスケに叩きのめされてしまう。
ボロボロになりながらも現代に戻ってきた2人。しずかが誕生日祝いに来てくれたことを知ったのび太は、しずかが将来の嫁であることを知ったばかりであることから、恥ずかしがるのだった。
余談
単行本収録のエンドカードでは、誕生日パーティーを終えた後、のび太がしずかと手を繋ぎながら、しずかを家まで送っていき、ドラえもんが2人を見守るシーンが描かれており、このシーンは、大山ドラでのアニメ版でも再現された。
単行本版では、この次の話が「さようならドラえもん」であることから、この話は、のび太の恋愛面での一応の最終回ともいえる。