このキャラクターの存在そのものが重大なネタバレにつき注意!!
CV:上田麗奈
概要
『コードギアス 奪還のロゼ』のキーパーソン。
ネオ・ブリタニア帝国に囚われている「皇サクヤ」の正体。
その容姿・声はサクヤと瓜二つで、作中において正装を身に着けているサクヤは(一部を除いて)彼女の変装である。
皇家の親類(おそらくホッカイドウ皇家の分家と思われる)でもあり、元々は有事に備えて用意されたサクヤの影武者で、容姿も幼いころから瓜二つだった。その都合上常に傍に仕えていたが、サクヤからは大切な同性の友人として尊重され、自身もサクヤのことを「さーちゃん」と呼ぶほど親しい関係だった。
ネオ・ブリタニア帝国の侵攻の際にサクヤと共に逃亡したが、ホッカイドウブロック内部から手引きした裏切り者であるカークウェイン兄弟によって雪原まで追い詰められ、ナイトメアフレームによる攻撃の余波で繋いでいた手が離れてしまい、吹雪の中で吹き飛ばされたサクヤだけが逃げおおせる。
以降、ネオ・ブリタニアからサクヤを守るため影武者としての任を継続、アインベルクを欺きながら数年に渡りアバシリ収容所の個室に軟禁されていた。
そして光和7年、「七煌星団」およびアッシュによる救出チームの指揮官として収容所に潜入してきたロゼことサクヤと再会を果たす。
所内をギアスで掌握した彼女の手配で逃亡用の飛行艇に乗り込もうとするが、キャサリン・サバスラの奇襲により失敗し、身柄を政庁へ移され再び離れ離れとなってしまう。
その後は引き続き影武者としてサクヤを名乗るも、表の身分であるサクヤがブリタニア皇族であるシェリーの血を引くことから、キャサリンを「騎士」として付けられると共に、謀殺されたカリス・アル・ブリタニアの次代となる第101代ネオ・ブリタニア帝国皇帝「サクヤ・スメラギ・メ・ブリタニア」として担ぎ上げられる羽目になってしまった。
即位後は権限を行使できないお飾りの立場を嘆きつつも、再会したナタリア・ルクセンブルグからサクヤの安否を聞き希望を捨てず己を保っていた。しかし、ナタリアと同じくシェリーに仕えていたことがあるヴァルター・リントシュテットに正体を見破られてしまうが、それは仕えるべき主の娘であるサクヤの安否を確認するためであり、彼から自身の行動がサクヤを守るためであれば喜んで協力すると申し出られ戸惑いながらも了承する。
その後、彼のサポートもあり日本人の救済制度を進められるところまで内政面に食い入るところまで到達し一部の賛同者を得ることにも成功する。
だが、それを快く思わないキャサリンから「お飾りはお飾りらしく強者に従えばいい」と恫喝されるが、一切怯むことはなく「暴力で他者を屈服させることが強さなのか」と毅然と反論。
これにキャサリンは肯定し「強さとは純然たる力」だと豪語するが、それを「寂しい強さ」と評し、「人の弱さを憎まないで」と諭す。
最終幕のネタバレにつき注意
ノーランドの目的が動いた時、その危険はサクラの身にも及んだ。皇宮を襲うロキから逃れるためヴァルターと共に地下へ退避した後、キャサリンと合流。自分の信じる強さをキャサリンに伝え、彼女の心を動かした。
今や国賊…いや、人類に仇なすノーランド・フォン・リューネベルクに対し、見せつけるのです。
私達の底力を!
その後、キャサリンから受け取ったクイーンの権限が入った端末で皇宮を脱出して、拝借したサバスラ隊のカムデンで前宮に移動。ロキの出現がノーランドの仕業であると判明したことでノーランドを「人類の敵」として定め、全軍に七煌星団との協力及びロキの排除を命令した。
「お飾りの皇帝で影武者でもできることをする」、その信念のもとで行動した結果、ネオ・ブリタニアと七皇星団の共同戦線を実現した。
戦後はサクヤに皇帝の権限を返上。影武者の任を解かれ秘書官になり、容姿を差別化するため髪を短くしている。
余談
本作において、上田氏はロゼ/サクヤの二人一役に加え、サクヤとサクラの一人二役をこなすという変則的な出演をすることになった。